不要になったカメラ(デジタルカメラ)を処分する方法6選。 費用や捨てる際の注意点をまとめて解説

デジタルカメラや一眼レフは毎年のように新製品が発売されます。画質の向上や魅力的な新機能の搭載などに惹かれて、定期的に買い替えを行う方も少なくないでしょう。

しかし、その度に使わなくなるカメラが出てきます。そうした不要になったカメラやレンズを処分しようとする際、どのような処分方法があるかご存知でしょうか?

この記事では、いらなくなったカメラやレンズの処分方法をお伝えします。ゴミとして処分するにも注意が必要ですし、「捨てる」以外にも「買い取ってもらう」という手段や「下取りに出す」という方法があります。 この記事を参考にして最適な処分方法をお選びください。

目次
  1. 1. カメラを処分する方法6選
  2. 1. カメラを処分する方法6選
  3. 1.1. 1バックアップと初期化をしておく
  4. 1.1. 2クリーニングをしておく / 付属品の確認をしておく
  5. 1.1. 3捨てる場合には、電池やメモリーカードは抜いて処分する
  6. 1. リサイクルショップ・カメラ買取専門店で買取に出す
  7. 1.1. 1一眼レフカメラは中古市場でも人気商品
  8. 1.1. 2買取は店頭だけでなく、出張買取や宅配買取といった方法もある
  9. 1.1. 3古いカメラや壊れたカメラでも買取を行っているお店がある
  10. 1. ネットオークション・フリマサイトで個人売買する
  11. 1. 新品購入時に下取りで処分する
  12. 1. 自治体でゴミとして捨てる
  13. 1. 例:東京世田谷区でゴミとして処分する方法と注意点
  14. 1. 引越しの際に引越し業者に処分してもらう
  15. 1. 不用品回収業者を利用して処分してもらう
  16. 1. 不用品をまとめて簡単に処分するなら不用品回収業者がおすすめ。

カメラを処分する方法6選

故障や買い替えなどでいらなくなったカメラは、以下の6つの方法で処分することができます。

                                   
カメラの処分方法 簡単な特徴
リサイクルショップやカメラ買取専門店で買い取ってもらう 値段がつけば現金化できる
ネットオークション・フリマサイトでか個人売買をする 売れれば現金化できる
買い替え時に下取りに出す 新品購入時に値引きに使える
自治体でゴミとして処分する 基本的には無料で処分できる
引越しの際に引越し業者の不用品回収サービスを利用する 有料での回収(メリットもある)
不用品回収業に依頼して処分する 有料での回収(メリットもある)

いらなくなったカメラでも買取や個人売買をすることで現金化できる可能性もあります。しかし、値段のつかない場合もありますし、個人売買ではトラブルが発生する可能性もあります。

一方、引越し業者や不用品回収業者を使うと有料にはなってしまいますが、家の中の不用品をまとめて取りに来てくれます。カメラ以外にも処分したいものが多い時には便利です。

それぞれにメリットとデメリットがありますので、詳しく解説していきます。

カメラを処分する方法6選

カメラを廃棄したり譲渡する場合には、気をつけておかなければいけないことがいくつかあります。カメラの処分方法を詳しく解説する前に、「カメラを処分する際の注意点」を知っておきましょう。

1バックアップと初期化をしておく

デジタルカメラを処分する際には、撮影したデータのバックアップを忘れずに取ることが重要です。処分後にバックアップがないことに気づいても取り戻すことはできません。処分に出す前に、パソコンまたは別のメモリーカードを使ってバックアップをとっておきましょう。

また、処分前にはメモリーカード内のデータを全て消すことが必須ですが、それだけではユーザーの個人情報は全て消去したことにはなりません。データ復旧ソフトを使えば復元できてしまうのです。消したはずのデータが他人の手に渡ることになり、悪用される可能性もゼロではありません。

そうしたトラブルにならないためには、「初期化」させることが重要です。データの消去だけではなく、各機器の説明書に従って初期化もしておきましょう。

2クリーニングをしておく / 付属品の確認をしておく

買取に出したりフリマサイトを使って個人売買をする際には、なるべくきれいな状態であることが高値で売買できるポイントです。

クリーニングペーパーやレンズクリーナーを使って清掃しておくようにしましょう。その際、逆に傷つけてしまうことがないよう細心の注意を払って行わなければなりません

また、高値で売買するためのもう一つのポイントとして「付属品が揃っていること」が重要です。箱やレンズカバー、取扱説明書などが揃っているかどうか確認して準備しておきましょう。

3捨てる場合には、電池やメモリーカードは抜いて処分する

自治体でゴミとして処分する場合には、自治体の決めるルールに従って処分しなければなりません。カメラを捨てる際の注意点としては、パーツごとに分別して捨てる必要があることです。

特にカメラに内蔵されている電池とメモリーカードは、カメラ本体と処分方法が異なります。捨てる場合には必ずこれらを外した上で分別をして処分します。分別については下記「自治体でゴミとして捨てる方法」に記載してますのでそちらをご確認ください。

その他にも、一眼レフの場合はカメラ本体とレンズの処分区別が異なる場合もあります。こうした場合も各自治体の指定する方法で処分しなければなりません。

リサイクルショップ・カメラ買取専門店で買取に出す

出典:メルカリ

不要になったカメラは買取に出すことができます。買取を行っているお店には、
・リサイクルショップ(ハードオフや大黒屋など)
・カメラ屋(カメラのキタムラなど)
・カメラ買取専門店(カメラ買取アローズなど)
などがあります。

1一眼レフカメラは中古市場でも人気商品

カメラは中古品でも需要が高い商品です。買取価格はカメラの状態だけでなく、メーカー・シリーズ・型番・販売時期などによって上下します。

特にデジタル一眼レフの人気は高く、3〜5万円といった金額での取引も多く見られます。ニコンやキヤノンといったメーカーはその中でも高価買取の対象になっているものも多いです。

また、最近ではGoProユーザーも増えてきていますので、GoPro商品の買取価格をアップさせているお店も増えています。

2買取は店頭だけでなく、出張買取や宅配買取といった方法もある

近くにカメラの買取を行っているお店がある場合は、一度店頭に告知されている買取表などを見たり問い合わせしてみると良いでしょう。

もしそうしたお店がない場合でも、出張買取や宅配買取といった来店の必要のない買取方法を取っているお店もあります。

カメラのキタムラや、カメラ高く売れるドットコム、カメラ買取アローズなどは宅配にも応じており、買取価格などもホームページで確認できますので一度覗いてみてください。

3古いカメラや壊れたカメラでも買取を行っているお店がある

カメラは最新のものだけでなく、年式の古いものでもビンテージ品として楽しまれています。古いものだから価値がないわけではなく、モノによっては新品のカメラよりも高額で購入するクラシックカメラファンもいるのです。

壊れて動かないカメラでも、ハッセルブラッドなどファンの多いカメラは値段がつきます。壊れたカメラの買取を行っている店で参考してみてはいかがでしょうか。

こうした買取を利用する場合の注意点としては、先述したようにメーカーや状態などによっては値段がつかないものもあるので、必ずしも売れるわけではないということです。

買取をしているお店に持って行ったり梱包して送ったりする必要もあります。価格についても、買取より個人売買の方が値段は高くなることも多いのです。

数百円で買い取ってもらったものが、後日そのお店で数万円の値段をつけられていたなんてこともあります。そのようなものを目にすると、納得いかないと感じてしまいますよね。

買取の場合、値段はどうしてもお店次第になってしまいます。自分で納得のいく値段をつけたいという場合は、次に紹介する「ネットオークション・フリマサイトを使って個人売買する」という方法を選んだ方が良いかもしれません。

ネットオークション・フリマサイトで個人売買する

       

出典:メルカリ

ヤフオクやメルカリなど、個人間の売買を可能にするウェブサービスには様々なものがあります。カメラはこうしたオンラインサービス上でも頻繁に取引されています。

買取の場合には、お店側の利益を確保するために中古販売価格よりも安い金額で買取されます。しかし、個人売買ではそうした中間業者を通す必要がないので、より高い金額で売ることができるのです。(ただし、販売手数料がかかる場合があります。)

こうした個人売買を行う方法は難しくありません。ウェブサービスに登録後、値段や写真や説明を添えて出品し、購入を待ちます。購入者が現れれば発送し、後日入金されるといった流れになります。

ネットオークションやフリマサイトでは、個人間の取引ですので問題が起こることもあります。カメラの場合は、
「説明にない傷やレンズのカビがあった」
「届いたカメラの電源が入らず壊れていた」
と行った事例があります。

ある程度のクリーニングをおこなった上で発送したとしても、傷の感じ方には個人差があります。カメラ初心者がみると一見状態が良さそうに思えても、詳しい人から見るとそうでない場合もあります。

そのため、個人売買ではカメラの知識や出品した商品への説明責任などがあります。しっかりと説明した上で納得して購入されれば問題ありませんが、知識がなく説明に不備があった場合にはトラブルになる可能性がありますので注意が必要です。

新品購入時に下取りで処分する

       

出典:ソニーストア 下取りサービス

家電量販店やカメラ屋さんでは、新しいカメラを購入するときに「下取り」として古いカメラを処分できる場合があります。

新しく購入するカメラを下取りの分値引きできますので、お得な処分方法でしょう。

しかし、全てのお店で下取りに対応している訳ではありませんので事前に確認が必要です。また、下取り対象のカメラにも指定がある場合があります。壊れているカメラなどは下取りできないこともあります。

当然、新品購入時にしか利用できませんので、処分方法として常に利用できるものでないことは理解しておいてください。

新しいカメラを購入しようとお考えでしたら、まずは各お店で下取りに対応しているか、また、下取り対象商品に合致しているかどうかを確認してみましょう。

自治体でゴミとして捨てる

出典:使用済み小型家電の回収/浜松市

自治体でゴミとして処分する際は、自治体が指定する方法で分別して処分する必要があります。ゴミの分別区分は全国の自治体で様々です。必ず、お住まいの自治体での処分方法を確認し、正しく処分しましょう。

自治体のホームページでも、ゴミの分別方法が確認できます。
「お住まいの地域名(◯◯市など) カメラ 分別」といったキーワードで検索してご確認ください。

カメラの場合は、自治体によって変わりますが、
・不燃ゴミ
・小型家電リサイクル法対象品目
・粗大ゴミ(三脚などの大きいもの)
のいずれかとして処分することになるでしょう。

また、レンズや電池、メモリーカードはカメラの本体(ボディ)とは別の処分方法になる場合がありますので合わせて調べておきましょう。

例:東京世田谷区でゴミとして処分する方法と注意点

出典:世田谷区ホームページ

ここでは例として東京世田谷区でのカメラの処分方法をお伝えします。

まず、カメラのボディ本体と、レンズ、電池、メモリーカードに分けます。

「デジタルカメラ」と「フィルムカメラ」「メモリーカード」に関しては国の指定する「使用済み小型家電リサイクル法」の対象となっています。そのため、世田谷区内に設置されている小型家電回収ボックス内に入れることで処分できます。

その際、回収ボックスの投函口が「10cm×25cm」となっていますので、それ以上のカメラについては「不燃ゴミ」としてゴミに出すことになります。不燃ゴミは区の指定する収集日にゴミ収集場へ運んでください。その他レンズ、乾電池、リチウムイオン電池についても不燃ゴミでの処分となります。

充電式電池の場合は「資源有効利用促進法」に基づき、メーカーによる回収が義務付けられています。そのため、自治体での処分はできません。充電式電池については家電量販店などに設置されている回収ボックスに入れるようにしてください。

このように、世田谷区でカメラを処分するには、分別しをした上でそれぞれ指定された方法で処分する必要があるのです。

再度お伝えしますが、自治体によって処分方法は異なります。この方法が全国統一の正解ではありませんので、必ずお住まいの自治体でご確認の上、処分するようにしてください。

引越しの際に引越し業者に処分してもらう

引越しに合わせてカメラを含む不用品を処分しようと思われたのであれば、引越し業者の不用品回収サービスを利用する手もあります。

また、業者によってはリサイクルショップと提携し、不用品の中から買取を行っている場合もあります。カメラはリサイクルショップでも扱いがあること多いので、買取対象になるかもしれません。

引越し業者の不用品回収サービスは基本的に「有料オプション」となります。また、お使いの引越し業者が必ずしも対応しているわけではありませんし、エリアによっても回収不可エリア・買取不可エリアなどがあります。

とはいえ、引越し時に出る大量の不用品と一緒にまとめて処分できれば楽ですよね。引越し業者を選ぶ時点で不用品回収オプションを備えた業者を選んでみてはいかがでしょうか。

不用品回収業者を利用して処分してもらう

引越し時に限らず、家の中の不用品をまとめて処分したいと思うときがありますよね。家の中や倉庫の中を見回しては、「そろそろ片付けなくてはいけないなぁ。」と思われている方も少なくないかもしれません。

引越し業者の不用品回収サービスは引越し時にしか利用できませんが、「不用品回収業者」を使えば希望の日時にいらなくなった不用品をまとめて回収してもらうことができます。

不用品回収業者の利用も有料にはなりますが、カメラを含む不用品を一括で処分し、家の中をきれいにしたいという方にはオススメの方法です。

先ほど、カメラは小型家電リサイクル法の対象品目になっているとお伝えしました。そのため、処分する際には自治体の設置した回収ボックスまたは「小型家電認定事業者」で処分しなくてはいけません。

不用品回収業者の中には、小型家電認定事業者とそうでない業者が存在します。認定されていない業者の場合、法にのっとった適切なリサイクルがされず、不法投棄などの問題に繋がる可能性があります。

不用品回収業者選びの際は、上記の小型家電認定事業者マークのある業者を選びましょう。

不用品をまとめて簡単に処分するなら不用品回収業者がおすすめ。

カメラは中古市場も大きく、使わなくなったカメラや壊れたカメラでも中古品として販売することができます。

しかし、お金になる可能性があるからといって、メリットばかりではありません。結局値段がつかなかったり、買い手が現れなかったりした場合にはいつまでたっても処分することができません。

カメラ以外にも処分を考えているものがあれば、一括で処分できる不用品回収業者がおすすめです。

いらなくなったカメラから、大きくて捨てにくいテレビや自転車など、なんでもまとめて引き取ってくれるサービスですので、「とにかく処分したいものが多い」という場合にはぜひご利用ください。