

殺虫剤やデオドラント(制汗剤)の容器として使われることの多いスプレー缶。日常で使う機会も多いスプレー缶ですが、その正しい処分方法をご存知ですか?
スプレー缶には、中身を噴射するためのガスが入っています。ガスが漏れると、火事の原因になりますし、爆発する危険性もあります。取り扱いや処分の際は十分な注意が必要なのです。
しかし、誤った処分方法を正しい方法だと信じ込んでいる方も中にはいらっしゃいます。 「空き缶ゴミと一緒に出していいの?」 「缶に穴を開けてガスを抜かなくてはいけないの?」 「中身がまだ入ってるけれど、そのまま捨てていいの?」 スプレー缶の処分方法でお困りの方は、この記事を参考にして正しい処分を行ってください。
この記事では、スプレー缶を処分する方法として以下の3つの方法をお伝えします。
スプレー缶は「譲渡」または「廃棄」という方法になりますが、廃棄の場合にはスプレー缶の内容物によっても捨て方が異なります。内容物の処理方法や、缶の分別方法は自治体によって様々ですので、必ずルールに従って処分しなければなりません。
ここからはそれぞれの方法をお伝えしていきます。ご自分の状況に合った方法を選んで処分しましょう。
もしも、まだ中身の入ったスプレー缶を処分しようと考えていらっしゃるようでしたら、欲しい人を探して譲渡してみてはいかがでしょうか。家族や友達に直接聞いてみたり、SNSで知り合いの中から欲しい人を募っても良いでしょう。
スプレー缶の処分は、基本的に内容物とガスを全て抜ききった上で処分しなくてはいけません。自治体によっては缶に穴を開けなくてはいけないなど、少なからず手間もかかります。譲渡すればその手間もかかりませんし、普段から使っている方なら喜んでもらってくれるかもしれません。家族や友達、知り合いに欲しい人がいれば、譲渡という方法はもっとも手軽な処分方法です。
「譲渡ができるのであれば販売もできるのではないか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。友人に販売したり、フリマアプリの「メルカリ」などで販売するという方法も取れます。
しかし、メルカリで販売する場合は注意点が一つあります。
それは、「売れても送れない」危険性があることです。スプレー缶は危険物として扱われることも多く、運送業者に断られる可能性があるのです。
スプレー缶は「空輸」が不可能です。また、陸送についても「絶対に漏れないように梱包すること」といったように、各運送業者で厳しいルールが定められています。使いかけのものだと、未使用品と比べて漏れる可能性も高くなります。
運送業者に断られると発送が出来ず、購入者にも迷惑をかけてしまいますので、こうしたサービスを使っての販売はおすすめしません。
自治体でスプレー缶を処分する場合は、自治体によって処分方法が異なります。「資源ごみで捨てる」と定めている自治体もあれば、「燃えないごみで捨てる」としている自治体もあるのです。
まずは、お住まいの自治体でのルールを確認するようにしましょう。インターネットで「お住まいの地域名 スプレー缶 処分方法」と検索し、自治体のホームページを確認します。分別方法や、どういった状態にして処分すれば良いかが確認できます。
それぞれ市区町村によって異なります。自治体ごとのルールを守って正しく処分しなければなりません。もしも、ホームページ上に明確な指示がなければ窓口に電話をして確認しましょう。
自治体によっては、通常の収集以外にも神戸市のように「スプレー缶の専用回収箱」を設置している自治体もあります。収集は日時の指定がありますので、自分の好きなタイミングで処分したい場合は専用回収箱を使っての処分が便利です。
スプレー缶はガスを含む危険なものです。特に捨てる際にはガスが漏れたり穴が開いたりして爆発する危険性があります。自治体でも処分に当たっては、ルールが設けられている場合が多いですが、基本的な注意事項として以下のことを知識として押さえておいてください。
スプレー缶の内容物やガスが残ったままだと、ゴミ収集車や焼却炉内で爆発して破壊してしまう可能性があります。そのため、多くの自治体ではスプレー缶は必ず中身を空にしてから処分します。
中身を抜くには噴射を行います。指で押して噴射を行い、ある程度出し終えたら缶を逆さにして地面に押し付けることで最後まで出し切ります。内容物ごとの詳しい中身の出し方は、下記の「スプレー缶の種類」で説明しています。そちらを参考にしてください。
また、中身を抜く際は火気厳禁です。風通しの良い屋外で行いましょう。中身を出し切ってからも、しばらくはガスが滞留している可能性があります。作業後すぐにタバコに火をつけるようなことは大変危険です。
以前はスプレー缶は穴を開けてから処分するのが通説でしたが、スプレー缶のガスが原因で爆発事故なども起こっており、現在は自治体によって異なります。必ずはじめに自治体の定める処分方法を確認するようにしましょう。
有毒性のないスプレーを屋外で噴射していても、長い時間続けると周辺のガス濃度が上がります。それによって気持ちが悪くなったり、頭痛などの症状が出る場合もあります。異常を感じたらすぐに作業をやめ、作業場から離れた屋外で新鮮な空気を吸うようにしましょう。
以上のことがスプレー缶を処分する際の基本事項です。ここからは、スプレー缶の種類別で詳しい処分方法を見ていきます。
スプレー缶は内容物の種類によって処分方法や危険度が異なります。まずは、処分したいスプレー缶がどのような特徴を持ち、注意すべき点はどういうところかを理解しておいてください。
スプレー缶は、基本的に用途によって以下の5つに分類されます。
それぞれの特徴と注意点をお伝えします。
ムースなどの整髪料や消臭剤、デオドラント(制汗剤)など日常生活で使用するものです。基本的に人体に使用しても悪影響はありませんが、屋内で大量に噴射するとガスが充満し、気分が悪くなることもあるので注意してください。
処分方法は以下の通りです。
アリやクモ、ゴキブリなどの種類にかかわらず、害虫を駆除するための薬剤が入ったものはまとめて殺虫剤と呼ばれます。毒性を持つため、ヒトであっても吸引しないように気をつける必要があります。
処分方法は以下の通りです。
ペンキなどの塗料は缶に入った塗布タイプの他にもスプレー式もあります。スプレー式の塗料には水性のものと油性のものがあり、油性の場合は火気の近くで使うと引火する恐れが高いです。処分は十分注意して行わなくてはいけません。
処分方法は以下の通りです。
バイクのチェーンに使用する潤滑オイルなどにはスプレー缶が使われています。使用済みエンジンオイルのような廃油の場合、カー用品店やガソリンスタンドでの処分が必要となります。しかし、使用しないまま残っているオイルは、ティッシュや新聞紙に吸わせて処分することができます。
処分方法は以下の通りです。
カセットコンロに取り付けて使用するガスボンベは、昨今のキャンプ人気などで使用者も増えています。キャンプで使うために購入したものの、使いきれずに残ったガスボンベをお持ちの方も多いのではないでしょうか。ガスボンベも、中のガスを抜くことでゴミとして処分することができます。
処分方法は以下の手順で行います。
自治体によって処分方法は異なりますが、中身を出し切ったり、自分で穴を開ける必要がある場合がほとんどです。火事や気分の悪化、怪我には十分注意して行なってください。
スプレー缶を処分する3つ目の方法は、不用品回収業者に依頼して処分するという方法です。
不用品回収業者に依頼すれば、電話一本でいつでも好きなときに自宅まで収集に来てくれます。スプレー缶に限らず、不用品はなんでもまとめて回収してくれます。
また、業者によってはスプレー缶の処分に必須の「中身を空にする作業」も行なってくれるところもあります。火事や爆発の危険性がある作業なので、それも行なってくれると処分はかなり楽になりますよね。
そうした方にはおすすめのサービスです。
ただし、不用品回収業者は民間のサービスとなりますので回収は有料となります。スプレー缶数本だけというよりも、ある程度不用品を集めて依頼した方がお得でしょう。
不用品回収業者を探す場合は、弊社の「不用品回収業者一括見積もりサイト」をご利用ください。