いらなくなった本(古本)を処分する方法7選|選択肢と注意点をまとめて解説
本を処分したい時にはどのような方法があるのでしょうか?
本好きの方や、マンガや雑誌などを毎月のように買っている方だと、部屋の中が本でいっぱいになっている方も多いと思います。
この記事では不要になった本を処分する方法を7つご紹介していきます。本の処分方法は、ブックオフで買い取ってもらったり、ゴミとして捨てる以外にも様々な手段があります。
いらない本の処分方法でお困りの方は参考にしてください。
目次
本の処分方法は7つ。最適な方法を選びましょう。
いらなくなった本を処分する方法には以下の7つの手段があります。
1、ブックオフなどの古本屋で買い取ってもらう
2、フリマアプリやオークションサイト、amazonで販売する
3、ジモティーを使って販売・譲渡する
4、引越し業者の不用品買取サービスを利用する
5、図書館や病院などの施設に寄付する
6、自治体でゴミとして捨てる
7、不用品回収業者に依頼する
読まなくなった本でも、古本市場ではニーズがあります。お金にできれば、また新しい本を買うことができますよね。しかし、実際には買い取ってもらえる本ばかりではありませんし、売ることが最良の方法というわけでもありません。
自分にあった方法で処分するためにも、様々な方法を知っておきましょう。
ブックオフなどの古本屋で買い取ってもらう
本を処分する方法の1つ目は、「古本屋で買い取ってもらう」という方法です。
ブックオフなどのチェーン店、個人で営んでいる古本屋などでは本の買い取りを行なっています。
「本を売るならブックオフ」でお馴染みのブックオフでは、書籍にマンガ、雑誌や図鑑など、様々なジャンルの本を買い取っています。2019年6月時点で全国に直営店、FC店含め807店を展開しています。お住まいの地域にも店舗があるのではないでしょうか。
ブックオフではいらなくなった本を店頭に持ち込むとその場で査定を行ってくれます。店内を見て回っている間に査定が終わり、査定金額に納得がいけばその場で支払いが行われます。
ブックオフでは出張買取も行なっています。もしも大量の本を処分したい場合は、そちらを利用すると良いでしょう。電話一本で出張買取に来てくれて、その場で査定も行われます。
ただし出張買取の利用には、買取点数が50点以上といった条件もあります。事前に電話で確認するようにしましょう。
買取価格の目安は、1冊10円から数百円程度となっています。どのような本が高額で売れるのかは、「ブックオフ高価買取情報」などを参考にしてみてください。
1ブックオフで売れない本
ブックオフでは、買取のできない本もあります。
ブックオフで売れない本には大きく分けて3種類あります。
・状態の悪い本、古い本(雑誌)など
・洋書、映画のパンフレットなど
・ISBNコードのない本
水濡れや日焼け、書き込みなどで状態が悪くなっている本は買い取ってもらえない場合が多いです。また、雑誌の場合、週刊誌やコミック誌は基本的に買取を行っていません。
映画のパンフレットなどの一般流通で販売していない本や洋書についても基本的には買取を行っていない店舗が多いです。しかし、人気作品に限っては買取を行っている店舗もあります。こうした本は事前に問い合わせてみると良いでしょう。
2ISBNコードのない本とは?
もう一点、知っておかなければいけないことがあります。ブックオフでは、ISBNコードのない本も基本的には買取が行われていません。
国際標準図書番号とも言われるISBNコードは、本の識別番号のことです。本には一冊一冊異なるコードが割り当てられています。ISBNコードは一般的には背表紙のバーコードの下などで確認できます。
ISBNコードのない本として多いのは、出版社ではなく個人が発行している本などです。
ブックオフでは本の買取価格のデータをISBNコードで管理しています。本のバーコードを入力すると買取価格が一瞬で表示されるような仕組みを作っているのです。
そのため、ISBNコードのない本については買取価格が管理できません。ISBNコードのない本はこうした理由で買取が行われていないのです。
全国どの店舗でも同等のスピード、精度で買取を行うためにはこうしたシステムが欠かせないのですね。
ブックオフの買取を利用する際には、このような買い取れない場合があることも知っておきましょう。
フリマアプリやオークションサイト、amazonで販売する
2つ目の方法は、買取ではなく販売を行うことです。
インターネットのウェブサービスを使えば、個人間で本の売買を行うことができます。有名なところでは、「メルカリ」や「ヤフオク」、「amazon出品サービス」などで本の販売を行うことができます。
使い方としては基本的に以下の流れとなります。
・無料のアカウント作成を行う
・本の写真を撮り、本の情報や状態を入力し、販売価格を設定して出品する
・購入者が現れれば、発送を行う。
・後日、手数料等が引かれた額が入金される
サービスによって若干違いはありますが、流れとしてはこのような形となります。
古本屋での買取においては、本の値段を決めるのはお店側でした。しかし、メルカリやヤフオク、amazonを使えば自分で値段をつけて販売することができるのです。
また、ブックオフのように「買取できない本」という概念もこれらのサービスにはありません。出品できない本というものはありません。欲しい人さえいれば、古い本や映画のパンフレット、ISBNコードがない本でも売れるのです。
ただし、こうしたサービスを利用して処分しようと考える場合には、注意点が3つあります。
・1冊ずつの出品が手間
・売れるまで処分できない
・売れたら発送しなくてはいけない
1冊ずつ手間をかけて出品しても、買い手が現れなければ結局処分することはできません。そして買い手が現れれば、本を丁寧に梱包して、購入者に発送しなければならないのです。
古本屋で買い取ってもらう場合よりも高値で売れることも多い方法ですが、手軽に処分するには向かない方法でもあることを理解しておいてください
ジモティーを使って販売・譲渡する
メルカリ、ヤフオク、amazonと同じような個人売買サービスとして、地元掲示板ジモティーというものもあります。
最大の特徴は、お住まいの地域から近い人に販売できるという点です。直接取りに来てもらって手渡しができれば、商品を発送する手間がかかりません。
また、販売だけでなく譲渡という方法も選べます。「自分にはいらなくなったものだけれど、誰かにもらって欲しい」とお考えの方は利用してみるのも良いでしょう。
ジモティーを利用する方法も上記の3つのサービスと同様です。
・ジモティー公式サイトから無料の会員登録を行う
・本の写真と本の情報、取引方法を記載して「投稿」ボタンを押す
ジモティーは個人売買を行うことができますが、あくまで掲示板だというところに注意しなくてはいけません。
地元掲示板であるジモティーには決済機能がついていません。そのため欲しいという方が現れた場合、商品の受け渡し場所だけでなく、お金の受け渡し方法についても当事者間で決めていかなくてはいけないのです。また、直接受け渡しの場合は日程調整なども必要となります。
ジモティーでは発送の手間なく個人売買できるという利点もありますが、仲介がないゆえにトラブルに発展してしまう可能性もあります。そうした注意点も押さえておきましょう。
引越し業者の不用品買取サービスを利用する
引越し時にいらなくなった本の処分を行おうとお考えの場合は、引越し業者の不用品買取サービスを利用するという方法もあります。
引越し業者の中には、引越しで発生する不用品の回収を行なっている業者があります。そうした引越し業者はリサイクルショップと提携しており、不用品の買取に応じている場合もあるのです。基本的に本は不用品買取の対象品目に入っていますので、買い取ってもらえる場合が多いでしょう。
引越しに合わせて処分することができますので、引越し時に処分をされたい場合には最適な方法と言えます。
しかし、引越し業者の不用品買取を利用する場合には注意点が3つあります。
・引越し時にしか利用できない
・全ての引越し業者が不用品買取を行なっているわけではない。
・不用品回収サービス自体が有料の場合がある
大手の引越し業者でも不用品の買取に対応していない場合があります。引越し時に本の買取を依頼したい場合には、依頼する引越し業者に買取サービスを行なっているかどうか事前に確認してください。
また、引越し業者の不用品回収は有料のオプションサービスとなっている場合が多いです。買い取ってもらうことはできても、買取金額以上にオプションサービスの料金が高くつく場合もあるのです。
その点も踏まえた上で検討してみてください。
施設に寄付する
ここまでお金にする方法をメインでお伝えしてきましたが、次に紹介する方法は「施設に寄付する」というものです。
全国の図書館には一般の方から寄贈された本も多く存在します。いらなくなった本で社会貢献できれば本への恩返しにもなりますよね。図書館では、寄贈してもらいたい本を掲示しているところもあります。図書館の掲示板やホームページで確認してみてください。
しかし、図書館の中には本の寄付を受けつけていないところも多くあります。所蔵しているものや収集方針の違いなどが寄付を断られる理由となっています。
いきなり大量の本を持っていっても、断られてしまうと持ち帰らなくてはなりません。図書館への寄贈をお考えの場合は必ず電話や窓口で事前に確認しましょう。
また最近は、本の買取を通してNPO法人へ寄付することができるサービスを行なっている団体もあります。全国から宅配で本の買取を行なっている「VALUE BOOKS」では、買取相当額を提携NPOに寄付する活動を行なっています。
直接本を寄贈するということではありませんが、不要になった本の買取額を社会のより良い発展のために寄付するというのは、これまでにない本の処分方法とも言えます。
VALUE BOOKSで本の買取による寄付を行う方法は以下の流れとなります。
・ホームページから寄付での支援先を選択する。(60を超える団体から自分で選べます。)
・個人情報入力フォームと集荷希望日時を入力して送信。
・集荷日までに本をダンボールや袋に入れておく。(5冊以上送料無料。3箱まで。)
・買取相当額が指定した団体に寄付される。
3箱までは送料無料なので、本以外の負担なく寄付することができます。不用になった本でもこのような寄付という使い道があるのです。
自治体でゴミとして捨てる
本をゴミとして捨てる方法は2つあります。
・資源ごみとして捨てる
・古紙回収ボックス(資源回収ボックス)に持っていく
本は資源ごみとなりますので、資源ごみの収集日にごみ収集場に持ち込むことで処分ができます。処分は無料で行えます。お住まいの地域の資源ごみの収集日やルールについては、自治体のホームページで確認してください。
また、地域によっては古紙回収ボックスを設置している自治体もあり、そこでも処分することができます。古紙回収ボックスとは自治体が設置した古紙専用のごみ収集場です。
設置されているボックスに入れるだけで、書籍、雑誌、マンガなど本の種類に関係なく処分することができます。
古紙回収ボックスの有無と設置場所は自治体のホームページで確認できます。「お住まいの地域名 古紙回収ボックス」で検索し、設置されている場所にて処分を行なってください。
どちらの場合でも、基本的にはビニール紐で数冊をまとめてしばってから捨てるようにしましょう。
不用品回収業者に依頼する
最後に紹介するのは「不用品回収業者」に依頼しての処分です。
不用品回収業者は基本的に有料のサービスになりますが、本に限らず、家の中の処分したい不用品を一括で処分できます。また、希望した日時に家まで取りに来てくれます。
運搬も行ってくれますので、棚から出して整理したり、玄関まで運んでおくといった作業も必要ありません。大量の本を処分したい場合には、本の運び出しや整理、梱包を行うだけでも一苦労ですので、そうした労力がかからないこともメリットです。
不用品回収業者での処分は、本だけで考えると他の方法と比べて割高になってしまいます。しかし、本以外にも処分したいものがあり、それぞれ別の方法で処分するのが億劫だと感じていらっしゃる方にはおすすめなサービスです。
不用品回収業者は日本全国に数多く存在します。「お住まいの地域名 不用品回収業者」で検索することもできますが、中には料金体系が不明瞭だったり、集めた不用品を不法投棄する悪質業者も存在します。
そのような業者に当たらないためにも、弊社の「不用品回収業者の一括見積もりサイト」で紹介する業者から選ぶことをおすすめします。
本の処分方法は様々。自分にあった方法で処分しましょう
以上が不要になった本の処分方法7選でした。
本を処分するには、買取、販売、譲渡、寄付、回収など様々な手段があります。人それぞれ状況や目的によって最適な処分方法は異なります。
これらの中から自分にあった方法を選んでみてください。
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