ベッドの処分方法や手順を解説! 捨てる以外に処分できる7つの手段

ベッドを処分したいけどどうすればよいのかわかない方はいませんか? 場所を大きくとるベッドは他の家具と比べて面積が大きいでしょう。重量も軽いスチール製ならまだしも木製の本格的な二段ベッド・ダブルベッドになれば、処分のために持ち運ぶだけでも大変ですよね。

実際に、どこで処分をしてもらうのか、具体的な方法を知っていないと気軽に市町村のゴミに出すこともできません。
この記事では、ベッドを処分したいときにどのような方法があるのか、費用や労力はどのくらいかかるのかについて解説します。ベッドを処分する時にはどんなことに気をつければよいのか? いくつくらい処分の方法があるのかなど詳しく紹介します。

目次
  1. 1. 基本的なベッドの処分方法を2つ紹介!
  2. 1.1. 1【売る・譲渡する方法】
  3. 1.1. 2【処分方法】
  4. 1. 下取り・売る場合の各処分方法の特徴
  5. 1.1. 1【下取りの特徴】
  6. 1.1. 2【オークションの特徴】
  7. 1.1. 3【フリマの特徴】
  8. 1.1. 4【リサイクルショップに持って行く】
  9. 1.1. 5【買い取り業者に依頼する】
  10. 1.1. 6【譲渡・寄付の特徴】
  11. 1.1. 7【引越し業者に回収してもらう】
  12. 1. お金をかけない方法
  13. 1.1. 1【注意点】
  14. 1. ベッドを捨てる前にサイズや重量など、どのくらいの規模かを把握する!
  15. 1.1. 1【ベッドのサイズ順名称】
  16. 1. お金をかけて捨てるなら、何をすべき? 手順と方法を解説
  17. 1.1. 1市のゴミ回収ルールを確認する
  18. 1.1. 2民間事業者に回収してもらう
  19. 1. ベッドパーツごとに捨てる方法が違う!
  20. 1.1. 1【ベッドのパーツ構成】
  21. 1. ベッドを解体したら処分方法はどうなるの?
  22. 1.1. 1【小さく解体すれば、一般ごみに出せる?】
  23. 1.1. 2【サイズ制限について】
  24. 1.1. 3【他の区によるベッドの回収手数料とサイズ制限】

基本的なベッドの処分方法を2つ紹介!

ベッドを処分する場合には、リユース(売る・譲渡する)と市・業者による回収の2つがあります。

譲渡する(リユースやリサイクル)、売るなどの処分方法には、いくつか選択肢があります。

1【売る・譲渡する方法】

オークション
フリマ
リサイクルショップに持って行く
買い取り業者に依頼
知人に無料で譲渡
掲示板で譲渡する相手を探す
下取り
引越し業者に引き取ってもらう

2【処分方法】

粗大ごみとして自治体(市区町村)に回収依頼する
ごみの回収業者やメーカー、ご購入店、清掃業者などに個別に回収依頼する

下取り・売る場合の各処分方法の特徴

ブランド家具など需要のあるものは売れるかも?

1【下取りの特徴】

買い替えをする時に、メーカーや販売店が古いベッドを引き取ってくれるサービスが下取りです。下取りは売る場合と違って、値引きが一定の場合がほとんどなので、それほど価値の高くないベッドを下取りに出すのがお得です。
ベッドを下取りしてくれる会社として、有名なところでは無印良品やニトリなどがあります。どちらも寝具を取り扱っている会社なので、ベッドの購入と下取りを同時にできます。

2【オークションの特徴】

オークションで有名なヤフオクやモバオクがあります。ベッドは、シングルで2~3万円が相場です。安いものだと5000円を切ることも少なくありません。
ダブルだと3~6万円で幅があり、LAURA ASHLEYなど高いものだと10万円を超えます。中古より新品の方が売れやすく、たとえ中古でも美品や使用期間が1~2年といったベッドが売れやすでしょう。

3【フリマの特徴】

ベッドはフリマのサイトやアプリでは主力品ではないので、あまり売れないのが特徴です。安く売られているベッドの多くは買い手がついていないので、1万円前後のシングルベッドや安いリクライニングベッドが売れていますね。

4【リサイクルショップに持って行く】

ベッドをリサイクルショップに持って行く場合、オーソドックスな木製ベッドやパイプベッドはほとんど値がつきません。しっかりと下値がつくのは高級ベッドや未使用の場合です。使用済みでキズが多い、汚れがひどい、臭いがあるなどは買い取り対象にならないと考えましょう。

5【買い取り業者に依頼する】

自身の手で持ち運ばずに買い取り業者に依頼する方が手間は少なくなります。電話やメールフォームなどから依頼することが可能です。ただし、手数料が無料といっている業者であっても一定の金額以上にならない場合などに手数料が発生したりします。

また、どんなベッドかを口頭(選択肢・説明など)で確認した上で買い取りできないと判断されることがあります。素材的によいベッドである場合やメーカーもので高く売れる自信がある場合のみ積極的に利用しましょう。

6【譲渡・寄付の特徴】

知っている人や親戚にベッドを引き取りたい人がいないか探すことができれば、費用をかけずにベッドを処分することができます。周囲にベッドが欲しい人がいなければ、ジモティなどの掲示板で欲しい人がいないかを呼びかけるのも一つの手段でしょう。地域ごとに呼びかけられるので、配送料をかけずに近隣の人に声を掛けられるのがメリットです。

また、海外の発展途上国向けの寄付の中には、不用品を回収してそのモノを送る団体があります。

7【引越し業者に回収してもらう】

引越しのときに、ベッドは備え付けのものでない場合。引越し先に持って行く場合と持っていかない(処分する)場合。この2つがありますよね。持っていかない場合は、ベッドを処分する必要があります。
クロネコの買取サービスは、リサイクル料金や運搬量などの手数料が発生しません。その際に、引越し業者ヤマトなどが行う「不用品買取サービス」のオプションを利用することで、ベッドを別に処分せず引っ越し業者に引き取ってもらうことができます。ただし、注意点があって、買い取れない場合、破棄費用が別途発生します。
引っ越し業者の中には不用品を破棄できる便利なサービスもありますね。ですが、委任状が必要であったり普通に処分するよりも高額な費用が発生します。したがって、むやみに引越し業者へ依頼しないように気をつけましょう。

お金をかけない方法

ごみ回収業者の中には、粗大ごみ(手数料必要)扱いになるベッドを無料で回収に回る業者があります。お金をかけないで回収できるのがポイントで、買取サービスとして実施している業者もあれば、引き取り業者として軽トラックなどで回収を宣伝しながら巡回する業者、ホームページで宣伝する業者などさまざまです。

1【注意点】

無料回収で気をつけなければならないことは、違法業者や詐欺業者の存在です。以下の点が該当するのが詐欺業者・無認可業者です。

無料を宣伝しているが実は高額手数料あり
無料回収ではあるが、正規の手続きで処分しない(海外輸出・不法投棄など)

ベッドを捨てる前にサイズや重量など、どのくらいの規模かを把握する!

サイズによってかかるお金が変わる

捨てるとき、サイズや重量を把握することは大切です。ゴミとして捨てるのか、あるいは売るのかにかかわらず、相手にサイズや重量を伝える必要があるからです。ゴミ回収には重量やサイズ制限がある市区町村の回収センターや業者もいて、それを超えると回収や引き取りをしてくれません。
オーダーメイドでなければ実際にメジャーで測る必要はなく、ベッドサイズごとの基本的な尺を押さえておけば問題ありません。
一般的にベッドは、シングル、セミダブル、ダブル、クイーンがあります。さらに大きいサイズにはホテルにおいてあるようなキングというサイズがあります。細かく、ワイドをサイズ名の上につけてサイズ順を調整することもあります。

1【ベッドのサイズ順名称】

シングル 横1m×縦2m
セミダブル 横1.2m×縦2m
ダブル
(ワイドダブル)
横1.4m×縦2m
(横1.5m×縦2m)
クイーン
(ワイドクイーン)
横1.6m×縦2m
(横1.7m×縦2m)
キング
(ワイドキング)
横1.8m×縦2m
(横2m×縦2m)

わかりやすいように、メートル(m)単位で比較すると、シングルはおよそ横1m×縦2mです。正確には、センチ単位で97cm×195cmです。そして、縦のサイズはベッドのサイズが大きくなっても変わりません。ちなみに、オーダーメイドサイズだと、規定のサイズから変更されたりします。
重量としては、シングルが20kg前後、ダブルで30kg前後がスタンダードです。当然、素材・材質やフレームの比率などで重さが変化します。重量を自分で測るのは大変なので、購入時のベッドに関する説明書で重量を確認するとよいでしょう。

お金をかけて捨てるなら、何をすべき? 手順と方法を解説

ルールを守って捨てる

ベッドを捨てる場合、どのような手順と方法で何をしなくてはいけないのでしょうか? ベッドは、展示でそのまま売られているものもあります。ですが、折りたたみベッドのように最小サイズ(縦横2×1m)のサイズ以下にできます。折り畳みなら折って半分にできるでしょう。

1市のゴミ回収ルールを確認する

市区町村のルールを確認
まずはベッドをどのゴミで出せばよいのかを確認します。市のホームページではどのごみがどの分別に当たるのか説明されています。

※自治体のゴミのルールの例をまとめました。参考までにご確認ください。

●行政を使った粗大ごみを一番安く処分する方法

また、粗大ごみは、世田谷区の場合、回収にかかる料金がサイズや特徴ごとに変わります。

【ベッドの処理手数料(収集、持込の金額:円)】
品目名 収集の場合 持込の場合
シングルベッド 1,200 600
パイプベッド 1,200 600
セミダブルベッド 1,200 600
ダブルベッド 2,000 1,000
二段ベッド(梯子を含む) 2,400 1,200
三段ベッド(梯子を含む) 3,600 1,800
ソファーベッド 2,000 1,000
サマーベッド 400 200
梯子のみ 400 200
マットシングル 1,200 600
マットダブル 1,200 600
マットベビーベッド用 400 200

以上のように直接持ち込んだ方が半額で安くなることがわかります。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

1.ベッドを最小サイズまで解体して
通常のシングルベッドでフレームが固定の場合は、ベッドサイズを小さくできないのでそのまま処分することになります。

2.余計な付属品を外す
ベッドには必ず、底のフレームと横や縦の取り外し自由なパーツが存在します。特に、ごみとして処分する時は、取り外しておかないと、途中で外れたりして危険です。
それだけでなく、運んでいる最中に付属品や余計なパーツが道に落ちてしまいごみを投棄することになり地域の人々に迷惑がかかるのでよくありません。破片や鋭利なパーツであれば、ケガをする人も出たりして、それらの責任は処分した人に求められます。

3.汚れや埃を落とすための掃除をする
たとえ捨てる場合であっても、汚れをそのまま放置して回収してもらうのはマナーに反します。何より、回収までの時間、ベッドをその場所に置くことになるので、ベッドが汚れていると置いた場所も一緒に汚れてしまいます。最低限、周囲が汚れない程度には掃除をしておきましょう。

4.処分方法にあった依頼やシールの購入などをする
ベッドを捨てる処分には、すでに述べた2種類の方法しかありません。売ったり、譲渡するのとは違って、ルールを守った上での処分依頼をしなくてはなりません。例えば、粗大ごみであれば、センターに連絡して指定の場所(家の前やゴミステーションなど)にごみを出し、専用のシールを購入して張るといった手順が必要になります。

5.指定の場所まで運び、回収を待つ
ごみ回収をするセンターに持っていくのではなく、回収してもらう。この場合、依頼した場所にベッドを持って行く必要があります。指定の場所と違うところに置いてしまうと、ただの不法投棄になってしまうので気をつけましょう。運ぶ際、周囲には配慮します。壁や周囲の構造物にぶつけたり地面で擦ると接触部分だけ色が変わってしまいます。自分の家ではない、アパートやマンションなどでは、公共物の破損に当たるので、細心の注意を払いましょう。運んだ後は、放置して回収を待つだけです。

2民間事業者に回収してもらう

民間業者に回収を依頼する場合は、自治体回収より気軽にごみを捨てられます。

デメリット
回収費用はメーカー引き取りだと費用が発生しない場合もありますが、民間の回収事業者に依頼するとデメリットとして結構な費用が取られます。電話などであらかじめ、しっかりと費用の確認をしておきましょう。

メリット
その反面、メリットとしては、搬出の手間をなくしてベッドを回収・破棄してくれることです。他のごみも一緒にてのごみ回収もできるでしょう。そのため、ベッド以外にも大きなごみがたくさんある場合に、まとめて回収してもらうことができます。

ベッドパーツごとに捨てる方法が違う!

ベッドの構成は、本体と付属パーツ、それからマットレスの3種類です。明らかにベッドの一部とはいえない寝具(布団)は除外します。

1【ベッドのパーツ構成】

本体(木製・鉄製・スチールのフレーム・ヘッドボード・サイドフレームなど一式)
付属品(階段・脚)
マットレス

それぞれ、捨てる方法が違います。例えば、2段ベッドだけの「階段」やフットボードの付属品である「棚」。「ネジ」や「カバー」などの細かいパーツ。これらは粗大ごみでまとめてしまうことができますよね。
でもベッドとの関連性が少ないインテリアパーツ(照明、追加パーツなど)は、粗大ごみとして一緒に出すことはできません。市区町村によっては、本体と一体になっているパーツ以外は一緒に捨てられないので注意しましょう。また、マットレスは、本体とは別に、粗大ごみとして捨てる必要があります。

ベッドを解体したら処分方法はどうなるの?

世田谷区だと一辺が30cm以上の粗大ごみとして扱われます。これは、切断して30cm以下にしても粗大ごみであると区は規定しています。ただし、他の市町村では、不燃ごみや燃えるごみ、粗大ごみなど材質や市区町村の回収ルールによって分かれます。

1【小さく解体すれば、一般ごみに出せる?】

ベッドの基礎フレーム(分解不可)の単位まで解体してもサイズが大きいからと、バラバラにして一般(燃える・燃えない)ごみで出す方法が許されている市区町村はありません。ベッドは粗大ごみか自治体指定の方法(業者へ回収依頼)で処分する必要があります。

2【サイズ制限について】

名古屋市など粗大ごみにサイズ制限のある市区町村は、粗大ごみの規定を1辺180cm以下に決めているので、ほとんどのマットレスは粗大ごみでも回収できないことになります。長さが制限未満でも重量制限があるところは重さがオーバーすると粗大ごみでは捨てられません。中にはベッドを特例としてサイズそのままで捨てられることもあります。

処分方法がわからない人は、ベッドの処分方法を個別に記載しているリストが自治体のホームページにあります。それを確認して処分方法を確認しましょう。それでもわからない場合は、役所の環境課やゴミ収集センターなどに問い合わせます。

3【他の区によるベッドの回収手数料とサイズ制限】

大田区
230cmまでのサイズ制限で回収できない範囲に指定されていないので、寝具として大型ごみの扱いで区による回収が可能です。費用は1200円でセミダブル以上・ソファーベッドなどが2000円です。

八王子市
市独自のポイント単位(1p=100円)になっていて、各種ベッドが10p(1,000円)、二段ベッドが20p(2000円)です。

船橋市
20L以上のごみを粗大ごみとして、ベビーベッド、簡易ベッド等が360円、シングルベッドが1,080円、ダブル、セミダブル、2段ベッド等が1,440円です。

江戸川区
180cmを超えるごみは収集できないことになっています。ベビーベッドやパーツの表記はあっても、ベッドの項目はないので、区では回収できません。
ベビーベッドや子供向けの小さいベッド、サイズが縦サイズの1.8mを下回るオーダーメイドは粗大ごみで処分できます。
ベッドの処分は、お住まいの地区ごとに該当する「管轄の清掃事務所」に連絡する必要があります。

以上に挙げたように、23区の中で料金や回収の基準などが地域によってこれだけ違いがあります。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。