レコードやレコードプレーヤーの処分方法とは? 処分する際の注意点を解説

近年、アナログレコードの需要が高まっていることをご存じでしょうか?
高音質で利便性の高いデジタル音源が普及していく一方で、ノイズを含んだ音の面白さや温もり、レコードプレーヤーの視覚的な美しさなど、アナログレコードならではの魅力が注目されています。

そのため「古いレコードやレコードプレーヤーだから売れない」とは限りません。むしろ、古いからこそ価値があると考えられています。

そこでこの記事では、レコードやレコードプレーヤーにはどのような手放し方があるのか、 またその際にどのようなことに注意すればよいのかご紹介していきます。

目次
  1. 1. 1.正常に動作するか?
  2. 1. 2.高額での買取が期待できるか?
  3. 1. 1.専門店の買取サービスを利用する
  4. 1. 2.リサイクルショップに売る
  5. 1. 3.フリマアプリやオークションサイトに出品する
  6. 1. 4.譲渡や寄付をする
  7. 1. 1.自治体のごみ回収に出す
  8. 1. 2.不用品回収業者に依頼する

処分する前に確認しておくこと

レコードやレコードプレーヤーの処分方法は大きく分けて「売る」、「譲る」、「廃棄する」の3種類があります。レコードやレコードプレーヤーの状態を確認しながら、どの処分方法が適しているか考えてみましょう。

1.正常に動作するか?

まずはレコードやレコードプレーヤーが正常に動作するか確認しておきましょう。
問題なく使用できる場合は売ってお金に換えるか、譲渡や寄付をする選択肢があります。

全く動作しない場合は、ごみとして廃棄処分をするしかありません。
ただし、修理が可能な程度の故障であればレコードやレコードプレーヤーの専門店で買い取ってもらえる可能性もあります。そのためすぐにごみに出してしまうのではなく、とりあえずそのままの状態で専門店で査定をしてもらうことをおすすめします。

自分で修理をしようとするとかえって故障させてしまう危険性がありますので、修理作業に自信がない場合は専門家に任せるようにしてください。

2.高額での買取が期待できるか?

レコードやレコードプレーヤーを売りたいのであれば、高額での買取が期待できるか確認しておきましょう。
たとえばビートルズなどの人気のミュージシャンのレコードや、デノンなどの有名メーカーのレコードプレーヤーは需要があり、高額で売れる可能性があります。古い製品であっても故障や汚れがひどくなければ高額で買い取ってもらえることもあるため、査定をしてもらうとよいでしょう。

できるだけ高額で買い取ってもらいたい場合は、レコードやレコードプレーヤーを専門としているお店に買い取ってもらうことをおすすめします。リサイクルショップなど、専門知識のあるスタッフがいないお店ではその品に見合った値段で買い取ってもらえない可能性があるため注意してください。

専門店では高額で買い取ってもらえないレコードやレコードプレーヤーは、自分でフリマアプリやオークションサイトに出品するという選択肢があります。 たとえ世間的には需要の低い品物であっても、「高額でも良いから買い取りたい」と考える人がいないとは限りません。ただしそのような人に出会える可能性は低いため、基本的には高額で売るのは難しいと考えておくほうがよいでしょう。

中古品として処分する方法

正常に動作するレコードやレコードプレーヤーは、売ってお金に換えるか、譲渡や寄付をすることが可能です。

1.専門店の買取サービスを利用する

レコードやレコードプレーヤーを売りたい場合は、まずは専門店で査定してもらうとよいでしょう。レコードはレコードやCDの専門店、レコードプレーヤーはオーディオ機器の専門店などで査定をしてもらうことができます。

また、お店によっては公式サイトなどに買取価格が記載されていることもありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

このようなレコード、CD専門店では宅配買取に対応しているお店も多いです。 宅配買取を依頼する場合はインターネットや電話で申し込みをしてから、宅配で品物をお店に送ります。このとき、梱包は自分で行わなくてはなりません。運搬中に品物が破損や故障をしてしまうと査定額が下がってしまうので、緩衝材などを使用してしっかりと梱包するようにしましょう。

品物を送ったあとは、お店のスタッフから査定結果の連絡が届きます。査定金額に納得し、承諾をした場合は代金がお店から支払われ、納得できなかった場合や買取不可の場合は品物が自宅へ返送されます。
お店によって査定や買取の基準は異なりますので、査定結果に納得がいかない場合は別のお店でも査定をしてもらうとよいでしょう。

もし買い取ってもらいたい品物の量が多いのであれば出張買取を依頼しましょう。出張買取は、スタッフが直接自宅まで査定に来てくれるサービスです。 ただしお店によっては出張買取の対応エリアが限定されていることもあるため、買取店のホームページなどをよく確認しておきましょう。

2.リサイクルショップに売る

リサイクルショップでもレコードやレコードプレーヤーを買い取ってもらえる可能性があります。

ただしリサイクルショップの場合、必ずしもレコードやレコードプレーヤーの専門知識のあるスタッフがいるとは限りません。専門知識のないスタッフが査定をするお店では、どれほど価値の高いものであっても、それに見合った値段で買い取ってもらえない可能性があります。

リサイクルショップでの買取方法は、基本的にレコードやレコードプレーヤーの専門店の場合と同じで、最初に査定をしてもらい、金額に納得したら正式に買取をしてもらうことになります。
お店にもよりますが、店頭買取だけでなく宅配買取や出張買取に対応している店も数多くあります。

専門店の場合と異なるのは、レコードやレコードプレーヤー以外の不用品も一緒に買い取ってもらえるという点です。
楽器や家電などをそれぞれの専門店に買取依頼すると手間がかかりますが、リサイクルショップでまとめて買い取ってもらえば不用品を一気に片付けることが可能です。 特に引っ越し前など、大量の不用品をすぐに売りたい場合はリサイクルショップに依頼するとよいでしょう。

3.フリマアプリやオークションサイトに出品する

知名度の低いミュージシャンのレコードや、専門店では買い取ってもらえないレコードプレーヤーなどは、フリマアプリやオークションサイトでは買い手が現れる可能性があります。
ただしすぐに買い手が現れるとは限りませんし、場合によっては何か月待っても売れない可能性もあります。
すぐに手放したいと考えている方にとってはリスクのある方法です。

フリマアプリやオークションサイトはさまざまなものがありますが、知名度の高いサイトやアプリを使用するほうが買い手が見つかりやすいです。

出品方法は売りたい商品の写真を撮り、その商品の説明文を書き込むだけなので、スマホ1台で簡単に出品することができます。

注意が必要なのは、一般人同士での取引となるためトラブルがおこらないように気を付けなければならないという点です。

商品が売れたら自分で梱包して発送するのですが、レコードやレコードプレイヤーが発送中に故障してしまっては大変です。振動が伝わらないように緩衝材を使用してしっかりと梱包するようにしましょう。

また、相手が商品を受け取ってから「思っていた商品と違った」と言われることのないように、商品説明欄にはメーカーや使用年数、汚れや破損の状態、サイズや重さなど、詳しい情報を記載しておきましょう。

4.譲渡や寄付をする

売ってお金に換える必要がないと思うのであれば、人に譲るという選択肢もあります。
まずは知人や親戚などに声をかけてみましょう。もしかしたらレコードに興味のある人が身近にいるかもしれません。

譲渡できる人が身近にいない場合は、レコードやレコードプレーヤーを収集している団体に寄付をすることもよいでしょう。

レコード喫茶のような、レコード音楽を聴く施設を企画・運営している団体は全国各地に存在します。
寄付をすれば自宅に眠っているレコードやレコードプレーヤーを有効活用してもらうことができるでしょう。

団体に寄付をする方法は、宅配で送るか、自分で施設まで直接持っていく場合が多いです。
ただしどのような品の寄付を受け付けているか、どのような方法で引き渡すかは団体によって異なります。不明な点があれば事前に問い合わせをして、詳細な内容について確認をしておきましょう。

ごみとして処分する方法

レコードやレコードプレーヤーをごみとして廃棄したい場合は、自治体か不用品回収業者に処分してもらいましょう。

1.自治体のごみ回収に出す

自治体のごみ回収に出す場合は、ごみの分別をしなければなりません。
どのように分別するかは自治体によりますが、下記のように分類される場合が多いです。

  • レコード盤とジャケット……可燃ごみ
  • レコードプレーヤー……不燃ごみ

    ただし、サイズが大きい場合は粗大ごみとして扱われれるため注意が必要です。
    粗大ごみとして扱われるサイズは自治体によって異なりますが、「1辺の長さが50センチメートル以上」など、数十センチメートル単位で決められている場合が多いです。

    粗大ごみとして処分したい場合は、自治体の粗大ごみ受付センターにインターネットや電話などで連絡をします。
    処分してもらいたいごみの種類や量などを伝えると、それに対応した金額が伝えられます。そして、その金額分の粗大ごみ処理券をスーパーやコンビニで購入して粗大ごみに貼り付け、回収日時までに指定された場所に粗大ごみを置いておきます。

    金額は処分するものや大きさなどによって差はありますが、1点につき500円前後としている自治体が多いです。

    なお、ごみの回収方法や金額など、詳細については自治体によって異なる場合もありますので、必ず自治体のホームページなどで確認しておきましょう。

    2.不用品回収業者に依頼する

    不用品回収業者に依頼する場合、費用は業者やプランによってさまざまですが、定額パック制度の業者が多く見られます。

    定額パックの場合、たとえば「かご台車積み放題パック」や「軽トラックパック」など、台車やトラックに積める範囲であれば何点でも回収してもらうことが可能です。

    また、不用品回収業者は荷物の運び出しをしてもらえる、深夜や土日でも対応してもらえる業者が多い、といったメリットもあります。

    しかし便利なサービスとはいえ、処分したい不用品の量が少ない方にとっては、自治体で処分してもらう場合よりも費用がかなり高くついてしまいます。
    そのため、ほかにも処分したい不用品がないか自宅を確認し、不用品の数が多い場合は不用品回収業者に、少ない場合は自治体に依頼をする、といった使い分けをするとよいでしょう。

    処分方法は慎重に選択しよう

    レコードやレコードプレーヤーは買取をしてもらえる可能性があるため、処分方法は慎重に選択しましょう。すぐにごみとして処分してしまうのではなく、まずは専門店などで査定をしてもらうことをおすすめします。

    ただ、どんなに価値のあるレコードやレコードプレーヤーだとしても、正常に動作しないのであれば売ってお金に換えることはできません。その場合は自治体のごみ回収に出すか、不用品回収業者に依頼をしましょう。

    不用品回収業者は業者によって費用がさまざまですので、依頼する際はぜひ弊社の一括見積をご利用ください。