タイプ別に知っておきたい! 食洗乾燥機の処分方法

面倒な皿洗いを自動で行ってくれて、時短にも節水にもなると人気の高い食洗乾燥機。
かつては贅沢品とされていましたが、メーカーによるコストカットや家事への時短の需要の高さから、最近はかなり普及が進んだ家電の一つになりました。

そんな食洗乾燥機ですが、一人でも運べる小型のものから、大型のものやシステムキッチンに備えつけられたビルトイン型のものまで、様々な種類があります。
食洗乾燥機が故障したり、引っ越し先に持っていけなかったりして処分を検討している場合はどのようにしたらよいのでしょうか。また、処分に悩んでしまうビルトイン型の食洗乾燥機はどうしたら処分できるのでしょうか。

今回は、食洗乾燥機の処分方法を詳しく解説します。

目次
  1. 1. 1, ビルドイン型? 置き型?
  2. 1. 2, 機種によっては取り外し工事が必要になる
  3. 1. 1, オークションサイトやフリマアプリへの出品
  4. 1. 2, 希望者への譲渡
  5. 1. 3, 買い替え時の下取りの利用
  6. 1. 1, 粗大ごみの区分と処分方法を確認する
  7. 1. 2, 食洗乾燥機(置き型)の具体的な処分方法
  8. 1. 3, 食洗乾燥機(ビルドイン型)の具体的な処分方法
  9. 1. 4, 不用品回収業者を利用すれば処分の手間を削減できる

食洗乾燥機を処分する前に

食洗乾燥機を処分したい場合、まず確認しておくべき事項がいくつかあります。
食洗器を処分しておく前に確認しておきたい情報についてまとめました。

1, ビルドイン型? 置き型?

まずは自宅にある食洗乾燥機が「ビルトイン型」なのか「置き型」なのかを確認しておきましょう。
キッチンと一体化していて引き出しのようになっているのが「ビルトイン型」、蛇口から分岐水栓で外付けにして使っているのが「置き型」です。
置き型とビルトイン型、どちらも用途や使い方は同じですが、機種の違いによって処分にかかる手間や費用が違ってくる場合があります。

2, 機種によっては取り外し工事が必要になる

ビルトイン型の場合はキッチンの内部に電源や水道が接続してあるため、取り外し工事が必要になります。
自分で取り外すという方法もないわけではありませんが、ビルトイン型食洗器は非常に重く、また電源や水道などを専門家でない人が触ると漏水や感電のリスクもあるためおすすめはできません。

また、置き型の場合も、分岐水栓の取り外しなどに簡単な工事が必要になることがあります。
こちらはビルトイン型と違って作業が単純なので自力で取り外しをしてしまう人もいますが、作業前に元栓を必ず締めるなどの注意事項を守らないと、やはり漏水のリスクがあることには変わりありません。

ビルトイン型の食洗乾燥機を使用している場合や、置き型の食洗乾燥機の取り外し方がわからない場合は、取り外し工事を依頼して取り外しが完了してから処分するようにしましょう。

食洗乾燥機の具体的な処分方法

では、食洗乾燥機はどのような処分方法があるでしょうか。
まだ使える食洗乾燥機の場合、以下のような方法で処分することも可能です。

1, オークションサイトやフリマアプリへの出品

大手オークションサイトやフリマアプリを利用して、食洗乾燥機を必要としている人に引き取ってもらう方法です。

大型家電の配送料金はアプリによって違い、大手フリマアプリは120サイズ(15㎏まで)の配送なら1100円で送ることができます。
他のフリマアプリと比較しても200円以上も安くなるので、軽いものでも10㎏以上の重量のある食洗乾燥機を送る場合は配送料の安いフリマアプリを利用するのがおすすめです。

2, 希望者への譲渡

地域掲示板で引き取ってくれる人を探す方法です。

大手地域掲示板では、引き取りの際に「◯ ◯まで取りに来られる人」などの条件を指定することができるので、フリマアプリなどと違い梱包や発送の手間なく直接不用品をやり取りすることができます。

3, 買い替え時の下取りの利用

一部の家電量販店では、家電の買い替え時に下取りサービスを行っています。
新しいものを購入する必要がありますが、食洗乾燥機の買い替えを検討している場合は、新品を購入すると同時に古いものを引き取ってもらえるので非常に便利です。

また、家電量販店などのオンラインショップでも買い替え時下取りサービスを行っていますので、近所に下取りサービスをしてくれる家電量販店がないという場合はオンラインで下取りを行っているところを利用しましょう。

食洗乾燥機を廃棄物として処分するには?

食洗乾燥機を廃棄するためには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。
処分前に確認しておくべきことと、具体的な処分方法について解説します。

1, 粗大ごみの区分と処分方法を確認する

粗大ごみという区分はどの自治体にもありますが、粗大ごみにどのようなものが該当するか、という点については実は自治体によって基準が違ってきます。
東京都世田谷区のように「一辺が30センチメートルを超えるもの」を一律で粗大ごみとしている自治体(https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/004/001/004/d00022580.html)もあれば、置き型の小型食洗乾燥機のサイズであれば「中型ごみ」として出せる地域もあります。

食洗乾燥機も2~3人用の小型のものから、重量のあるビルトインや大人数用のものまで様々な種類があるため、大きさや重量にかなりの幅があります。
処分しようとしている食洗乾燥機はどの区分に当てはまるのかをきちんと確認してから処分するようにしましょう。

2, 食洗乾燥機(置き型)の具体的な処分方法

まずは食洗乾燥機のサイズと重量を計測しましょう。
小型の食洗器の場合、先述のように中型ごみとしてステーションで回収してくれる地域もあります。
食洗乾燥機が粗大ごみの区分にあてはまる場合は、ステーションで収集してくれないので自力で持ち込むか、収集を依頼して取りに来てもらう必要があります。

自力で持ち込む場合は、まず地域のごみ処理センターに問い合わせをして、いつなら持ち込みが可能か、処分費用がいくらかかるのかを確認しましょう。処分費用と持ち込み日時が決定したら、指定された日時に処理センターに直接持ち込んで処分費用を支払い、引き取ってもらいます。

収集を依頼する場合は、まず自治体に収集の申し込みをする必要があります。インターネットから受け付けている自治体もあれば、市役所の環境課やごみ処理センターに電話で申請をするという自治体もありますので、まずは申請の方法を確認しましょう。

申請の際には、住所、氏名のほかに、引き取ってほしいものの品名、サイズ、重量、そして収集希望日を伝える必要があります。引き取りには数週間から半月程度かかる自治体が多いので、スケジュールは余裕をもって申請しましょう。 申請が通ったら、回収日時と回収に必要な費用を教えてくれます。
回収費用をごみ処理券などで払う必要がある場合は、処理券を必要な金額分購入して貼り付けておきましょう。処理券はコンビニエンスストアや商店、スーパーマーケットなどで販売しています。

あとは、処理券を貼り付けた不用品を指定された日時に家の外に出しておけば、センターの担当員が回収に来てくれます。これで粗大ごみの処分は完了です。

3, 食洗乾燥機(ビルドイン型)の具体的な処分方法

ビルトイン型の場合、置き型と同様に粗大ごみとして処分する手間に加えて、キッチンから食洗乾燥機を取り外すための工事をする必要があります。
まず、システムキッチンを取り付けしてくれた業者やハウスメーカーに取り外しを相談しましょう。その際に、撤去と同時に処分も合わせてお願いすることが可能なら、そのまま処分までお願いしたほうがスムーズです。

処分は引き受けられないという場合は、置き型の食洗乾燥機の処分方法と同様に粗大ごみとして申請を行い、持ち込みで処分してもらうか収集依頼を出す必要があります。
しかし、置き型よりも大きく、回収日まで家に置いておくだけでもスペースを取ってしまうビルトイン型の場合は、粗大ごみの収集を待つよりも不用品回収業者を利用して引き取ってもらったほうが便利です。

4, 不用品回収業者を利用すれば処分の手間を削減できる

粗大ごみの手続きが面倒な場合は、不用品回収業者に回収を依頼すれば処分の手間を削減することができます。

不用品回収業者とは、家庭から出た廃棄物や不要品を引き取り、適切に処分してくれる業者のことです。回収を依頼すると自宅まで引き取りに来てくれて、不用品を引き渡すだけで処分が完了します。
急いで不用品を処分したい場合や、処分の手続きが面倒な場合に非常に役立つサービスです。

不用品回収業者を利用する場合、まずは出張料金や交通費なども含めての見積もりを出してもらい、しっかりとこちらからの質問に答えてくれる業者を選びましょう。春先や年末などの混みあう時期はスケジュールが抑えにくいことがあるので、早めに問い合わせをしておくと安心です。

大型ビルドインタイプは不用品回収業者に依頼するのがおすすめ

食洗乾燥機は置き型、ビルトイン型共に粗大ごみの区分に合致するものが多く、廃棄するとなるとどうしても粗大ごみの回収依頼や持ち込みなどの手間がかかってしまいます。
特にビルトイン型は取り外し工事も必要となり、ホースや水栓を外せば取り外すことができる置き型に比べて非常に大がかりな作業となることが多いです。

ビルトイン型の食洗乾燥機を取り外した業者が処分まで引き受けてくれる場合もあるようですが、自分が利用する業者は引き取りまでは引き受けてくれなかった! という場合は、不用品回収業者に処分を依頼するのが良いでしょう。

食洗乾燥機一台からでも引き取りをしてくれますので、食洗乾燥機の処分を検討している場合は、是非一度不用品回収業者に問い合わせをしてみてください。