自宅にある古着を処分!売却や譲渡だけでなく寄付の方法も解説

衣替えをするとき、引っ越しをするとき、断捨離をするときに困るのが古着の処分ですよね。まだまだ着れる、痩せたら着るなどの理由で溜め込んだ古着がタンスに眠っている人も多いのではないでしょうか?
今回は、つい溜め込んでしまう古着の処分方法についてご紹介します。

目次
  1. 1. 古着の処分の流れ
  2. 1.1. 1古着が売却できるか確認
  3. 1.1. 2古着が下取りできるか確認
  4. 1.1. 3古着が譲渡・寄付できる状態か確認
  5. 1.1. 4いずれも不可なら廃棄場所を選定
  6. 1. 引っ越し時に不用品として回収できないのか
  7. 1. 古着を中古品として処分する方法
  8. 1.1. 1買取業者に売却
  9. 1.1. 2古着を新調する際に下取り
  10. 1.1. 3リサイクルショップで売却
  11. 1.1. 4ネットのフリマやオークションで売却
  12. 1.1. 5友人・知人または他人に譲渡
  13. 1.1. 6古着を寄付して社会貢献する
  14. 1. 古着を廃棄処分する方法
  15. 1.1. 1不用品回収業者で回収
  16. 1.1. 2自治体のごみ分別に従って処分
  17. 1. 上手に不良品を処分しよう

古着の処分の流れ

古着の処分方法はいくつかありますが、ブランドもので状態の良い洋服の場合、売却や譲渡できる可能性があります。ここでは、古着の処分の流れについて順を追って説明していきます。

1古着が売却できるか確認

ファストファッションブランドが進出したこともあり、近年では新品の洋服を安価に購入することができるようになっています。そのため、古着の需要は少なくなりつつありますが、ブランドものの古着は今でも人気があります。

ですが、ブランドものでも古着の売却条件は意外と厳しく、以下の条件を満たしてないと買取不可もしくは1着あたり数十円~数百円ほどの値段でしか買取ってくれないことがあります。

● 破れがないもの
● シミやシワが目立たず綺麗な状態であること
● 有名なブランド品の服であること
● ブランドのタグが付いているもの
● なるべく新しく流行遅れしていないもの

上記の条件は古着を売却するときの最低条件になります。なお、ファストファッションもブランドの1つではありますが、購入価格が元々安いので、古着として売却しても買取価格は安くなります。

2古着が下取りできるか確認

大手のスーツ販売店やファストファッション、ネットファッション通販などでは、該当する店舗で購入した洋服を回収し、代わりにその店舗のクーポン券を渡す下取りサービスを行っているところがあります。

該当する店舗で購入した製品のみのサービスですが、下取り条件は売却条件よりも緩く、多少のシミやシワ、破れた古着も引き取ってくれます。
ただ、店舗によって下取りサービスを行っていなかったり、引き取る洋服に制限を設けていたりするので、下取り前に確認する必要があります。

3古着が譲渡・寄付できる状態か確認

ノーブランドだけどサイズが合わずに数回しか着ていない、購入したものの、持ち合わせの服と合わずタンスに眠っている…。売却や下取りはできないものの捨てるのにはもったいない古着を持っている人は多いのではないでしょうか。

大人の服は好みが分かれるので難しいかもしれませんが、すぐにサイズアウトしてしまう子ども服は、小さな子供がいる家庭に譲渡すると喜ばれます。
子どもはすぐに服を汚したり破いたりしてしまうので、多少のシミやシワ、汚れがあっても事前に説明すればトラブルになることはありません。

また、大人の服もまだ着れるものであれば、寄付をすることができます。寄付する服の条件は、寄付する団体によって違いますので、事前確認を忘れないようにしましょう。

4いずれも不可なら廃棄場所を選定

下着や靴下、汚れやシワ・破れの酷い服など売却や譲渡不可の古着は処分場所を選定します。廃棄場所は以下の2つから選定します。

● 不用品回収業者で回収
● 自治体のごみ分別法に従って処分

それぞれの廃棄処分方法の詳細については後ほどご説明します。

引っ越し時に不用品として回収できないのか

引っ越し時に、大量の古着を不用品として引っ越し業者に処分してもらい、荷物の少ない状態で引っ越し先に移りたいと思われる方もいるでしょう。
以前は当たり前のように行われていた引っ越し時の不用品回収ですが、今はどの引っ越し業者も不用品回収を避けていることが多いです。

引っ越し業者が不用品回収を行っていない理由は様々ですが、主な理由は2つあります。

● スタッフの減少でサービスの提供ができないこと
● トラブルを未然に防止すること

少子高齢化により引っ越し業者の人手不足は深刻なものになってきています。また、お客様の中には、事前にしっかりと契約を結んでいても、後から不用品として回収したものを一部キャンセルしたいなどのトラブルが生じることもあります。

ただでさえ、人手不足でこのようなトラブルが生じると引っ越し業者は赤字になります。このことから、引っ越し業者は不用品回収を大々的に行っていないところが多いです。

ですが、引っ越し費用とは別料金で高額になることが予想されるので、古着は引っ越し前に自分でお得に処分することをおすすめします。

古着を中古品として処分する方法

古着にシワ・シミ・汚れがなく綺麗な状態だった場合、またはブランドものの場合は中古品として処分することができます。古着を中古品として処分する方法は、以下の6つです。

1. 買取業者に売却
2. 古着を新調する際に下取り
3. リサイクルショップで売却
4. ネットのフリマやオークションで売却
5. 友人・知人または他人に譲渡
6. 寄付して社会貢献する

ここでは、それぞれの処分方法や手順について詳しくみていきます。

1買取業者に売却

出典:BUYSELL

古着の状態が綺麗で、ブランドものである場合、買取業者に売却できるかもしれません。売却するのであれば、1円でも高く古着を買取ってもらいたいですよね。古着を高価買取査定してもらう方法を以下にまとめました。

【古着の高価買取査定してもらう方法】

● 2~3年以内に販売されたブランドものの洋服を査定
● 汚れ・シミの少ないブランドものの子供服を査定
● 古着を20点以上まとめて査定
● 査定に出す前にクリーニングとアイロンをする
● シーズン前に査定する

2~3年以内に販売されたブランドの洋服で、状態の良いものであれば買値の約20~30%の価格で売れます。
また、古着がファストファッションやノーブランドでも状態が良く、大量に査定に出せるのであれば、買取業者によってキロあたり数百円~数千円の価格で売ることもできます。

ここでは、ブランドものの古着買取を専門としているバイセルの宅配買取の流れをまとめました。

【バイセルの宅配買取の流れ】

1. 買取専門フリーダイヤルに電話またはメールで無料査定の申込み
2. バイセルから宅配査定書類一式が送られてくるので、必要事項に記入する
3. 宅配査定書類一式と古着をバイセルに送る(送料は無料)
4. バイセルから査定結果の報告を受ける(キャンセルの場合、商品返送料金はお客様負担)
5. 買取代金が銀行口座に振り込まれる

参考:BUYSELL 「宅配買取の流れ」

これはあくまでも【バイセル】の宅配買取の流れです。買取業者によって査定できる古着や査定方法が違いますのでご注意ください。
また、宅配買取を依頼する場合、古着とともに身分証明書の送付を求められます。あらかじめコピーを用意しておきましょう。

2古着を新調する際に下取り

出典:洋服の青山

ファストファッションや大手スーツ販売店の店舗の中には、古着を回収する代わりにクーポン券を渡す下取りキャンペーンを行っているところもあります。下取りサービスを行っているチェーン店は以下の通りです。

洋服の青山
Right-on
ZOZOTOWN

該当する店舗の古着であれば、シミやシワそして破れが少々あっても下取りしてくれるので、業者に売却するよりもお得に処分できます。

ただ、下取りしてくれる古着は基本的に該当する店舗で購入した古着だけとなっています。また、店舗により下取り条件や対象商品、もらえる特典(クーポン券など)が違いますので注意が必要です。

ここでは例として、洋服の青山のスーツ下取りサービスの流れをご紹介します。

【洋服の青山 スーツ下取りサービスの流れ】

洋服の青山では、自宅に眠っているメンズスーツやワイシャツ、フォーマルはもちろんのこと、レディースや靴など幅広い商品を下取りします。
さらに嬉しいのが対象商品であれば他社製のものでも下取り可能なこと。洋服の青山でスーツを新調する予定のある方に嬉しいサービスです。

3リサイクルショップで売却

出典:2nd STREET

古着を買取業者で宅配買取する場合、申し込みから買取まで数日から数週間かかる場合があります。
もちろん、店頭買取を行っている業者もありますが、住んでいる地域によっては店舗が遠く古着を持っていけない場合もあります。

また、ファストファッションブランドの店舗では自社製の古着を回収してくれますが、他社製の古着の回収は行っていないので、自宅に眠っている多量の古着を処分することができません。

自宅に眠っている古着をできるだけ早く処分したい方、買取業者から古着の買取を断られた方は最寄りのリサイクルショップで古着の売却を検討してみてはいかがでしょうか。

リサイクルショップは、買取業者よりも査定額が下がってしまうことが多いのですが、すぐその場で売却し、現金を手に入れることができます。ここでは、リサイクルショップ「セカンドハウス」で古着を売却するときの流れをまとめました。

【セカンドハウスの古着買取の流れ】

1. 古着を最寄りの店舗に持っていく
※ご本人確認書類(運転免許証や学生証など)を持参する必要あり
2. バイヤースタッフが古着を査定
3. 査定額を提示し、納得して頂いたら現金支払い

参考:セカンドストリート 「買取サービスのご案内」

※現金の受取りの際には、「ご本人確認書類」の記入が必要となります。保険証や免許証などの身分証明書の提示を求められますので、忘れずに持っていきましょう。

セカンドサイトではノーブランドの古着の買取も行っていますので、廃棄処分する前に依頼してみるのもいいかもしれません。なお、電話による査定の問い合わせには一切答えられないので、ご注意ください。

4ネットのフリマやオークションで売却

出典:メルカリ

自分の好きな値段で古着を販売したいと思う方は、ネットのフリマやオークションに出品してみてはいかがでしょうか。ネットのフリマやオークションでは、様々なブランドの古着が出品されています。

特に人気なのは子供服で、多少汚れやシミがあるものでも人気のブランドものであればすぐに売却することができます。大人のブランドもものの服も上手くアピールすれば高値で売れる可能性があります

ここでは、ネットフリマの1つである「メルカリ」で古着を売却するときの流れをまとめました。

1. メルカリのスマホアプリまたはメルカリのサイトで古着の情報を入力し出品
2. 購入者と値段交渉などのやり取り
3. 購入者の支払いを確認したら、発送
4. 購入者が販売者の評価を行う
5. 購入者の評価を行い取引完了

参考:メルカリ 「メルカリガイド」

ネットフリマやオークションは、値段を自分で設定できる反面、購入者とのやり取りや発送などを自分で行う必要があります。
また、値引き前提で取引をしてくる購入者が多いので、交渉しているうちにいつのまにか安価な値段で取引してしまった…ということにもなりかねません。

古着の場合シミやシワ、汚れの写真などを写したり、購入者に説明したりしないと購入者との間でトラブルになる可能性もあります。トラブルになると精神的にも肉体的にも疲弊してしまうので、気を付けましょう。

5友人・知人または他人に譲渡

出典:ジモティー

売却しても子供のお小遣い程度にしかならない、ノーブランドだけど状態が綺麗で十分着れる古着が家で眠っているならば、友人・知人または他人に譲渡するのはいかがでしょうか。

無料で譲渡するのであれば、多少のシミやシワ、汚れなども説明すればトラブルになりませんし、譲渡される側も無料で欲しい古着がもらえるので、お互いにとって良い取引になるでしょう。

譲渡する場合は、気の許せる友人や知人に譲渡するのがベストですが、断られた場合はジモティ―を使って、自宅の近くに住んでいる他人に譲渡する方法もあります。

ジモティーでは利用料無料で、簡単に古着の情報を投稿することができ、サイト上で譲渡先とのやり取りをすることができるのでおすすめです。

ジモティーで古着を譲渡するときの流れを以下にまとめました。

1. ジモティーのサイトにて古着の情報を入力し掲示
2. 古着を譲って欲しい人とやり取りをし、引き渡し日時・場所を決める
3. 引き渡す

ジモティーはラクマなどと違い、手続きが簡単でだれでもすぐにサイトを利用することができます。ただ、譲渡先とのやり取りや古着の受け渡しなどは、フリマやオークションと同じように全て自分で行う必要があります。

手間や時間がかかるので、忙しい方や時間のない方は他人に譲渡するのは難しいかもしれません。

6古着を寄付して社会貢献する

出典:古着deワクチン

売却するほどの洋服でもないけれどまだ綺麗で十分着れる古着が自宅で眠っているのなら、寄付して社会貢献をしてみてはいかがでしょうか。

古着の寄付ができるプロジェクトは数多くありますが、今回はその中の1つである「古着deワクチン」をご紹介したいと思います。

古着deワクチンは、日本リユースシステム株式会社、(株)リクルートマーケティングパートナーズ(ゼクシィBaby)、認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会で共同企画して行っているプロジェクトです。

古着deワクチンの寄付の流れを以下にまとめました

1. WEBサイトから専用回収キットを申込む(1口3,000円)
2. 専用回収キットに古着を詰める
3. 指定宅配業者に集荷を依頼する(着払い)

参考:古着deワクチン 「古着deワクチンの流れ」

古着を寄付すると、以下のような社会貢献ができます。

● 専用回収キットの申込み料金(3,000円)は寄付金として発展途上国の子供たちにポリオワクチンが届けられる

● 集められた古着は障がい者支援施設に配送され、障がい者の方が分配・配送作業を行います。古着を送れば送るほど、障がい者の方の仕事が増え、人手が必要となり、新たな雇用が生まれます。

● 古着は発展途上国で安価に輸出販売され、現地で雇用が生まれる。

● 輸出販売されて出た収益の一部が発展途上国のポリオワクチンの費用になる

1回の寄付で様々な社会貢献ができるのが魅力的ですね。

古着を廃棄処分する方法

古着の状態が悪い状態または売却・譲渡・寄付の対象でない靴下や下着などの古着の場合、廃棄処分をする必要があります。廃棄処分の方法は、以下の2つになります。

1. 不用品回収業者で回収
2. 自治体のごみ分別にしたがって処分

ここではそれぞれの廃棄処分の方法や手順について詳しく見ていきます。

1不用品回収業者で回収

出典:ECOクリーン

古着は不用品回収業者に依頼することで、短期間そして安価な値段で回収してもらうことができます。古着だけだと高くついてしまうことがあるので、自宅で眠っている他の不用品も一緒に回収してもらうことをおすすめします。
ここでは、不用品回収業者の1つである「Ecoクリーン」の不用品回収の流れをまとめました。

【ECOクリーンの不用品回収の流れ】

1. 電話、WEBにて問い合わせ
2. 無料訪問見積
3. (料金に納得いただいたら)その場で不用品回収
4. 作業完了・お支払い

参考:ECOクリーン 「お申込みの流れ」

ECOクリーンでは不用品回収がスムーズに進むよう、問い合わせ時に以下の4つの質問をお客様にします。

● 回収する不用品の量や種類
● 建物の種別(戸建て・集合住宅・施設など)
● エレベーターの有無
● 見積時に立ち会い可能か否か

これらの質問への回答に応じてスタッフやトラックを派遣するので、無駄なくスムーズに不用品回収をすることができます。

不用品回収業者に依頼すると自分で処分するよりもお金がかかりますが、短期間で手間なく処分するにはこの方法がベストです。不用品回収業者の中には、大量の古着を無料回収すると言ったような業者もあります。

ですが、不用品を無料回収している業者はあとから高額な請求をしてきたり、違法な処分をしたりして、トラブルに巻き込まれる可能性があります。ご注意ください。

2自治体のごみ分別に従って処分

古着は自治体で処分することができます。ここでは参考までに東京都世田谷区の古着の処分方法についてご紹介します。

世田谷区の古着処分方法

世田谷区の古着処分方法は3つあります。

● 可燃ごみとして出す
● 各地で年に数回行われるで古着回収のときに出す
● エコプラザ用賀・リサイクル千歳台にある古着回収ボックスに入れる

ここではそれぞれの処分方法について詳しく見ていきます。

可燃ごみとして出す

汚れや破れが酷い衣類、制服・ユニフォームなどは可燃ごみに出しましょう。可燃ごみに出す場合は、90リットル以下の蓋つき容器または中身の見える透明・半透明のごみ袋に古着を入れて出します。

可燃ごみの搬出は週2回、1回に出せるごみの量は45リットル袋で3袋までと決まっていますのでご注意ください。

各地区の古着回収のときに出す

世田谷区では各地区ごとに自治会や町会が中心となって、年に2回程度の古着回収を実施しています。
回収された古着は衣類として再利用されたり、裁断して工業雑巾として利用されたり、繊維までほぐしてカーペットの下地などに加工されます。

汚れや破れのある古着も回収対象ですが、各地区によって回収できる古着とできない古着があるようです。詳しくは、各地区の自治会や町会にお問い合わせください。

古着回収ボックスに入れる

出典:エコプラザ用賀

エコプラザ用賀・リサイクル千歳台には、常時古着を出すことができる回収ボックスを設置しています。開館時間内であればいつでも回収できます。

ただ、回収できる古着とできない古着があるので、古着を出すときは、以下のページを確認してからエコプラザ用賀・リサイクル千歳台へ行きましょう。

古着回収ボックスに出した衣類は、売却されその収益金はパラスポーツの支援金として寄付されます。

上記3つの古着の廃棄処分方法はあくまでも東京都世田谷区での処分方法になります。他の自治体では処分方法が異なりますので自分で古着を処分するときには、お住まいの自治体のホームページ等で処分方法を確認しましょう。

上手に不良品を処分しよう

古着の回収方法は

【中古品として売却・譲渡または寄付する】
【廃棄処分する】
の2つの方法があります。

古着はブランドもので状態が良ければ売却することができますが、多くの場合ブランドものでも安く買取されてしまいます。ですが、古着は再利用や再使用がしやすいものなので、譲渡または寄付することができます。

古着はブランドもので状態が良ければ売却することができますが、多くの場合ブランドものでも安く買取されてしまいます。ですが、古着は再利用や再使用がしやすいものなので、譲渡または寄付することができます。

不用品回収業者を選ぶ際は値段はもちろんですが、安心・安全な方法で古着を処分してくれる業者を選ぶようにしましょう。また、洋服で部屋のスペースを埋めるのは非常にもったいないので、古着を片付けるのを機に不要な服をなるべく買わないようにすると良いかもしれませんね。