粗大ごみで捨てられる?襖・障子の具体的な処分方法
家の間仕切りや目隠しには欠かせない襖や障子。古くなった襖や障子をリノベーションしたり、間仕切りを取り払って空間を広く使おうとしたりすると、どうしても不要になった古い襖や障子を処分する必要が出てきます。
しかし、襖や障子は背丈もあり、木製のため一枚の重さもなかなかのものです。処分するには解体して可燃ごみ?粗大ごみ?など、お住まいの地域の分類が分からないという方も多いでしょう。
今回は、襖や障子を処分する際に気を付けたい注意事項や、具体的な処分の方法などをご紹介します。
目次
襖、障子の具体的な処分方法
では、襖や障子を処分する際に活用できる具体的な方法として、どのようなものが挙げられるでしょうか。
ちょっとだけ処分費用の足しにできるオークションやフリマサイトの活用方法と、襖や障子そのものの譲渡、廃棄という二つの方法をご紹介します。
1オークションサイトやフリマアプリへの出品
【メルカリ(https://www.mercari.com/jp/)】
【メルカリ(https://auctions.yahoo.co.jp/)】
メルカリやラクマなどのフリマサイトや、ヤフオクなどのオークションサイトで引き取り手を探す方法です。
上の画像はメルカリからの引用です。特にメルカリは利用人口も多く、フリマ初心者でも使いやすいことから今最も人気のあるフリマサイトです。
襖や障子などの大きなものは配送料がかさんでしまうのであまり出品されていませんが、取っ手などの小さなパーツはよく出品されており、交換用やリメイク用の部品としての需要があります。特に細かい装飾がされているものや、古びたアンティークな雰囲気のあるものは人気が高いです。
もし襖や障子を処分する前に取り外した取っ手があるなら、オークションサイトやフリマに出品してみるのも良いでしょう。
設定金額は安いものがほとんどですが、運よく売却することができれば処分にかかる費用の足しにすることができます。
2希望者への譲渡
ジモティーなどの地域掲示板で希望者を募り、引き取ってくれる人を探す方法です。
襖や障子を引き取りたいという需要は少ないですが、もし運よく引き取ってくれる人が現れれば処分の手間を大幅に削減することができます。
また、地域掲示板を利用することの大きなメリットとして、輸送のための条件をこちらで指定することができるという点があります。
近くまで引き取りに来てくれる人、車を持っている人などの条件をあらかじめ付けておき、その条件を満たしてくれる人に譲るという方式にしておけば、大きくて重量のある襖や障子を遠くまで輸送しなくて済みます。
なお、地域掲示板を利用する際の注意点として、取引が成立した人と直接顔を合わせて取引する必要があるということを覚えておきましょう。
メルカリやラクマは匿名配送が利用できますが、このような掲示板は取引が成立すると希望者と対面して物のやり取りを行う必要があります。
予期しないトラブルが発生する可能性もあるので、同伴者をつける、人通りの多い場所を指定するなど、安心して取引ができる環境でやり取りを行うようにしましょう。
襖、障子を廃棄物として処理するには?
襖や障子は、サイズと輸送の難しさからリサイクルするよりも廃棄という選択をする人の方が多い品目です。
では、廃棄物として襖や障子を処理するには、どのような点に注意すべきでしょうか。
1必ずゴミ出しのルールを確認
お住まいの自治体によって、ゴミの分類のルールが異なります。襖や障子を廃棄する際には、必ず事前に自治体のゴミ出しルールを確認しておくようにしましょう。
さらに、襖や障子を処分する前に、廃棄ルールに従って下準備をしておきましょう。粗大ごみとして出す場合は問題ありませんが、襖の取っ手は金属で出来ているので、可燃ごみとして処分する場合はあらかじめ外しておかなければならない場合もあります。
プラスチック製の障子紙など、傷や破れに強い障子紙を使っている場合も同様です。プラスチック類は可燃ごみとして処分しても良い自治体と、そうでない自治体がありますので気を付けましょう。
襖や障子は、自治体によって様々な扱いをされている品目です。多くの自治体では粗大ごみという区分で回収や処分を行っていますが、なかには大型可燃ごみなどの特殊な分類にしている自治体もあります。
また、粗大ごみとして処分する場合でも、持ち込みのみ受け付ける自治体や、持ち込みの場合は一辺を90センチ以下に切断することという条件を設けている自治体など、廃棄に当たってより細かい条件を付けている自治体もあります。
事前にきちんとルールを確認し、申し込みや分解などの事前準備が必要な場合は準備までぬかりなく行っておくようにしましょう。
2自治体によっては処分してもらえない場合も
襖や障子はお住まいの地域によっては回収自体していない自治体もありますので、廃棄の準備をする前にお住まいの自治体へ問い合わせる必要があります。
自治体で処分ができない場合の他の処分方法としては、不用品回収業者にお願いする、購入先に廃棄を相談する、リフォーム(または解体)等のタイミングと重なった場合にリフォーム業者・解体業者に処分してもらう、等の複数の選択肢があります。
いずれにしても障子や襖は、単体では軽量なものの実際に処分する際には処分先次第では細断する必要があったり何かと重労働ですので、処分先と方法が確定してから然るべき対応を取ることがおすすめです。
3襖、障子の処分のやり方
では、襖や障子を実際に廃棄する場合、一般的にどのような手順を踏めば良いのでしょうか。襖や障子を「粗大ごみ」として分類しており、戸別収集を行ってくれる自治体の場合の処分のやり方について解説します。
まずは戸別収集の申請を行います。インターネットから申請できる自治体が多いので確認しましょう。
戸別収集の申請をして、希望日時と品目を伝えます。このとき、サイズを測定してあらかじめメモしておくとスムーズです。
申請が通ると収集料金と収集日時の案内が来ます。収集当日までに処理券を購入し、費用ぴったりの金額になるように粗大ごみに貼っておきましょう。
処理券は自治体内のコンビニエンスストアやスーパーなどで取り扱っています。費用は自治体によって様々ですが、襖や障子は一枚あたり300円前後に設定されていることが多いです。
粗大ごみに処理券を貼り付けたら、あとは収集日に玄関の外や指定の場所に出しておくだけ。センターの担当員が回収に来てくれます。これで、一般的な粗大ごみの処理は完了です。
なお、自己搬入の場合は処理券を貼った粗大ごみを自分で処理センターへ持ち込む必要があります。事前予約制の自治体も多いので、持ち込む前に確認してから搬入を行うようにしましょう。
4不用品回収業者に依頼する場合
自治体が建具全般を産業廃棄物に指定している場合や、搬入でしか受付をしていないにも関わらず自己搬入が難しい場合は、不用品回収業者に処理を依頼しましょう。
不用品回収業者を利用する場合は、実績があり、きちんと産業廃棄物処理の資格を持っている有料の業者に依頼することが大切です。
無料回収を謳っている業者の利用は、後から高額の処理料金を請求された、引き取りを依頼したものが不法投棄されていたなどのトラブルにつながる恐れがあります。
必ず資格と実績があり、見積もりやスケジュールの相談などにもきちんと対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。
襖、障子は困ったら業者引き取りが安心
襖や障子は大きくて運搬が大変な上に、処理の際の分類にも気を遣わなくてはいけません。
もし襖や障子の処分方法に困ってしまったら、引き取りを行っている業者に依頼して引き取ってもらうのも一つの方法です。
費用はかかりますが、業者に依頼すれば分類を調べる必要がない上に自宅まで引き取りに来てもらえるので、処分にかかる時間も手間も一度に短縮することができます。
当社のサイトでは、様々な業者の見積もりを一括で作成して比較することができます。
襖や障子などの大きなものの処分に困ったら、是非お住まいの地域の見積もりを作成して、料金やサービスなどを比較してみてください。
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