一人暮らしに多い?ごみ屋敷になる行動や原因、解決方法とは?

誰もが嫌がるごみ屋敷。どのような人がごみ屋敷になりやすいのでしょうか。ごみ屋敷になってしまう原因や被害、片付ける際の費用、対策方法などについて解説します。

目次
  1. 1. ごみ屋敷とは?
  2. 1. ごみ屋敷になってしまう原因6選
  3. 1.1. 1ごみを片付けることが苦手な人
  4. 1.1. 2買い物依存症の人
  5. 1.1. 3日常的に忙しい人
  6. 1.1. 4もったいない精神が強い人
  7. 1.1. 5身体機能の低下
  8. 1.1. 6精神的な疾患を抱えている人
  9. 1. ごみ屋敷が引き起こす被害5選
  10. 1.1. 1悪臭
  11. 1.1. 2害虫・害獣
  12. 1.1. 3火事による危険
  13. 1.1. 4近隣住民とのトラブル
  14. 1.1. 5行政とのトラブル
  15. 1. 事前にできる。ごみ屋敷にしないための対策
  16. 1.1. 1日頃から掃除をする
  17. 1.1. 2社会的孤立を防ぐ
  18. 1. ごみ屋敷屋敷をなくすにはどうすればいいの?
  19. 1.1. 1ごみを断捨離 自力で解決しよう
  20. 1.1. 2自治体に相談する
  21. 1.1. 3専門業者に依頼 費用はどれくらい?
  22. 1. ごみ屋敷はまわりの人にも影響します。すぐに対応を

ごみ屋敷とは?

溢れるごみの山々

ごみ屋敷とは家の中や家のまわりがごみで溢れ、埋まっている状態のことを言います。「屋敷」ということなので戸建ての住宅がごみ屋敷になると思うかもしれません。
しかし、最近ではマンションの1室がごみ屋敷になるパターンも増えてきています。

ごみ屋敷になってしまう原因6選

どんな原因があるの?

ではいったいどんな特徴がある人がごみ屋敷を生み出してしまうのでしょうか。主に心理的な原因により、ごみ屋敷となってしまうのです。主な原因は次のとおりです。

・ごみを片付けることが苦手な人
・買い物依存症の人
・日常的に忙しい人
・もったいない精神が強い人
・身体機能の低下
・精神的な疾患を抱えている人(うつ病、セルフネグレクト,ADHDなど)
ではひとつずつ説明していきます。

1ごみを片付けることが苦手な人

ごみを片付けることが苦手な人はごみ屋敷になりやすいです。ごみを片付けることに対して、無頓着で部屋中がごみで溢れていても気にしません。ごみを出しても「いつか片付ければいい」と思ってしまい、すぐにごみを片付けることをしません。そのような行動をしているうちに、どんどんごみが溜まってしまいます。

ごみを捨てる習慣がない人もごみ屋敷になりやすいです。ごみ捨てを今まで親や妻などにしてもらっていたが亡くってしまった。その結果、どのようにごみを処分するかわからないため、溜め込んでしまいます。

2買い物依存症の人

買い物依存の人はものを買うことで、満足します。欲しいと思ったら、本当に必要か迷うことなく衝動的に買ってしまいます。
その結果、必要ではないものでも大量に買ってしまい、しまうところもないので部屋がもので溢れかえってしまい、ごみ屋敷となるのです。

3日常的に忙しい人

日常的に忙しい人はごみをなかなか捨てられません。ごみを捨てたいと思っても、ごみ収集日が仕事だったり、早朝勤務、夜勤勤務などでなかなかごみが出せず、ごみが溜まっています。一人暮らしだったり、勤務体系が不規則な看護師などに多くみられます。

4もったいない精神が強い人

もったいない精神は強い人は特に高齢者に多いです。ものが少ない時代に育ったため、ものを捨てることに対して抵抗感があります。ものが壊れたり傷んでしまっても「まだ使える」「捨てるのがもったいない」と思ってしまい、なかなか捨てられません。
このような行動を続けているうちにものが溜まってしまい、自宅がごみ屋敷に変貌します。

5身体機能の低下

高齢になると身体機能が低下します。ゴミ捨てなど普段できていたことができなくなります。年齢を重ねるうちに身体的機能や記憶力、注意力などが衰えます。そして、ごみを捨てることに対して無頓着になってしまい、ごみを溜めてしまうのです。

また、社会との繋がりが希薄になってしまうことも高齢者がごみ屋敷を生み出す原因の一つです。高齢者になると定年退職になったり、妻や夫が他界することにより孤独になり、社会的関係が希薄になります。そして、孤独感を埋めるため、ごみを集めるという行動してしまいがちです。

6精神的な疾患を抱えている人

精神的な疾患が原因により、ごみ屋敷となることがあります。主な原因は次のとおりです。

・認知症
・うつ病
・総合失調症
・セルフネグレクト
・強迫性障害
・ADHD
一つずつ説明していきます。

・認知症

加齢により、知識や記憶力が衰えてしまう認知症。認知症により、物忘れが多くなり、日付や今日が何曜日かわからなくなります。ごみ収集日も忘れてしまうため、ごみ捨て場にごみを持っていくことが出来ず、家に中にごみが溜まってしまうのです。また自分自身が認知症と気が付かず、自宅がごみ屋敷になるケースも増えています。

出典:神戸新聞 NEXT 「ごみ屋敷、認知症を疑え 独居で発症に気付かず…」

・うつ病

家族の死別や大きな病気、仕事のストレスなどにより、精神的ショックからうつ病は発症します。うつ病になると、意欲、興味の低下、焦燥感、食欲低下、不眠など日常生活に支障がでる症状を引き起こします。当たり前のことができなくなってしまい、ごみ捨てに対しても興味がなくなり、部屋中がごみだらけになってしまうのです。

実際に一人暮らしをしているサラリーマンが仕事のストレスから感覚がマヒしてしまい、部屋をごみマンションにしてしまったことがあります。

参考:クローズアップ現代 あなたの隣もごみマンション!? 現役世代に広がる“孤立”

・総合失調症

妄想や幻覚、意欲低下などの症状が発症し、感情や思考をまとめるのが難しくなります。他にも幻覚が見えたり、被害妄想が出るなどの症状を引き起こします。そして、周りの意見が聞けなくなってしまい、人付き合いが悪くなります。自宅に閉じこもった生活をするようになり、ごみを溜めてしまうのです。

・セルフネグレクト(自己放任)

セルフネグレクトとは生活環境や栄養状態が悪化しているのに関わらず、自分自身に関心がないため、改善することや周囲に助けを求めることをしなくなります。食事をとることや掃除をすること、必要な医療を受けることなど日常生活に必要なことを拒否します。ごみ屋敷はセルフネグレクトの典型的な例で、孤独死に至ることもあります。

参照:時事メディカル

・強迫性障害

強迫行為により、自宅がごみ屋敷になることもあります。。いらないものでも「必要な時になかったらどうしよう」「捨てたら取り返しのないことになる」などと思ってしまい、ものを捨てられなくなります。そのような脅迫行為を繰り返していくうちにごみが溜まり、ごみ屋敷となってしまうのです。

・ADHD

ADHDの症状として、集中力や活動性がなくなる、注意力低下などの症状があります。とくに集中力がなくなってしまうと、片付けをしているうちに別のことをしだします。結果、ものが片付けられず、ごみ屋敷になります。

ごみ屋敷が引き起こす被害5選

  
身近にもごみ屋敷はあるかもしれない
   

ごみ屋敷はどのような被害を引き起こすのでしょうか。おもな被害は次のとおりです。

・悪臭
・害虫・害獣
・火事による危険
・住民トラブル
・行政トラブル
ごみ屋敷が引き起こす被害について確認しましょう。

1悪臭

お弁当の食べ残しなどの食べ物や生ごみを長い間放置すると腐り、悪臭が発生します。ごみが部屋に溢れだし、トイレやお風呂が使えないと身体を洗えません。トイレで排泄ができない場合、悪臭は発生します。また掃除もできないのでカビや雑菌が発生し、悪臭のにおいがいつまでもとれません。

この悪臭は周囲の人々にも影響を与えます。臭いは空気なので、隙間から漏れ、周囲の人に不快感を与えます。場合によっては近隣住民とのトラブルに発展します。

2害虫・害獣

部屋に生ごみや排泄物などを片付けないで溜め込むとゴキブリやハエなどの害虫やネズミなどの害獣が集まってきます。ゴキブリやネズミなどは繫殖力が強いのであっという間に個体数を増加させます。ごみ屋敷は害虫や害獣にとって食べ物があり、隠れる場所が多いので大変住みやすい場所なのです。

また害虫や害獣は有害な菌やウィルスを持っています。悪臭の原因となるだけではなく、不衛生のため人体の健康被害に影響を及ぼし、病気の原因になります。そのうえ、柱や襖、畳などの木材を食べることもあるので建物の素材の劣化にも繋がります。

3火事による危険

ごみ屋敷は家の中にごみが溢れている状態なので、火が付けばあっという間に燃え広がります。ごみ屋敷には、

・タバコの吸殻を処理しない
・火種が残ったままにする
・寝たばこなどをする
・ライターやスプレー缶を放置する
・ごみに埋もれているコンセントのほこりから出火

など火災の原因のもとが多くあります。戸建てのごみ屋敷で火災が発生した場合、 、もらい火により近隣の住民にも甚大なる被害を与えます。

実際にごみ屋敷で火災が発生し、住民が死亡した事件が発生しています。

出典:朝日新聞

4近隣住民とのトラブル

ごみ屋敷があると異臭を放ったり、害虫・害獣を発生させるため近隣住民に大きな影響を与えます。室内だけでなく室外にもごみあると、近隣住民の進路を妨害することになります。またごみ屋敷は景観がよくないため、子供に見せたくないという親御さんも少なくないです。このようなことが積み重なると近隣住民のストレスとなり、関係が悪化し、トラブルの原因となります。

5行政とのトラブル

ごみ屋敷により、近隣住民からクレームが行政に入ると行政が処分を下すこともあります。現時点ではごみ屋敷を直接取り締まることができる法律はありません。なぜならごみ屋敷の住民がごみが「財産」としてみなしている場合は「私有物」にあたるからです。

しかし、一部の市では独自の条例を制定しているところもあります。

例えば足立区では「足立区生活環境の保全に関する条例(通称:ごみ屋敷対策事業)」を定めています。

これは条件がありますが1世帯に限り、最大100万まで足立区が負担してごみを除去するというものです。足立区が税金を負担してごみを処分するので大変話題になりました。その他にも横浜市大阪市などが独自のごみ屋敷を制定しています。

なかでも京都市は2015年に全国で初めてごみ屋敷対して、行政代執行を行い、ごみを撤去しました。京都市はごみ屋敷の家主である50代の男性に幾度も支援と指導を行いましたが、改善が見られないので強制代執行に踏み入ったとのことです。

ごみは男性の自宅だけではなく、男性宅前の私道にも及んでいました。この私道は近隣の住民も使用します。私道にごみが積み上げれれており、通行に支障が出ていました。とくに、車いす利用者はいったん車いすから降りて、補助者に手助けしてもらわないと通行ができず、災害時に避難の支障になるという問題がありました。このことから京都市は強制執行に踏み切ったとのことです。

参考:産経 WEST

このようにごみ屋敷により近隣の住民から相談を受けると市区町村が対応に踏みきることもあります。

事前にできる。ごみ屋敷にしないための対策

  
事前対策でごみ屋敷防止
 
 

ごみ屋敷にしないために、事前にどのような対策をすればよろしいでしょうか。事前にできることを確認しておきましょう。

1日頃から掃除をする

日頃から掃除をすれば、ごみ屋敷になることはありえません。掃除をして部屋がきれいになれば、

・部屋がきれいになり、心が晴れる
・部屋でやれることが増える
・友達や家族を家に呼べる
・探し物が減る
・無駄な出費が減る

などのメリットがあります。片付けが面倒な方や時間がない方も掃除にはメリットが多くあるので、少しずつ行っていきましょう。

2社会的孤立を防ぐ

家族などが亡くなり一人ぼっちになった孤独な高齢者などは社会的に孤立してしまいます。高齢になって身体が弱まり、ごみを運べなくなっても周囲の人に助けを求めることができません。セルフネグレクトや精神的ストレスによって喪失感からごみを溜め込んでしまうのです。

このような人には社会的サポートが必要不可欠です。日頃から声をかけて交流し信頼関係をつくる、自治体に相談するなど地域全体での支援が必要となります。

ごみ屋敷屋敷をなくすにはどうすればいいの?

自宅がごみ屋敷になってしまった場合、どのように対策すればよろしいでしょうか。自力で出来る方法や業者に依頼する方法などがあります。

  
専門業者に依頼で迅速に対応
 

1ごみを断捨離 自力で解決しよう

ごみの量が少ない場合や健康状態に問題がなければ、自力でごみを処分しましょう。ごみが多い場合、一人で行うのは困難なため、友達や家族など多くの人手が必要となります。ごみを片付けるにはマスクや軍手、ポリ袋、長くつなどを用意し、必要のないものは迷わず断捨離しましょう。

ものへの執着心を減らし、余計なものを残さないようにしましょう。また臭いがついても大丈夫な服や廃棄できる服装で作業するのがオススメです。

2自治体に相談する

自力で対応できない場合は自治体に相談しましょう。住んでる地域のホームページを見たり、電話で確認してみましょう。対処方法は自治体によって異なりますが、具体的な指示や業者紹介などしてくれます。しかし、時期によってはすぐに対応ができないこともあります。早急にごみ屋敷を片付けたい場合は、専門業者に依頼しましょう。

3専門業者に依頼 費用はどれくらい?

一刻も早くごみ屋敷を片付けたい場合は専門業者依頼しましょう。専門業者は多くの依頼をこなしてきたプロの集団なので適切に迅速に対応してくれます。

またパソコンや大型家電など運んだり、処理するのに手間がかかるものでも対応してくれます。費用は業者や部屋の広さ、作業員の数、ごみの量によって異なりますが、一部屋なら数万円、二部屋以上だと数十万円以上かかります。

一度の依頼でキレイさっぱりに部屋が元に戻るので、安全な部屋の空間を確保したい人は専門業者に依頼するのがオススメです。

ごみ屋敷はまわりの人にも影響します。すぐに対応を

  
ごみ屋敷がなくなればみんなハッピー
 

以上がごみ屋敷の説明となります。ごみ屋敷は部屋主だけの問題ではありません。臭いや害虫・害獣・火災など近隣の住民にも影響を与えます。自分だけの問題とは考えず、まわりの人に影響を与えているということを意識しましょう。

ごみ屋敷を清掃するのがご自身で難しい場合は、専門業者に依頼しましょう。迅速に対応し、元の生活を取り戻すことができます。