粗大ごみ? 家電回収? わかりにくいラジカセの処分方法

目次
  1. 1. 1, 処分前にサイズと重さを計測しておく
  2. 1. 2, 乾電池と中身は抜いておこう
  3. 1. 1, オークションサイトやフリマアプリへの出品
  4. 1. 2, 希望者への譲渡
  5. 1. ボランティア団体への寄付
  6. 1. 1, ラジカセのサイズに要注意
  7. 1. 2, 粗大ごみの具体的な処分方法
  8. 1. 3, 分類に手間取る場合は業者に委託しよう

使わなくなったラジカセはどうする?

最近はデジタルオーディオプレーヤーの台頭で、いつでもどこでも気軽に音楽を聴けるようになりました。プレイヤーがスマホに搭載されているということも多くなり、スマホ一つで手軽に音楽を楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか。

そして、それに伴ってラジカセの出番が少なくなってきた、という人もまた多いはずです。
もう使わなくなってきたラジカセを処分したいけれど、どうやって処分して良いのかわからずとりあえず家に置いてある……という方もいるかもしれません。

今回は、処分方法がわかりにくいラジカセの具体的な処分方法について解説します。

1, 処分前にサイズと重さを計測しておく

ラジカセを処分する前に、ラジカセのサイズと重さを計測しておくようにしましょう。自治体によって粗大ごみの定義は異なりますが、多くの自治体では、粗大ごみの一つの基準として「30センチ以上のもの」という基準を設けています。

しかしながら、粗大ごみの基準は自治体ごとに異なり、中には「40センチ以上のもの」ものが粗大ごみとして定義されている自治体もあります。
事前に自治体のホームページなどで確認しましょう。

小型のラジカセであれば問題ありませんが、大型のラジカセやコンポなどをごみとして処分する場合、サイズによっては「粗大ごみ」として個別収集の申請が必要になる可能性があります。
また、粗大ごみの申請時や不用品回収業者に依頼する場合、回収する物の重さを聞かれることがあります。あらかじめサイズや重さを計測し、メモなどに残しておくと申請がスムーズです。

2, 乾電池と中身は抜いておこう

ラジカセを処分する前に、乾電池が入っていないかを必ず確認するようにしましょう。
特に壊れてしまって動作しないラジカセの場合、乾電池を取り外さないで長時間入れっぱなしにしたことによって、液漏れが発生したことが原因で故障してしまっているという場合があります。

長時間放置した電池が内部で液漏れを起こしてしまっている場合、電池がラジカセと癒着していたり、膨張して取り出しにくくなっていることがあります。このような場合は素手で無理やり外そうとするのではなく、ドライバーなどの道具を使ったり、軍手やゴム手袋をはめたりして直接触らないように気を付けてください。

乾電池の内部には、電気を作るために水酸化カリウムや塩化亜鉛などの溶液が入っています。これらは人体に有害ですので、直接触ったり、液に触れた手で目をこすってはいけません。安全を守るために、慎重に作業するようにしましょう。

また、ラジカセの内部にCDやカセットテープが入れっぱなしになっていないかもきちんと確認しておきましょう。
特に売却や譲渡を検討している場合、ラジカセを受け取った相手が中身の処分に困ってしまいます。

ラジカセの具体的な処分方法

では、ラジカセの具体的な処分方法として、どのようなものがあるでしょうか。
まだ動くラジカセは、欲しがっている人の手に渡るように処分することも可能です。
オークションサイトやフリマアプリを利用した売却や希望者への譲渡、ボランティア団体への寄付など、事例別に詳しくご紹介します。

1, オークションサイトやフリマアプリへの出品

大手オークションサイトやフリマアプリに出品し、買取希望を募る方法です。

人気のフリマアプリでは、今までの累計出品数が超えるものもあり、匿名配送を利用することもできるので、個人情報を相手に知らせたくないという人でも安心して取引することができます。

ラジカセも多数出品されており、1000円程度の安価なものから1万円前後のアンティーク品まで様々なアイテムが取引されています。

壊れたものをジャンク品として出すこともできますが、ジャンク品よりも動作確認ができているラジカセのほうが需要が高いです。
ラジカセがまだ動作しており、見た目にも綺麗な状態であれば買い手がつく可能性があります。

2, 希望者への譲渡

希望者への譲渡方法として、自分の住んでいる地域掲示板で引き取ってくれる人を探す方法があります。

地域掲示板はその地域内に住んでいる人どうしで不用品などを譲渡、売買することができる掲示板です。
特に大手地域掲示板では全国に対応している規模の大きな掲示板のため、利用人数も多く、より効率的に引き取り手を探すことができます。

また、地域掲示板はフリマアプリと違い、引き渡しの際に近くまで引き取りに来ることが出来る人限定、などの条件を付けることも可能です。ラジカセは重量があるものが多く、発送するとそれなりの送料がかかってしまうことも多いのですが、ラジカセを欲しい人に直接引き取りに来てもらうことができれば、送料の負担なく譲渡することができます。

ボランティア団体への寄付

まだ使えるラジカセを捨ててしまうのももったいない、という場合は、ボランティア活動をしている団体に寄付をして活用してもらうのも一つの方法です。

国際ボランティア団体などでは、使わなくなった家電や日用品、雑貨などを回収して寄付することで環境保全と発展途上国支援に役立てています。
不衛生な状態のものや壊れているものでなければ基本的に引き取ってもらえます。各団体のホームページから集荷依頼を出すことができますので、自分で持ち込みをしなくても良いという点もポイントです。 手数料と梱包の手間はかかってしまいますが、不用品を寄付することで困っている誰かへの援助に役立てることができます。

ラジカセの捨て方

ラジカセが壊れている場合や、譲渡に出せないほど状態が悪い場合は、廃棄してしまうのが確実です。
ラジカセを捨てるための手順について詳しく解説します。

1, ラジカセのサイズに要注意

ラジカセのサイズが粗大ごみに該当しないものの場合、小型家電回収制度を利用してリサイクルに出すことが可能です。
小型家電回収は行っている自治体とそうでない自治体がありますので、画像の小型家電リサイクル回収ポータルサイトで調べておきましょう。

小型家電リサイクル回収ポータルサイトでは、自分の住んでいる地域がリサイクル回収にどのように取り組んでいるのかを確認することもできます。
ボックス回収を行っている場合、設置してあるボックスの場所も確認できます。近くに回収ボックスが設置してある場合は、そのままラジカセを入れるだけで回収してもらうことが可能です。
ただし、中には「40センチまで」などのサイズ制限を設けているボックスもあるので、必ずラジカセがボックスに入りそうかどうかを確認してから回収に出すようにしましょう。

2, 粗大ごみの具体的な処分方法

粗大ごみは、住んでいる自治体によって定義が異なります。
「一辺が30センチメートルを超えるもの」(東京都世田谷区:https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/004/001/004/d00022580.html)や、「おおむね30センチメートル以上のもので長さ1.8メートル以下のもの」(東京都千代田区:https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/gomi/wakekata/sodaigomi/)など、条件がそれぞれ微妙に異なりますのでよく確認しましょう。

ラジカセが粗大ごみに該当する場合は、普通のゴミステーションに出すことができないので個別収集を依頼する必要があります。
まずは自治体のホームページから粗大ごみの収集依頼を出しましょう。品目、重さ、希望日時をホームページから申請します。
自治体によってはメールや電話での受付のみというところもありますので、自治体ごとの申し込み方法も合わせて確認しておきましょう。

申請が通ったら、収集の日時と料金を確認して、収集に必要な処理券を準備しましょう。処理券は地域のコンビニなどで購入することができます。
ラジカセはあまり大型のものでなければ、数百円程度で収集してくれる自治体がほとんどです。
粗大ごみに処理券を貼り付けたら、あとは収集日に玄関の外に出しておきましょう。処理センターのスタッフが回収してくれたのを確認して、収集は完了です。

なお、自治体によっては自分で粗大ごみを処理センターへ搬入することもできます。持ち込みは収集費用がかからないので収集を依頼するよりも費用が安く済み、収集よりも素早く処分することができます。
ただし、持ち込みにも予約が必要な場所が多いです。いきなり粗大ごみを処理センターに持ち込むのではなく、費用と日時を確認して予約を入れてから搬入するようにしましょう。

3, 分類に手間取る場合は業者に委託しよう

ごみの区分や処分に手間取りそうな場合や、急な引っ越しなどでとにかく時間をかけたくないという場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

不用品回収業者に依頼するとどうしても作業代などの手数料がかかってしまいますが、その分素早くラジカセを処分することができます。粗大ごみの収集日を待っていられない場合や、処分にかかる作業を大幅に短縮したい場合には非常に心強い味方です。
また、ラジカセ以外にも不用品をまとめて処分したいという場合にも役立ちます。

不用品回収業者を選ぶ場合は、スケジュールや費用はもちろんですが、明確に見積もりを出してくれて、対応実績のある会社を選ぶようにしましょう。
心配な場合は、古物商許可証を持っているか?一般廃棄物処理業の許可を持っているか?など、必要な資格をきちんと持っているかどうかも合わせて確認すると安心です。

不用品回収業者を利用する場合、テーブルやソファーなどの大きな家具は一つ3000円~5000円前後から、載せ放題のパック料金で利用すると軽トラック一台分の荷物を1万円台~2万円前後で引き取ってくれます。
見積もりを出してもらって、どこまでお任せするかを決めるのも良いでしょう。不用品が多いときや、引っ越しで期日までに部屋を手っ取り早く片づけたい場合に特におすすめです。

ラジカセは動作するかどうかによって処分方法を分けよう

ラジカセは動作するかどうかという点を一つの基準にして処分の方法を分けるのがおすすめです。動作しない場合は廃棄処分、動作する場合は譲渡や売却を検討してみるのが良いでしょう。

また、廃棄する場合でも、小型家電回収に出すか、粗大ごみになるか、などの分類をきちんと考えてから出すことが大切です。

当サイトでは、不用品回収業者の見積もりを一括で作成して比較することができます。
処分方法に迷ったら、一度お住まいの地域の見積もりを作成して、料金やサービスなどを比較してみてください。