処分の際の分類はどうしたらいい?食器棚の処分方法
重くて大きな食器棚は、片付け方法に困る家具のうちの一つではないでしょうか。
食器棚は、衝撃に弱い食器を安全に収納できるよう頑丈に作られているものが多いです。そのため、運ぶのも大変ですし、分解するにしてもそれなりに手間がかかってしまいます。
食器棚を処分する方法は、粗大ごみとして捨てる以外にも色々あります。今回は、そんな食器棚の処分方法をいくつかご紹介します。
目次
- 食器棚を処分するには
- ①食器棚が必要なお店や個人への売却②二つ目は業者などの引き取りサービスの利用③自治体のルールに従っての廃棄です。
- 1まずサイズを測定
- 2持ち運びができるかどうかを確認する
- 食器棚の具体的な処分方法
- 1フリマアプリ、オークションサイトへの出品
- 2希望者への譲渡
- 3リサイクルショップや中古品専門店に売る
- 4引っ越し業者が実施している引き取りサービスを利用する
- 食器棚を廃棄物として処理するには?
- 1粗大ごみの条件を確認しよう
- 2粗大ごみの具体的な処分方法(東京都世田谷区の場合)
- 食器棚を業者に引き取ってもらう場合
- 1無資格の無料回収業者はトラブルの元
- 2資格と実績があり見積もりがとれる業者が安心
- 食器棚を急いで処分したい場合は業者の利用がおすすめ
食器棚を処分するには
食器棚を処分する方法は、大きく分けて三つあります。
①食器棚が必要なお店や個人への売却
②二つ目は業者などの引き取りサービスの利用
③自治体のルールに従っての廃棄です。
なお、廃棄の際の分別や処分のルールは、東京都世田谷区のルールを参考にしています。
自治体によって廃棄のルールは異なりますので、廃棄処分を検討の際はお住まいの自治体のルールも合わせてご確認ください。
1まずサイズを測定
食器棚を処分する前に、まずはサイズを測定しておきましょう。なぜなら、売却や譲渡を行う場合はサイズを明記する必要がありますし、粗大ごみに出す場合も大きさを測定して粗大ごみの条件に合致しているかを確かめておいたほうが良いです。
また、粗大ごみの回収時に回収する品目やサイズについても聞かれます。長めの巻き尺やメジャーを用意して、高さ、幅、奥行きを測っておき、メモしておきましょう。
メジャーは100均でも手に入れることができますが、可能であればホームセンターで5メートル程度まで測定できるメジャーを用意しておくのが望ましいです。メジャーの長さが足りなくなることもなく、測定が楽に行えます。
2持ち運びができるかどうかを確認する
売却や譲渡を検討している場合、サイズ以外に確認しておくべきことがあります。それは、「持ち運びができるかサイズどうか」という点です。
持ち運びができないような大きなサイズの食器棚をオークションサイトやフリマアプリに出品してしまうと、いざ落札されたときに輸送手段に困ることになります。大型家具の輸送には専用のサービスを利用する必要があり、特に食器棚などの大型の家具には高額な料金がかかるためです。
フリマやオークションサイトを通して、遠くに住んでいる人の売却を検討している場合は、輸送費を自分でも一部負担するか、購入希望者に事前に送料込みの金額で落札してもらうかを決めておくようにしましょう。
食器棚の具体的な処分方法
食器棚を処分する際に利用できるのは、自治体のゴミ収集だけではありません。不要になった食器棚は、フリマアプリやオークションサイトへの出品、知人への譲渡、リサイクルショップへの売却、引っ越し業者による引き取りサービスという四つの手段を利用して処分することもできます。
1フリマアプリ、オークションサイトへの出品
メルカリやラクマなどのフリマアプリ、ヤフオク!などのオークションサイトへ出品して、落札者に買い取ってもらうという方法です。
ボロボロの食器棚や使い込んだ食器棚はあまり人気がありませんが、買って数年以内のまだ新しい食器棚や、状態の良いアンティーク品の食器棚は人気があります。
特に、IKEAや無印良品などの食器棚は、シンプルで飽きのこないデザインが人気を集めています。
ラクマやヤフオクには大型配送サービスの提携がないので自分で輸送手段を調達する必要がありますが、メルカリを利用する場合、大型家具の輸送に「大型らくらくメルカリ便」を利用することができます。
送料は高いですが、梱包から搬出まで行ってくれる上に、配送トラブルが起きたときにはメルカリがサポートしてくれるので安心です。輸送状況もリアルタイムで確認することができます
2希望者への譲渡
ジモティーのような地域限定掲示板を使って欲しい人に譲渡する方法です。
ジモティーでは引き取りの際に「車で引き取りが可能な人」「取りに来てくれる人限定」などの条件をつけることができます。高額な送料や、輸送手段をこちらで用意する必要がなくなるのは嬉しいポイントです。
3リサイクルショップや中古品専門店に売る
リサイクルショップや中古品専門店に売却することもできます。ただし、食器棚は高さも重さもあり、かさばる商品なので、店内のスペースが取れないなどの都合で買取を拒否されてしまうこともあります。 ショップに持ち込む前に、電話などで問い合わせをしておくのがおすすめです。
また、買取出張サービスを利用する場合、食器棚一点でも引き取りに来てくれるかどうかを事前に確認しておきましょう。買取対象品が一点のみの場合は出張してくれない場合があります。
4引っ越し業者が実施している引き取りサービスを利用する
引っ越しの際に粗大ごみの引き取りサービスを実施している引っ越し業者もあります。
ただし、地域やものによっては対応できない可能性があるのため、事前の問い合わせするのがオススメです。粗大ごみ収集が間に合わない、急いでいるなどの場合には一度問い合わせをしてみるのも良い方法です。
食器棚を廃棄物として処理するには?
食器棚のような大きなものを廃棄したい場合は、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。参考までに東京都世田谷区を例に、食器棚の具体的な廃棄の手順について解説します。
分別や廃棄のルールは東京都世田谷区のルールを参考にしていますので、お住まいの自治体とは異なる場合があります。現在住んでいる自治体のルールも合わせて確認してから廃棄するようにしてください。
1粗大ごみの条件を確認しよう
東京都世田谷区の粗大ごみの条件は「全長30センチ以上のもの」です。分解して畳んだとしても、元のサイズが一辺30センチを超えていると全て粗大ごみとして扱われます。
しかし、中には横浜市のように「一番長い辺が、金属製品で30cm以上のもの、それ以外(プラスチック製品、木製品など)で50cm以上のもの」など、材質によって粗大ごみとして扱う大きさが変わる自治体もあります。
食器棚のサイズと粗大ごみのルールを確認し、条件に合致するかどうかを確認しましょう。
2粗大ごみの具体的な処分方法(東京都世田谷区の場合)
粗大ごみを廃棄する際には、最初に収集の申し込みをする必要があります。まず、世田谷区粗大ごみ受付センターにアクセスし、粗大ごみの回収を依頼しましょう。
収集の日程と料金を確認したら、料金に合わせた処理券を用意します。処理券は区内のコンビニ(セブンイレブンなど)や商店などで購入できます。
200円のA券と300円のB券がありますので、組み合わせて指定された金額の通りになるように用意して、回収してほしいものに貼り付けておいてください。
金額より多く貼ってもお釣りは出ないので気を付けましょう。
処理券を貼り付けたら、回収日の指定時間に指定場所(玄関の外)へ出しておきます。あとは粗大ごみ回収センターのスタッフが引き取ってくれますので、引き取りを待ちましょう。
なお、粗大ごみの回収方法や金額は自治体によって方法が異なります。必ず現在住んでいる市区町村のルールを確認し、それに従って出すようにしてください。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
食器棚を業者に引き取ってもらう場合
食器棚を急いで処分しなければならないけど、粗大ごみを搬入する手段もないし回収も間に合わない、新居にも持っていけない、という場合に利用したいのが有料回収業者です。
料金はかかりますが、今すぐ処分したいものがある場合にはとても心強い味方になってくれる便利な存在です。業者に食器棚を引き取ってもらう際の注意点について解説します。
1無資格の無料回収業者はトラブルの元
よく街中を巡回している無料回収業者。本当に無料で回収してくれるなら是非利用したい、と考えたことはありませんか?
でも、利用するのはちょっと待ってください。無料回収業者は、回収の際に高額な料金を請求されたり、回収した廃棄物を不法投棄していたりと、色々なトラブルの元にもなっているからです。
急いで処分したい気持ちはわかりますが、無料回収業者を利用すると、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。必ず、きちんと資格を持った有料の回収業者に依頼しましょう。
2資格と実績があり見積もりがとれる業者が安心
有料の回収業者を利用する際は、「産業廃棄物収集運搬業」の資格を持っている、リサイクルも扱っている業者であれば古物商許可証の資格を持っているなど、きちんと資格を持っているかどうかを確認しましょう。
また、問い合わせの時点で見積もりを出してくれるか、事前に査定に来てくれるかも重要なポイントです。基本的な料金プランが明確で、説明もわかりやすい業者を選びましょう。
食器棚を急いで処分したい場合は業者の利用がおすすめ
食器棚は大きな家具なので、粗大ごみとして廃棄処分する場合、回収を依頼すると引き取ってもらえるまでに数日から一週間程度の時間がかかります。
持ち込みを受け付けている回収センターが近くにあれば、回収を待たずとも持ち込みで処分してくれることもあります。
しかし、回収センターが近くにない場合や、回収センターまで食器棚を持っていくための運搬手段を持っていない場合は、有料回収業者に依頼して取りに来てもらうのがおすすめです。
冬頃から春にかけての引っ越しシーズンは有料回収業者の予約も混みあいます。業者に引き取りを依頼する場合は、早めに問い合わせをして予約を入れておきましょう。