布団はどう処分すればいい?布団の処分方法を徹底解説!

不要になった布団は邪魔になるだけですから、何らかの方法で処分する必要があります。実は布団の処分方法はいくつかの方法があり、それぞれに異なる特徴と注意点があります。そこで、布団の処分方法について詳しく解説したいと思います。

目次
  1. 1. 布団の処分方法
  2. 1. その1「買い取ってもらう」
  3. 1.1. 1買取サービス
  4. 1.1. 2リサイクルショップ
  5. 1.1. 3フリマ
  6. 1.1. 4オークション
  7. 1. その2「下取りサービスを利用する」
  8. 1.1. 1メリット1:回収自体に費用がかからない
  9. 1.1. 2メリット2:手間がかからない
  10. 1.1. 3メリット3:かさばらない
  11. 1. その3「無料で引き取ってもらう」
  12. 1.1. 1業者による無料引き取り
  13. 1.1. 2一般人への譲渡
  14. 1.1. 3支援団体などへの寄付
  15. 1. その4「お金を支払って処分する」
  16. 1.1. 1住んでいる自治体の粗大ゴミとして出す
  17. 1.1. 2不用品回収業者へ依頼する
  18. 1. 布団を処分する際の注意点
  19. 1. 布団の処分方法は状況によって適切な選択肢が異なる

布団の処分方法

一口に「布団を処分する」といっても、さまざまな方法が考えられます。一般的な布団の処分方法としては以下の方法が考えられます。

①買い取り、売却
②下取り
③引き取り、譲渡
④粗大ごみとして捨てる

それぞれの方法によって「かかる費用」や「処分の利便性」が大きく異なります。一概に「この方法が良い」ということは決めにくく、お住いの地域や処分したい布団の状況、その他の状況を総合的に鑑みて、処分方法を選択する必要があります。

その1「買い取ってもらう」

1つ目の方法は「買い取ってもらう」という方法です。これは文字通り、処分したい布団を誰かに買い取ってもらう方法であり、この記事で紹介する方法の中で唯一、手元にお金が入ってくる方法でもあります。

大まかな特徴としては、買取サービスやリサイクルショップは業者に買い取ってもらう方法であり、フリマとオークションは一般人に買い取ってもらう方法になります。前者は品質次第で高額買取もあり得る一方、後者は品質の悪いものでも買い手が納得すれば買い取ってもらえる可能性が高いという点がメリットになります。

ただし、基本的に状態の悪い布団は買い手がつかないことが多いです。特に業者に買い取ってもらう場合には使用感や汚れなどが大きなマイナスポイントになりますので、長く使っている布団は業者買取が難しい可能性が高いです。

布団は衣類と比較して洗う機会が少なく、清潔感が無いイメージが強いです。そのため「未使用品」や「使用頻度が少ない(来客用など)」など、よほど状態が良くないと買い取ってもらえる可能性は低いといえます。

具体的には、以下の方法で布団を買い取ってもらえる可能性があります。

1買取サービス

「買取サービス」は、布団の買取専門業者に布団を買い取ってもらう方法です。ネット上で買取サービスの一括見積を利用することによって、少しでも高く買い取ってもらえる業者を探すことができます。ただし、一般的な不用品買取と比較して布団を取り扱っている業者は少ないので注意してください。

2リサイクルショップ

「リサイクルショップ」は、さまざまな中古品を取り扱っている業者に布団を買い取ってもらう方法です。多くのリサイクルショップは寝具類も取り扱っているので、専門ジャンルしか取り扱っていないリサイクルショップでなければ布団を買い取ってもらうことができるかもしれません。やはり状態が良いものでないと買い取ってもらえる可能性は低くなります。

3フリマ

「フリマ(フリーマーケット)」は、自治体や施設が開催する蚤の市で布団を売る方法です。買いたたかれるリスクがある一方で、買い手が納得すれば状態が悪い布団でも買い取ってもらえる可能性があります。とは言え、こちらが買うことを考えればわかる通り、よほど状態が良いものでないと買い手がつくことは考えにくいです。

4オークション

「オークション」は、ネットオークションサービスなどを利用して布団をオークションにかけ、売却する方法です。ネットオークションはプレミアがつけば高額買取も期待できる一方で、付加価値をつけることが難しいものだと高額買取は期待できません。履歴を見てみると、未使用品など状態の良いものくらいしか売買実績が見つかりません。

その2「下取りサービスを利用する」

2つ目の方法は「下取りサービスを利用する」という方法です。これは新品の布団を購入する際に、今まで使用していた布団を代わりに回収してもらう方法です。下取りとは言っても必ずしも下取りに出す布団に査定額が付くというわけではなく、「無料下取り」や「無料引き取り」になることが多いです。

有名なところでは「西川ストア」や「dinos」などでこのサービスが提供されています。布団や家具など、一定の条件で購入することが利用条件となりますので、ある意味で費用の掛かる処分方法と言えるかもしれません。

①西川ストア:5万円以上の購入で無料引き取り
②dinos:該当商品購入時の箱を利用して、不要な羽毛布団を無料引き取り

1メリット1:回収自体に費用がかからない

下取りサービスを利用することのメリットは、1つ目に「回収自体には費用がかからない」ことで、後ほど「お金を支払って処分する方法」について解説しますが、それと比較すると無料下取りは「無料である」という点が大きなメリットになります。費用をかけずに布団を処分できるので、「どんな布団でも無料下取り」を謳っている業者であれば、値段のつかない布団を費用をかけずに処分することができます。

2メリット2:手間がかからない

2つ目に「手間がかからない」ことです。布団の下取りサービスの多くは、利用者が布団を持ち込むのではなく、業者が自宅まで布団を回収しにきてくれます。布団は重く、かさばるものですから、持ち込みの手間がかからない分には大きなメリットになります。

3メリット3:かさばらない

3つ目に「新しい布団と交換できるので、かさばらない」ことです。布団下取りサービスは業者によって細かな手順が異なりますが、多くの場合は新しい布団の購入に際して古い布団を回収してもらう形式になります。そのため、新しい布団と古い布団を同時に保有することが無く、手間なく、収納スペースの確保も不要という点がメリットになります。

その3「無料で引き取ってもらう」

3つ目の方法は「無料で引き取ってもらう方法」です。これは何らかのサービス等を利用して、不要な布団を処分費用をかけずに引き取ってもらう方法となります。前述の「下取りサービス」もこれに含まれるケースが多いですが、場合によっては値段が付く可能性も否定できませんので、ここでは「業者による引き取り」と「一般人による引き取り」の2つを紹介します。

これらの方法のメリットは「費用が掛からない」ということです。業者にしろ一般人にしろ、無料での譲渡・引き取りを基本としているため、基本的に費用が掛かりません。ただし、持ち込みが必要な形式の場合、運搬のための費用が掛かるという点は注意が必要です。

もう1つのメリットは「交渉が成立すれば、布団の状態は考慮しない」ということです。通常、買取サービスを利用する場合は買い取ってもらう品物の状態が良好でなければ、買い取ってもらえないケースが多いです。引き取り・譲渡形式の場合であれば引き取り相手が納得しさえすれば回収してもらうことができますので、布団の状態が良好でなかったとしても回収してもらうことができます。

1業者による無料引き取り

まずは「業者による無料引き取り」です。これは、例えば引っ越し業者が引っ越し時に不用品を無料で引き取るサービスを利用して、不要な布団を回収してもらう方法です。引っ越し業者の他にも不用品引き取りサービスで布団を回収してくれるサービスは存在します。

例えば「アップル引越センター」が、該当のサービスを提供しています。業者によっては布団を対象外にしていたり、費用がかかる場合もありますので、利用する際にはホームページや問い合わせで確認しておきましょう。

2一般人への譲渡

次に「一般人による布団の引き取り」です。最近では「ジモティー」というサービスがコマーシャルでも有名ですが、業者を介さずに(アプリを利用する場合は厳密にはそうでもありませんが)不用品を誰かに引き取ってもらうという方法です。

3支援団体などへの寄付

他にも「団体等に寄付する」という方法もあります。被災地等で布団などの物資を必要とする場所に送るために、寄付を募っている団体に寄付する方法です。個人への譲渡よりも社会貢献にもつながります。

例えば以下の団体が寄付を募っています。

①国際社会支援推進会ワールドギフト
②FRJ

その4「お金を支払って処分する」

最後の方法は「お金を支払って処分する」という方法です。これは他の方法では引き取ってもらうことのできない布団であっても、自治体や業者を利用することで回収してもらう方法となります。他の方法のメリットを考慮すると、最終手段であると考えるべきでしょう。

この方法で利用できるのは「自治体」もしくは「業者」です。

1住んでいる自治体の粗大ゴミとして出す

「自治体」の場合は、要するに「粗大ごみとして布団を処分する」方法となります。布団は可燃性の素材でできているので可燃ごみとして出せるのではないかと思われる方も少なくないと思いますが、その大きさゆえに多くの自治体では布団を「粗大ごみ」として扱っていることが多いです。かかる費用はそれほど大きくありませんが、搬出の手間がかかるという点は無視できません。

処分の際の流れは、お住いの自治体によって大きく異なります。例えば東京都世田谷区の場合は申し込み制(シール制)を採用しており、電話もしくはインターネットで申し込んで処分することになります。ちなみに世田谷区では、一辺の長さが30セントメートルを超えるものを粗大ごみとして扱っています(布団や椅子、カーペットなど)。品目および「収集か持込か」によって費用が異なります。代表的な寝具の処理費用は以下の通り、その他の粗大ごみについてはホームページで確認してください。

品目 収集 持込
布団(掛け) 400円 200円
布団(敷き) 400円 200円
マットレス(スプリングなし) 400円 200円
ベッド(シングル) 1,200円 600円
ベッド(ダブル) 2,000円 1,000円
ベッドマット(ベビーベッド用) 400円 200円

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

世田谷区:粗大ごみの処理手数料一覧(収集・持込)

2不用品回収業者へ依頼する

「業者」の場合は、不用品回収業者に依頼して、不要な布団を回収してもらう方法になります。多くの場合、布団の他にも不用品を回収してくれるため、引っ越しの際に他の不用品と一緒に処分してもらう人も多いです。かかる費用は粗大ごみとして出す場合よりも高額になりやすいですが、搬出の手間がかからない点と、種類を問わず(取り扱っていることが条件となりますが)不用品を回収してもらえるという点がメリットになります。

布団を処分する際の注意点

まずは「どんな布団でも買い取ってもらえるとは限らない」ことです。最もお得に布団を処分する方法は布団を買い取ってもらうことですが、布団の種類や状態によっては買取価格が付かない可能性もあります。また、下取りや譲渡など、捨てる以外の選択肢は基本的に布団の状態などが深く関わる可能性があります。

次に「買い取ってもらう場合には、少しでも綺麗にしておく」ことです。もし、あなたが何かを購入するとして、同じ値段であれば汚れたものよりも綺麗なものを選ぶのではないでしょうか。少しでも綺麗な状態にしておくことで、買取価格にも少なからず良い影響を及ぼすでしょう。引き取ってもらう場合でも、少しでも綺麗な状態で引き取ってもらいましょう。

次は「小さくしても可燃ごみとして出せない可能性がある」ことです。例えば前述の世田谷区の場合であれば1辺が30センチ以下であれば粗大ごみでは無くなりますが、この扱いは自治体によって異なります。布団を捨てる場合はお住いの自治体に問い合わせを行い、適切な処分方法を確認してください。

布団の処分方法は状況によって適切な選択肢が異なる

布団の処分方法にも種類があり、誰でも利用できる方法もあれば利用者が限定される方法もあります。できるだけお金のかからない方法がお得ですが、利便性を考慮するとお金を支払って処分する方法がおすすめの場合もあります。

どの方法が適しているかは状況によって異なりますので、利用できる方法を吟味して最適な方法で布団を処分してください。