ビデオテープ(VHS)が不要になった場合の処分方法3選|選択肢と注意点を解説します
映画鑑賞やホームビデオ、録画録画など、映像鑑賞の主流だったビデオテープ。今ではDVDやBlu-rayに取って代わられ、すっかり見かけなくなりました。とは言え、ご自宅には大量のビデオテープが残っているという方もまだまだ多いのではないでしょうか?
この記事では、ビデオテープを処分する方法として、
1、メルカリやヤフオクで売る
2、ゴミとして捨てる
3、不用品回収業者に回収してもらう
といった3つの手段をご紹介します。
このまま持っていても観る機会は少ないかもしれませんし、磁気テープの劣化によって物理的に観ることができなくなる可能性もあります。不要になったビデオテープは早めに処分してしまいましょう。
目次
大切なビデオテープ(VHS)はDVDやBlu-ray Discにダビングするのがおすすめ
子供たちの成長記録や旅行の思い出などをビデオにされている方も多いと思います。そうした大切な時間が収められたビデオテープは、簡単に処分できるものではありませんよね。
しかし、ずっと大事にしているビデオテープでも時間が経つと観られなくなる可能性があります。
何度も繰り返し観たビデオテープだと、「テープが擦り切れて観られなくなった」ということが起こります。ビデオテープはそのような摩耗による劣化だけでなく、磁気テープの経年劣化によってもデータが消えて観られなくなるということがあるのです。
また、ビデオテープ以外にもビデオデッキ本体の故障によって再生できなくなることもあります。ビデオデッキはすでに全てのメーカーで生産終了となっており、故障してしまうと買い替えはおろかメーカー修理をしてもらうこともできません。
そのため、ビデオテープの映像は早めにDVDやBlu-ray Discにダビングすることをおすすめします。DVDやBlu-ray discなどの現在の主流メディアにダビングすることによって、大切な映像を保存して視聴することができるのです。
1ビデオテープをDVDやBlu-ray Discに保存する方法
ビデオテープを別メディアに保存する方法は2つあります。
1、ビデオデッキとDVD、Blu-rayレコーダーをケーブルでつないでコピーする
2、ビデオダビング業者に依頼してディスク化してもらう
自宅にビデオデッキと、DVDまたはBlu-rayのレコーダーがある方は、自宅で簡単にダビングすることができます。詳しいダビング方法は、お持ちのレコーダーの取扱説明書をご覧ください。
また、「ビクタービデオサービス」や「FUJIFILMビデオダビングサービス」といったビデオテープのダビングを代行してくれるお店もあります。
こうした業者の中には、磁気テープの修復を行なっているところもあります。観られなくなったビデオテープでも修復後にディスク化してくれます。
観られなくなった映像を修復して残したい方も、処分前に利用してみてはいかがでしょうか。
【ビクター(http://dubbing.victor.jp/)】
【FUJIFILM(http://fujifilmmall.jp/)】
【ビデオテープ(VHS)の処分方法① メルカリやヤフオクで売る】
【メルカリ(https://www.mercari.com/jp/)】
【ヤフオク!(https://auctions.yahoo.co.jp/)】
それでは、処分方法をご紹介していきます。
1つ目は、「メルカリやヤフオクで売る」という方法です。
インターネット上の個人売買サービスを使うことで、不要になったビデオテープをお金に変えることができるかもしれません。市販されていたビデオテープの場合、例えばジブリ映画のビデオソフトやアイドルのライブを収めたビデオソフトなどはいまだにニーズがあります。
もしもそうしたビデオテープをお持ちの場合は、出品してみてはいかがでしょうか。フリマアプリでは「メルカリ」や「ラクマ」、オークションサイトでは「ヤフオク!」といったサービスが有名です。
以下はメルカリでの出品方法です。他のサービスの使い方は若干異なりますが、基本的な流れとしては以下と同様です。
1、無料のアカウント登録をする
2、出品ボタンをクリックし、商品の写真や説明を入力する
3、販売価格を設定し、出品する
4、購入者が現れれば梱包して発送する
出品自体は簡単に行うことができます。しかし、メルカリやヤフオクで売る場合には注意点が3つあります。
・「録画したビデオ(ホームビデオや録画番組)」や「正常に流れないビデオ」は売れない
・購入者が現れるまで処分できない
・売れたら梱包して発送する手間がかかる
基本的に売買できるものは「市販されていたビデオ」になります。それ以外のものは別の処分方法を取ることになります。
また、出品は簡単でも購入者が現れるかどうかは別です。需要のあるビデオもあるのは確かですが、DVDやBlu-rayソフトに比べると数は大きく減ります。アイドルのビデオなど、今では手に入らないものを入手したいというコレクターの方もいますが、必ず売れるわけではありません。そこは理解しておいてください。
購入者が現れれば、商品を梱包して発送することになります。不要になったビデオテープでも、買い手がつけば立派な商品になります。ビデオテープは衝撃に強いものではありませんので、運搬中に観られなくなったということにならないよう、十分な梱包を行なった上で送る必要があります。
ゴミとして捨てるならば気を使わなくても良いでしょう。しかし、販売の場合は十分注意して取引を行わないとトラブルになってしまいます。その点もご注意ください。
ビデオテープ(VHS)の処分方法② ゴミとして処分する
ビデオテープを処分する2つ目の方法は、自治体でゴミとして処分するというものです。
ビデオテープは自治体の指定する方法に従うことで、ゴミとして処分することができます。処分方法は全国の自治体によって異なります。必ずお住まいの自治体の処分区分や方法を確認した上で処分しましょう。
以下の表はビデオテープの処分方法の一例です。
市区町村 | ビデオテープの区分 | 処分料金 |
---|---|---|
横浜市 | 燃やすごみ | 無料 |
札幌市 | 燃やせるごみ | 有料 |
西東京市 | 不燃ごみ | 無料 |
燃えるゴミとして処分することができる自治体が多いですが、中には「不燃ゴミ」や「プラスチックゴミ」、「資源ごみ」といった区分けがされている自治体もあります。また、札幌市のように燃やせるゴミであっても処分料金がかかる場合もあります。
このように自治体によって処分区分や方法は異なりますので、必ずお住まいの市区町村のルールを確認するようにしましょう。
お住まいの市区町村でビデオテープがどのような分別区分が取られているかは、自治体のホームページで確認ができます。
インターネットで「市区町村名 ビデオテープ 処分」と検索し、自治体のホームページを確認します。その中に記載されているゴミの出し方についてのルールを確認し、その指示に従います。
もしもホームページ上に明確な記載がない場合には、役所の窓口に電話をして確認しましょう。
処分ルールは分別方法だけでなく、処分する量によっても捨て方が異なる場合があります。自治体によっては一度に処分できる量が30本や50本までと決まっていることがあります。あまりに多くのビデオテープをごみ収集場に持っていっても、収集車が回収できない場合があります。その場合、近隣の住民へ迷惑をかけることにもなります。
大量のビデオテープを処分する場合には、
・小分けにして少しずつ捨てる
・自治体の窓口に相談する
・ごみ処理センターに直接持ち込む
などの方法をとって捨てるようにしましょう。
1ゴミとして捨てる場合は個人情報に十分気をつけましょう
自治体でゴミとして捨てる場合、特にホームビデオに関しては個人情報に十分気をつける必要があります。
ごみ収集場にてビデオテープを処分する場合、一時的にテープをその場に放置することになります。それはつまり、収集車が持って行くまでの間、第三者がそのテープを持ち去ることができてしまうことを意味します。
「そんなことをする人なんていない」と思っていても、ビデオテープに限らず捨てたゴミを漁られる被害は日本中で出ています。
自分の子供の成長記録を第三者が盗み見る姿を考えると気味が悪いですよね。そうした映像の入ったビデオテープを処分する場合には、念には念を入れて安全に処分することをおすすめします。
具体的には、テープをカットして観られないようにしたり、直接ゴミ処理センターに持って行くといった方法を取ると良いでしょう。
ビデオテープ(VHS)の処分方法③ 不用品回収業者に回収してもらう
最後に紹介するのは、「不用品回収業者に回収してもらう」という方法です。
不用品回収業者の特徴としては、
・ビデオテープ以外の不用品を全てまとめて持っていってくれる
・自宅まで取りに来てくれる
・希望の日時に処分することができる
といったものがあります。
フリマアプリやオークションサイトでは、基本的には1点ずつの販売になるため、まとめて処分することができません。ゴミとして処分する場合にも、大量の場合には小分けにする必要があります。
その点、不用品回収業者に依頼すれば一度に大量のビデオテープを処分できることはもちろんのこと、ビデオテープに限らず家の中に眠る不用品をまとめて回収してもらうことができます。
また、ごみ収集場へ持って行ったり発送をする手間もかかりません。自治体でゴミとして捨てる場合には、決められた曜日の朝に収集場へ運ぶ必要があります。仕事の都合などでそうした時間に処分が難しい場合もありますよね。
不用品回収業者に依頼すれば、処分したい日時に回収に来てくれますので楽に処分することができます。
不用品回収業者は全国に数多く存在します。インターネットで「地域名 不用品回収」といったキーワードで検索するとすぐに見つかるでしょう。
しかし、不用品回収業者の中には悪質な業者も存在します。
・無料回収を謳っておきながら、作業後に手数料など別の名目で高額な請求をしてくる業者
・回収した不用品の中でお金にならないものを山中に不法投棄する業者
このような違法行為を行う業者が実際に報告されています。そのため、不用品回収業者選びは慎重に行う必要があります。
「一般廃棄物収集運搬業の許可」を得ている業者であったり、弊社の「不用品回収業者の一括見積もりサイト」でご紹介する業者から選ぶことをおすすめします。
メリット・デメリットを理解して、自分にあった方法で処分しましょう。
以上が不要になったビデオテープを処分する3つの方法でした。
ビデオテープは保管しているだけでも、劣化により観られなくなってしまう可能性が高いものです。早めにDVDやBlu-rayにダビングして、ビデオテープ自体は処分してしまう方が良いでしょう。
多くの家庭では大量のビデオテープが処分されずに押入れの中に眠っているようです。ビデオテープに限らず、使わなくなった様々なものが押入れや倉庫の場所を取っているのではないでしょうか。
大量の不用品はゴミとしてそれぞれ処分するよりも、不用品回収業者を使って一度にまとめて回収してもらうことで楽に処分することができます。
ぜひこの機会に家の中のビデオテープや不用品を処分されてはいかがでしょうか。
今すぐ比較する!