実はこんなに選択肢がある!電話機の処分方法とは?
今回は、固定電話に使われる電話機の処分方法について解説します。電話機を処分するにあたって行っておきたい準備から、リサイクル、粗大ごみなどのいくつかの方法を紹介しますので、処分の際の参考にしてください。
目次
- 電話機の処分の方法
- 1電話機の処分前にはまずメモリとデータの消去を
- 2電池は取り外して別途処分する
- 3固定回線の契約は必ず解除する
- 4ファックスつきの場合、インクや紙なども外しておく
- 電話機の具体的な処分方
- 1オークションサイトやフリマアプリへの出品
- 2希望者への譲渡
- 3リサイクルショップに売る
- 4新しく電話機を購入し、下取りサービスを利用する
- 5引っ越し業者による引き取りサービスを利用する
- 電話機を廃棄物として処理するには?
- 1小型家電リサイクル制度を活用する
- 2大型の電話機やファックスは粗大ごみへ
- 電話機を業者に引き取ってもらう場合
- 1壊れていても引き取ってくれる業者もある
- 2
- 電話機の処分方法は年数や型によって様々な方法がある
電話機の処分の方法
ここ20年程の間に携帯電話が急速に普及し、現在は一人一台電話機を持っているのが当たり前の時代になりました。固定回線を引いている家も少なくなり、固定回線型の電話機を使う機会が減ってきた、という方も珍しくないでしょう。
現在固定電話を使っている方のなかには、使用機会がないのでそろそろ携帯電話のみでもいいかな、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
なお、粗大ごみのルールは東京都世田谷区のルールを基準しています。各自治体によってゴミ出しのルールは異なりますので、必ずお住まいの自治体のルールを調べてからゴミの処理を行うようにしてください。
1電話機の処分前にはまずメモリとデータの消去を
最近の電話機には、留守電を長期間保存する機能や最近かかってきた相手を記録するリダイヤル機能、よく電話をかける相手を登録しておけるアドレス帳機能などがついています。
電話機を処分する前に、まずこのメモリやデータを消去しておきましょう。
データの消去方法は、電話機の説明書に記載されています。「メモリの消去」「データの消去」と書かれた項目を探し、消去方法を実行してください。
万が一説明書を紛失してしまったときは、電話機の型番を元にインターネットでメモリの消し方を探すか、電話機のメーカーの相談室に消去方法を問い合わせましょう。
メモリの消去が面倒だからといってそのまま廃棄してしまうと、電話機からデータを抜かれて悪用されるおそれがあります。電話機を廃棄する前には、面倒でも必ず実施してください。
2電池は取り外して別途処分する
電話機の子機や本体には電池がついていることがあります。この電池は電話機と一緒に処分してしまうと、ゴミの分別ルールに違反してしまうことがあります。電話機を処分する際は、必ず事前に取り外しておきましょう。
特に電話機の子機には、充電式の電池が使われていることが多いです。この充電池は、充電池をリサイクルする団体「JBRC」によって、リサイクルのための回収が行われています。
この団体のリサイクルに協力している店舗の店頭には、リサイクルBOXが置かれています。ケーズデンキやビックカメラなどの大手家電量販店の店頭にも置かれていますので、近隣の家電量販店のリサイクルBOXへ持ち込んでリサイクルに協力しましょう。
【ケーズデンキ(https://www.ksdenki.co.jp/)】
【ビックカメラ(https://www.biccamera.co.jp/)】
3固定回線の契約は必ず解除する
【NTT東日本公式ホームページ(https://web116.jp/)】
固定電話を買い替えて回線を継続して使用するなどの予定がない場合、固定電話の回線契約は必ず解除しておきましょう。
固定電話の回線が残っていると、使用していない電話回線に電話料金を払い続けることになってしまいます。
固定電話の回線契約の解除の申し込みは、インターネットからも可能です。NTT東日本NTT東日本などの現在使用している回線の会社のホームページから、「各種手続き」を選択し、契約解除の申し込みをしてください。
なお、今は必要ないけどいずれまた使う予定があるという場合は、利用休止や一次中断という扱いにしておくこともできます。用途に応じて使い分けると便利です。
4ファックスつきの場合、インクや紙なども外しておく
【インクカートリッジ里帰りプロジェクト(http://www.inksatogaeri.jp/)】
【ブラザー(https://www.brother.co.jp/)】
ファックス機能がついている電話機の場合は、インクや紙もあらかじめ取り外しておきましょう。
ファックス紙は可燃ごみですが、インクはカートリッジを回収している場合があります。ブラザーやエプソンなどのカートリッジは、インクカートリッジ里帰りプロジェクトというプロジェクトの回収ボックスで回収を行っています。
※インクカートリッジ里帰りプロジェクトとは、使用済みインクカートリッジを製造メーカー各社で回収し、リサイクルに活用することを目的にしているプロジェクトです。
ほとんどのボックスは郵便局に設置してありますので、ホームページから回収ボックスの設置場所を確認して回収ボックスに入れましょう。
電話機の具体的な処分方
固定電話機の具体的な処分方法には、どのようなものがあるでしょうか。中古品であっても積極的に買い取りが行われるスマホと違い、固定電話機は買い取りができないのでゴミに出すしかない、というイメージがあるかもしれません。
しかし、オークションやフリマアプリ、リサイクルショップなどの処分方法もございます。電話機の具体的な処分の方法をいくつかご紹介します。
1オークションサイトやフリマアプリへの出品
【ヤフオク!(https://auctions.yahoo.co.jp/)】
【メルカリ(https://www.mercari.com/jp/)】
Yahoo!が運営している老舗オークションサイトのヤフオクや、フリマアプリのメルカリ、ラクマといったサイトに出品すると、電話機を必要としている人が買い取ってくれることがあります。
特にここ数年の新しいモデルで、故障がなくきちんと作動するものであれば、買い手がつく確率が高くなります。
また、ここ数年のレトロブームで黒電話もインテリアアイテムとして人気です。古いものだから無理かもしれないと思っても、意外に買い手がつくこともあります。スマホで気軽にやり取りができるのもおすすめのポイントです
2希望者への譲渡
ジモティーの地域掲示板で、不要になったものを引き取ってほしいと書き込みをすると、貰い手を募集することができます。
地域掲示板は近い地域に住んでいる人が閲覧していることがほとんどなので、近場の駅まで取りに来てくれる人、などの条件をつけることも可能です。条件次第で輸送費や送料がかからないので、気軽に受け渡しをすることができます。
3リサイクルショップに売る
【オフハウス(https://www.hardoff.co.jp/offhouse/)】
故障しておらず、きちんと動作するものであれば、リサイクルショップに買い取ってもらえることがあります。
持ち込むリサイクルショップはオフハウスなど、家電も取り扱っているショップにするのがおすすめです。
より確実に買い取ってもらいたいのであれば、持ち込む前に一度電話機を買い取ってくれるかどうかショップに問い合わせてみると良いでしょう。
4新しく電話機を購入し、下取りサービスを利用する
【ノジマオンライン(https://online.nojima.co.jp/)】
新しい電話機を購入した場合、下取りサービスを行っている家電量販店で新しい電話機を購入すると、古い電話機を処分してもらうことができます。
なかでもノジマオンラインの下取りサービスは、オンラインショップでの買い替えでも下取りサービスを利用することができる上に、1000円の負担金で家まで取りに来てくれます。
電話機の買い替えを検討しているけれど、古い電話機の処分に悩んでいるという場合にはぴったりです。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
5引っ越し業者による引き取りサービスを利用する
【日本通運(https://www.nittsu.co.jp/)】
引っ越しを機に固定電話機を処分しようと考えている場合、引っ越し業者の不用品回収サービスで回収してもらうことができます。
日本通運のように有料プランで引き受けてくれる業者など、サービス内容は会社ごとに異なります。
(物や地域によっては対応していない場合もございます。)
また、不用品の引き取りは実施していないという業者もありますので、不用品回収サービスを利用する際は、事前に問い合わせをしておくのを忘れないようにしましょう。
電話機を廃棄物として処理するには?
電話機を廃棄物として処理するときには、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。リサイクルする場合と粗大ごみに出す場合の注意点をまとめました。
1小型家電リサイクル制度を活用する
【小型家電リサイクル回収 ポータルサイト(http://kogatakaden.env.go.jp/)】
家庭用の固定電話機であれば、小型家電リサイクル回収制度を利用できる自治体があります。
小型家電リサイクル回収ポータルサイトで今住んでいる自治体とリサイクルしたい品目を選択して検索すると、その地区での小型家電リサイクルの方法を調べることができます。
2大型の電話機やファックスは粗大ごみへ
大型の電話機やファックスの場合は粗大ごみという扱いで廃棄することになります。
粗大ごみの定義は自治体によって異なります。
例えば、東京都世田谷区では、一辺の長さが30センチを超えるものは粗大ごみという扱いになりますが、一番長い辺が50センチ以上(神奈川市)など、他の自治体では条件に合わないということもありますので、必ず確認してください。
世田谷区の場合、まず世田谷区粗大ごみ受付センターから粗大ごみ廃棄の申し込みをします。
収集日程と料金の案内が来たら、収集日までに有料粗大ごみ処理券を用意して貼り付けてましょう。処理券は200円のA券と300円のB券の2種類があり、セブンイレブンなどのコンビニやスーパーで購入できます。
あとは、回収日の朝8時までに玄関前に粗大ごみを出しておくと、回収センターの作業員が回収してくれます。作業に立ち会う必要はないので、外出していても大丈夫です。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
電話機を業者に引き取ってもらう場合
粗大ごみ回収が間に合わない場合や急いで処分したい場合に便利なのが、廃棄物回収業者による回収です。電話機を業者に引き取ってもらう場合の具体的な方法をご紹介します。
1壊れていても引き取ってくれる業者もある
【ハードオフ(https://www.hardoff.co.jp/)】
ハードオフなどのジャンク品(故障品)を取り扱っている業者の場合、故障の度合いにもよりますが、故障していても引き取ってもらえる場合があります。
ハードオフは出張買取も行っていますので、他にも不用品があり、まとめて引き取ってもらいたい場合は出張買取を利用するのが便利です。
2
【ECOクリーン(https://ecoclean-fuyohin.com/)】
不用品を有料で引き取ってくれる業者を利用すると、料金はかかりますが廃棄にかかる手間と時間を最小限にすることができます。急いでいる場合にはとても助かるサービスです。
電話機のように小さなものの場合、ECOクリーンのように一点から回収してくれる業者がおすすめです。
パソコン1000円~、プリンター500円~など、一点あたりの回収料金を出してくれるので安心して任せることができます。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
電話機の処分方法は年数や型によって様々な方法がある
電話機の処分方法は、電話機の型や使用年数によって色々な方法があります。状態にもよりますが、故障していなければ譲渡や売却など、廃棄せずに済む方法での処分も可能です。
処分までにかかる時間や費用などのコストも様々なので、処分するまでにかかる時間や手間、費用などを考えた上で、最適な方法を選びましょう。