カーペットを捨てるには?絨毯を処分する方法と費用を解説
「古くなったカーペットを買い替えるために処分したい」と思う人はいるはず。カーペットは物によって素材が異なるものであり、燃えるごみや燃えないごみとして捨てることは可能です。
ですがカーペットのサイズが大きいと、有料の粗大ごみとして捨てる必要があるため注意しましょう。あなたがスムーズにカーペットを処分できる方法とその費用について解説します。
目次
カーペットを捨てるときの注意点
カーペットや絨毯には豊富な種類があり、製品によって使われる素材は異なります。もしサイズが小さいカーペットを捨てる場合は、素材をチェックしてから処分することが重要です。
燃えるごみとして捨てられるのは綿や絹、麻や竹、ウールなど天然繊維の素材で作られたカーペット。い草シーツや竹ラグなどの製品はごみ袋に入れて、燃えるごみの日に出しましょう。
燃えないごみとして捨てられるのはポリエステル、ナイロン、レーヨンなど合成繊維によるカーペット。またタイルカーペットや裏地にゴムがついている製品も燃えないごみの対象です。
カーペットを捨てるときの注意点は素材により、ごみの種類が変わることだけではありません。処分する前に以下の4つのポイントを知っておくと、間違った捨て方を防げます。
● サイズによって粗大ごみの対象となる
● カットするには道具が必須
● ホットカーペットはカットしないこと
● キレイな状態であれば買取は可能
それぞれのポイントを詳しく見ておきましょう。
1サイズによって粗大ごみの対象となる
リビングや寝室などで使うことを目的としたカーペットには、サイズが大きい製品もあります。処分するカーペットのサイズが大きい場合、粗大ごみとして捨てることが必要です。
例えば東京都世田谷区の場合、一辺の長さが30cmを超えるカーペットは粗大ごみとなります。カットしてカーペットのサイズを小さくしても、世田谷区では粗大ごみの対象となるため注意です。
また東京都杉並区では最大辺の長さが30cm超えて、220cm以内のカーペットを粗大ごみとして捨てられます。220cmを超えるカーペットはカットにより解体しておくと良いですね。
一部の自治体を除いてカーペットや絨毯はカットで小さくすることにより、粗大ごみの対象ではなくなります。無駄な手数料の支払いを避けるために、カットでカーペットを解体することがオススメです。
2カットするには道具が必須
カーペットは複数の素材により製造されていて、ハサミでそのままカットするのは難しいです。スムーズにカットするためには、以下のような道具を用意しておくことを勧めます。
● 大型のハサミ(小型だとカットできない場合がある)
● ごみ袋
● 軍手
● マスク
● 汚れても問題がない衣服
これらの道具を用意したら、ハサミによりカーペットを30cmまでの正方形になるよう切りましょう。カットが完了したらごみ袋に解体したカーペットを入れて、指定された方法で処分できます。
ハサミではカットしにくいカーペットであれば、解体せずに処分することがオススメです。粗大ごみとして出したり業者に依頼したりすることで、カットする手間はなくなります。
3ホットカーペットはカットしないこと
電気により暖かくなるホットカーペットを処分したい人も中にはいるはず。サイズの小さいホットカーペットであれば、一般的に燃えないごみとして捨てることが可能です。
もしホットカーペットのサイズが大きい場合は、カットせずに処分することを推奨します。電熱線が含まれるホットカーペットはハサミでは解体できず、解体するのは難しいためです。
また絶縁されていない道具でカットした場合、電熱線により感電する危険性もあります。解体に慣れていない人は大きいホットカーペットをカットせず、普通ごみ以外の方法で処分しましょう。
カーペットを中古品として処分するには
「汚れの少ないカーペットを捨てるのは微妙」と思う人はいるかもしれません。世の中には中古のカーペットを必要とする人はいるため、誰かに不要なカーペットを買い取ってもらうことも可能です。
カーペットをリサイクルするには掃除や手入れをして、なるべくキレイな状態に近づけることを勧めます。状態がよければカーペットが高く評価されて、受け取れるお金が増えることも。
手放したいカーペットの手入れが完了したら、以下の3つの方法により処分することがオススメです。
● 買取業者に査定を依頼
● フリマアプリやオークションに出品
● 身近な知人に譲る
それぞれの方法を詳しく解説します。
1買取業者に査定を依頼
リサイクルショップや家具買取専門店では使わなくなったカーペットを買取してくれます。最近では出張買取や宅配買取に対応しているところが多く、近くにお店がなくても手間は少ないです。
例えば家具買取業者のsaluluの場合、電話やインターネットで気軽に相談できます。その後に業者の訪問日を決めて、スタッフに査定してもらうことで買取金額が決定する仕組みです。
また不要なカーペットをらくらく家財宅急便で配送して、業者に査定してもらう方法もあります。saluluなら買取が成立した場合、家財宅急便の配送料を業者が負担してくれるのがメリット。
もし近くに買取店舗があり、カーペットを運べる人は持込買取することも可能です。複数のリサイクルショップで査定してもらうと、より高い金額による買取に期待できます。
【salulu (http://www.salulu.net/)】
2フリマアプリやオークションに出品
【メルカリ(https://www.mercari.com/jp/)】
不要なカーペットをインターネット上のフリマやオークションで出品して、ユーザーに購入してもらう方法もあります。スマホで簡単にカーペットを売れるのがフリマ・オークションのメリット。
例えばフリマアプリのメルカリを利用することで、24時間いつでもカーペットを出品可能です。大型らくらくメルカリ便により、サイズが大きいカーペットを簡単に配送できます。
ですが自分でカーペットの写真や説明文を書いて、ユーザーと交渉する手間があります。また大型らくらくメルカリ便の配送料は4320円以上と高いため、カーペットの相場価格を確認してから出品することを勧めます。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
3身近な知人に譲る
もし買取が不可能なカーペットであっても、あなたの身近にいる知人や友人が欲しいと思う場合はあります。明らかに売れないカーペットであれば、近くの知人に譲ることもオススメです。
他人にカーペットを譲ることで、捨てるための手間や費用を減らせるのがメリット。もしカーペットを必要とする知人がいなければ、SNSや掲示板で欲しい人を探してみると良いですね。
カーペットを廃棄処分するには
「使い古したカーペットを手間なく処分したい」と思う人はいるはず。あなたがカーペットを廃棄できるオススメの方法は以下の4つあります。
● 普通ごみとして捨てる
● 粗大ごみとして捨てる
● 引越し業者に回収してもらう
● 不用品回収業者に回収してもらう
間違った処分を防ぐために、それぞれの方法を詳しく見ておきましょう。
1普通ごみとして捨てる
小型のカーペットであれば粗大ごみではなく、燃えるごみや燃えないごみとして捨てられます。他の普通ごみと一緒に捨てることができて、手数料が発生しないところがメリット。
例えば世田谷区の場合、90リットル以下のふたつき容器または中身の見える袋にカーペットを入れて、収集所にごみを出せます。自治体によって決められた曜日に普通ごみを出しましょう。
2粗大ごみとして捨てる
大型のカーペットを捨てるには、一般的に粗大ごみとして処分することが必要です。お住まいの自治体におけるホームページを確認することで、粗大ごみの出し方をチェックできます。
インターネットまたは電話で申し込んだら、不要なカーペットに有料粗大ごみ処理券を貼って自宅前に置きましょう。処理券は区内のスーパーやコンビニなどで販売しています。
3引越し業者に回収してもらう
【日本通運(https://www.nittsu.co.jp/)】
もし引越しするために不要なカーペットを処分したいのであれば、引越し業者に不用品を回収してもらうことも可能です。一部の業者では不要な家具を回収してくれるサービスを提供しています。
例えば日本通運が提供するサービス「不用品のお引取り」の場合、事前に相談することで回収してくれます。料金は時期や地域によって異なり、エリアによって回収できない可能性があるため注意しましょう。
4不用品回収業者に回収してもらう
「カーペット以外にもたくさんの不要な家具家電がある」と悩んでいる人にオススメなのが不用品回収業者です。依頼することであなたの自宅まで訪問してくれて、不用品をすべて回収してくれます。
わざわざカーペットを解体したり、粗大ごみの手続きをしたりする必要がないところがメリットです。カーペットの回収料金の相場は500円~1,500円と安めなのも魅力ですね。
【不良品回収 だいえい(http://www.daiei99.com/)】
使わなくなった不用品を捨てるのは面倒であり、業者に依頼して処分するほうがストレスは少ないです。要らない不用品がたくさん家にある人には不用品回収業者を推奨します。
手間なくカーペットを捨てよう
カーペットは素材やサイズによって処分する方法が異なります。サイズが小さければ燃えるごみや燃えないごみとして処分できますし、サイズが大きければ粗大ごみとして捨てなければなりません。
不用なカーペットを捨てるのが面倒な人には不用品回収業者がオススメです。解体しにくいカーペットは業者に依頼して処分しましょう。