パソコン・モニタの処分方法!無料でお得に回収できる方法を解説
パソコン・モニタを新調させたときに困るのが、不要になった古いパソコン・モニタの処分ですよね。できれば無料で安全に処分したいところですが、どんな処分方法があるのでしょうか。今回は、不要になったパソコン・モニタの処分方法についてご紹介します。
目次
パソコン・モニタの処分の流れ
パソコン・モニタの処分方法はいくつかありますが、故障していない場合、売却や譲渡できる可能性があります。ここでは、パソコン・モニタの処分の流れについて順を追って説明していきます。
1パソコン・モニタが売却できるか確認
処分するパソコン・モニタが故障していない場合、どの機種でも売却できると思っている方は多いかと思います。ですが、売却の条件は意外と厳しく、以下の条件を満たしていないと買取り不可もしくは安い値段でしか買取ってくれないことがあります。
● 5年以内に購入したパソコン・モニタであること
● OSがWindows7以降のモデルであること
● マウスやキーボード、ACアダプタまたは電源コードなどの付属品が揃っていること
● 正常に作動するパソコンであること
上記の条件は売却時の最低条件になります。なかなか厳しい条件ですよね。もし、高価買取を望むのであれば、人気モデルかどうか、パソコンのブランドはどこかについても考慮する必要があります。
2パソコン・モニタが下取り可能か確認
処分するパソコン・モニタが故障していないけれども、購入してから5年以上経っている、付属品が揃っていない、OSがWindows7以前のものだという場合、買取業者での売却は難しくなります。
ですが、新品のパソコン購入時に古いパソコンを下取りとして出せる可能性があります。メーカーごとに下取りの条件が違うため、下取りに出す前に確認しましょう。なお、富士通のパソコン下取りサービスの下取り条件と注意点は以下の通りです。
● 正常稼働品・買取対象機種であること
(OSがWindows7以前でも買取対象機種であれば下取り可能)
● 付属品がなくても下取りできるが、減額対象となる
● 汚れ・傷があっても下取り可能だが、減額対象となる
● ディスクトップの場合、パソコンのみモニタのみの買取は行っていない
● 査定額に納得できない場合、無料で返品依頼をすることができるが、データが消去された状態で戻ってくるので注意
買取りの条件よりも緩くなったものの、傷や汚れなどが減額対象になることから、下取り価格はそこまで上がらないでしょう。また、新しいパソコンのメーカーが下取りを行っていないまたは他社製のパソコン下取りを行っていないこともあります
3パソコン・モニタが譲渡できる状態か確認
パソコン・モニタの買取ができず、下取りの対象にもならなかったけれども、パソコンが正常に稼働する場合、パソコン・モニタを譲渡できる可能性があります。
ただ、OSがWindows7以前のもので、サポートが終わっているOSの場合、使用するときには新しいOSを入れる必要があります。OSによっては容量が大きく、譲渡したパソコン環境にインストールできない可能性があるので注意が必要です。
4いずれも不可なら廃棄場所を選定
古いパソコン・モニタが故障しているまたは、売却・譲渡できる状態ではない場合、廃棄場所を選定します。廃棄処分場所は以下の5つの中から選定します。
● 不用品回収業者
● 製造メーカー
● 引っ越し業者に依頼
● パソコン3R推進協会
● 地方自治体
それぞれの廃棄処分方法の詳細については後ほどご説明します。
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パソコン・モニタを中古品として処分する方法
処分するパソコン・モニタが正常稼働しており、まだ使えそうな場合、中古品として処分することができます。中古品として処分する方法は、以下の5つになります。
1. 買取業者に売却
2. 家電量販店やパソコン販売店で下取り
3. リサイクルショップで売却
4. ネットのフリマやオークションで売却
5. 友人・知人または他人に譲渡
ここでは、それぞれの処分方法や手順について詳しく見ていきます。
1買取業者に売却
処分するパソコン・モニタが購入から5年以内で、比較的綺麗な場合は買取業者に売却すると高値で取引できる可能性があります。今は店舗買取よりも宅配買取が主流なため、インターネットで買取業者を探し、依頼するといいでしょう。
電話やネットで簡単にパソコン・モニタの査定をしてくれるので、複数の買取業者に査定を依頼し、1番高値で買取してくれる業者を選ぶことをおすすめします。買取業者で宅配買取をする場合の流れは以下のようになります。
【買取業者で宅配買取をするときの流れ】
1. パソコン・モニタの査定額を確認し、買取業者を選定
2. パソコン・モニタの買取の申込み
3. パソコン・モニタを梱包する
4. 宅配業者が引き取り
5. 買取業者より査定結果が届く(メールなど
6. 買取業者より買取金額が振り込まれる
買取業者は、モニタのみパソコンのみの買取にも対応しています。ただし、売却するための条件が厳しい他、傷や汚れがあった場合、買取不可になったり減額されたりすることがあります。
2家電量販店やパソコン販売店で下取り
新しいパソコンを購入する予定がある場合、家電量販店やパソコン販売店で下取りするのがおすすめです。下取り条件が緩いだけでなく、一律価格で下取りをしてくれるので、買取業者に売却するよりもお得に処分できます。
ただ、比較的新しいモデルのパソコン・モニタの場合、一律の下取り価格よりも買取業者の査定価格の方が高い場合がありますので、注意が必要です。ここでは、NECの直販サイトでの下取りの流れをご紹介します。
1. NEC Directで新しいパソコンを購入
2. 新しいパソコンが届いたら古いパソコンのデータを移行
3. 古いパソコンの買取または回収・リサイクルを申込む
4. 古いパソコンの買取または回収・リサイクルがNECに確認されて約1か月後にNEC Directポイントが付与される
NECでは他社製のパソコンの下取りも行っており、下取り価格に応じて、NEC Directポイントを貰うことができます。もらえるNEC Directポイントはパソコンの機種や開催中のキャンペーンによって違いますので、公式サイトをご覧ください。
また、家電量販店やパソコン販売店で下取りする場合、モニタのみまたはパソコンのみの下取りは行っていませんのでご注意ください。
3リサイクルショップで売却
新しいパソコンを買う予定もないし、すぐにパソコン・モニタを買取って欲しいと思う方はリサイクルショップで売却してみてはいかがでしょうか。パソコン専門の買取業者よりも査定額は下がりますが、すぐその場でお金を得ることができます。
最寄りのリサイクルショップで売却してもいいのですが、できればパソコンの査定に詳しいスタッフのいるリサイクルショップでの売却をおすすめします。
ここでは、リサイクルショップ「HARD OFF」に売却するときの流れをまとめました。
1. 店頭売却カウンターにパソコン・モニタを持ち込む
2. 査定(査定時間は約10~15分程度)
3. 査定結果の説明
4. 本人確認
5. 支払い(現金)
査定後すぐに現金にて支払われるのがリサイクルショップの良いところですよね。
4ネットのフリマやオークションで売却
自分の好きな値でパソコン・モニタを販売したいと思う方は、ネットのフリマやオークションにて売却してみてはいかがでしょうか。ネットのフリマやオークションには数多くのパソコン・モニタが出品されており、値段も様々です。
上手くアピールすれば、高値で売れる可能性もありますよ。ここでは、ネットフリマ「メルカリ」でパソコン・モニタを売却するときの流れをご紹介します。
1. メルカリのスマホアプリまたはメルカリのサイトでパソコン・モニタの情報を入力し出品
2. 購入者と値段交渉などのやり取り
3. 購入者の支払いを確認したら、発送
4. 購入者が販売者の評価を行う
5. 購入者の評価を行い取引完了
メルカリにて振込申請を行うと、売却したモニタ・パソコンの売り上げが指定した口座に振り込まれます。メルカリやオークションは値段を自分で設定できる反面、購入者とのやり取りや発送などを自分で行う必要があります。
また、値引き前提で取引をしてくる購入者が多いので、場合によっては設定した金額よりもかなり安い価格での取引になる可能性もあります。
5友人・知人または他人に譲渡
パソコン・モニタを売却するのは面倒だけれども、まだ使えるパソコン・モニタがある方は、友人・知人または他人に譲渡するのはいかがでしょうか。
譲渡するのであれば、多少の傷や汚れがあっても相手にあらかじめ言っておけばトラブルになりませんし、譲渡する相手もタダでパソコン・モニタをもらえるので、お互いにとって嬉しいやり取りではないでしょうか。
なお、他人に譲渡する場合は、ジモティなどのサイトで譲渡するとやり取りが簡単ですよ。ただし、譲渡する場合は、パソコン内のデータを消去するのを忘れないようご注意ください。
ここでは、ジモティでパソコン・モニタを売却するときの流れをまとめました。
1.ジモティのサイトにてモニタ・パソコンの情報を入力し掲示
2.パソコン・モニタを譲って欲しい人とやり取りをし、引き渡し日時・場所を決める
3.引き渡す
ジモティは他の売却方法と違い、手続きが簡単でだれでもすぐに投稿できます。ただ、譲渡先とのやり取りやパソコン・モニタの運搬を自分で行う必要があるため、仕事が忙しくなかなか都合がつかない方の利用は難しいかもしれません。
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パソコン・モニタを廃棄処分する方法
不用になったパソコン・モニタが故障しているまたは売却・譲渡が不可な状態だった場合は、廃棄処分する必要があります。廃棄処分の方法は、以下の5つになります。
1. 不用品回収業者で回収
2. 製造メーカーで回収
3. 引っ越し時に不用品として回収
4. パソコン3R推進協会で回収
5. 地方自治体で回収
ここでは、それぞれの廃棄処分方法や手順について詳しく見ていきます。
1不用品回収業者で回収
故障して使えなくなったパソコン・モニタは不用品回収業者に依頼することで無料で回してもらうことができます。直接業者に持っていくのはもちろんのこと、業者によっては宅配回収も行っており、着払いでパソコン・モニタを回収します。
通常、リサイクルマークが付いていないパソコンを製造メーカーやパソコン3R推進協会に回収依頼すると別途回収料金がかかります。ですが、不用品回収業では、リサイクルマークが付いていないパソコンでも無料で回収をおこなっています。
【リサイクルマーク】
不用品回収業者がなぜ無料でパソコン・モニタを引き取れるのかというと、不用品回収業者は、引き取ったパソコンの状態に応じて以下の対応を行うからです。
● パソコンを使える状態まで修理して中古品販売する
● パソコンを分解してレアメタルを取り出し外部業者に販売する
とくに古いパソコンの場合、レアメタルが多く取り出せるのだとか。そのため、リサイクルマークが付いていないパソコンでも無料で引き取っているのです。ここでは、パソコン回収業者の1つであるパソコン回収.comの宅配回収の流れをみていきましょう。
1. パソコン・モニタを梱包する
2. ヤマト運輸に集荷を依頼し、着払い伝票にて輸送
たったこれだけで、パソコン・モニタを回収することができます。さらにパソコン回収.comでは、パソコン内のデータ消去も承ってること。多くの場合、パソコンを回収する際は、自分でデータを消去しなければいけません。ですが、自分でデータを消去したと思っていても、実はデータが消えていなかった…ということも多々あります。
パソコン回収.comでは、パソコンのプロがデータ消去を責任持って行うため、安心してパソコン・モニタの回収を任せられます。
2製造メーカーで回収
各パソコンメーカーでは、自社製のパソコン・モニタのリサイクル回収を行っています。リサイクルマークの付いたパソコン・モニタの場合、無料で回収できます。パソコンのデータの消去は行っていないので、データの消去を行ってから回収の手続きをしましょう。
ここでは、富士通製のパソコンリサイクルの流れをまとめました。
《パソコン回収までの流れ》
1. Webから回収申し込み
富士通製のパソコン、ディスプレイをお引き取りします。※他社製品は回収できません
2. 払込票のお受け取り、料金支払(PCリサイクルマークが付いていない場合)
3. 富士通よりエコゆうパック伝票一式が届く
4. リサイクルに出すパソコンを梱包(簡単な梱包でOK)
5. パソコンを郵送
WEBから回収申込みをする際には、パソコン・モニタの製品番号の入力が必須となっています。製造番号は、パソコン・モニタに貼ってあるシール(装置銘板)に記載されていますので、ご確認ください。
なお、リサイクルマークが付いていないパソコン・モニタは回収料がかかります。回収料金については、以下のページをご覧ください。
3引っ越し時に不用品として回収
引っ越しとともに古いパソコンを回収して欲しい方もいるのではないでしょうか。引っ越し業者の中には、家具や家電などの不用品を有料で回収してくれる業者がいくつかあります。
ですが、パソコンに関しては、2003年に「資源の有効な利用の促進に関する法律」が施行されたことから、不用品回収サービスを行っていても、パソコンは対象外品として扱っているところが多いです。
大手引っ越し業者4社
● サカイ引越センター
● アート引っ越しセンター
● ありさんマークの引っ越しセンター
● 日通
を調べましたが、いずれもパソコンの不用品回収は行っていませんでした。
4パソコン3R推進協会で回収
一般的にパソコン・モニタの回収は、製造メーカーによって行われます。ですが、自作パソコンの場合は製造メーカーがありません。また、運悪く持っているパソコンの製造メーカーが倒産してしまったということもあるでしょう。
そんなリサイクルの行き場のないパソコンは、パソコン・モニタは3R推進協会にて回収を行います。パソコン3R推進協会で回収されるパソコン・モニタは、例えリサイクルマークが貼ってあっても回収料金がかかります。
※画像は一例です。現在売買中の品物につきましては、リンク先をご参照ください。
パソコン3R推進協会で回収する場合の流れを以下にまとめました。
1. WebまたはFAX・郵送での回収申し込み
2. 料金支払い用紙が郵送されてくる
3. パソコン・モニタの回収料金の支払い
4. 専用の「エコゆうパック伝票一式」が届く
5. 梱包
6. パソコン・モニタの郵送
回収申込みは1台ごとに必要なため、パソコンとモニタの回収を依頼する場合は、2台分の申込みが必要となりますのでご注意ください。
5地方自治体で回収
東京23区を調べたところ、2003年に施行された「資源の有効な利用の促進に関する法律」により区での家庭用パソコン・モニタの回収は行っていないようです。
「資源の有効な利用の促進に関する法律」とは、事業者に3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取り組みを求め、限りある資源を有効活用し、経済を回すよう定めた法律です。この法律によって、今まで自治体で大型ごみとして処分されていたパソコン・モニタがメーカーに集まり、部品や材料を有効に再資源化できるようになりました。
資源をできるだけ有効活用してもらうために、自治体がパソコン・モニタを回収できなくなっているのですね。なお、静岡県浜松市では、市の公共施設に「小型家電回収ボックス」を設置し、パソコン・モニタの回収をおこなっていました。もちろん回収は無料です。
このような取り組みをしている自治体は稀で、ほとんどの自治体は、東京23区のようにパソコン・モニタの回収を行っていません。
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パソコン・モニタは不用品回収業者で処分
パソコン・モニタの処分方法は大きく分けて
・中古品として売却・譲渡する
・廃棄処分する
の2つの方法があります。
中古品として売却するとお金を手に入れることができますが、売却条件は厳しく、自分の希望値で売却できることはほとんどありません。買取業者に持っていってもお金にならずに返却されることもあります。
フリマやオークションでは、希望値で販売することができますが、購入者から値切られたり、発送の準備をしたりと労力がかかるためおすすめしません。
パソコン・モニタを廃棄する場合、注意して欲しいのが自治体のごみステーションで廃棄できないこと。廃棄すると法律違反になりますのでご注意ください。廃棄する際に最もおすすめな方法は、不用品回収業者に依頼する方法です。不用品回収業者でパソコンを処分すると5つのメリットがあります。
● リサイクルマークのついていないパソコンも無料回収
● 自作のパソコン・メーカーが倒産したパソコンも無料で回収
● パソコン内のデータを回収業者が消去
● パソコンのみ、モニタのみでも無料で回収
● 事前の申込みが必要ない
もちろん、製造メーカーでの回収サービスを利用してもいいのですが、事前申し込みが必要な他、リサイクルマークの付いていないものは有料になります。
このことから、パソコン・モニタの不用品回収業者にて回収してもらうことをおすすめします。
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