不要になった物置の正しい処分方法まとめ|買取・解体・引取り方法を解説します。

使わなくなった物置を処分するにはどのような方法があるかご存知ですか?

小さいものでも人の手で動かすには大変な労力がかかりますし、業者さんにお願いして処分してもらうしかないと思われている方も多くいらっしゃいます。

実は物置を処分する方法には様々なものがあり、捨てるだけでなく買取や譲渡といった方法で処分することもできます。

この記事では不要になった物置を処分するための6つの方法をご紹介します。処分でお悩みの方はご参考ください。

目次
  1. 1. 使わなくなった物置を放置しておくと危険です
  2. 1. 物置の処分方法6選
  3. 1. 物置買取業者の買い取りを利用する方法
  4. 1. オークションサイトやフリマアプリで販売・譲渡する方法
  5. 1. 引越し業者の不用品回収サービスを利用する方法
  6. 1. 自治体で処分する方法
  7. 1. 物置解体専門業者に依頼する方法
  8. 1. 不用品回収業者に依頼する方法
  9. 1. 物置は業者を使っての処分が便利です

使わなくなった物置を放置しておくと危険です

物置は長い期間使っていると錆びついて立て付けが悪くなります。10年近く使っている物置だと、扉がスムーズに開閉しなくなるものも多く見受けられます。物を取り出そうと思っても扉が固くて全然開かないという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうして不便さにより使わなくなった物置をそのまま放置していると、様々な問題が生じてしまいます。以下は古い物置を放置することで起きるトラブルの一例です。

・経年劣化により錆びて穴が開いたり、屋根や壁の一部が損壊する
・損壊箇所が原因で怪我をする可能性がある
・劣化により耐性が弱まり、地震で倒壊する危険がある
・台風などの災害で屋根や壁が飛散し、近隣住民へ迷惑をかける恐れがある

この他にも、古い物置を処分できずにいると精神衛生的にもよくありません。ずっと使わずにいることで「開けるのもイヤ」という思いになりますし、使わないことで劣化は早まり中はクモの巣だらけなんてことにもなります。そうなると、より開けることが億劫になりますよね。

家の敷地内にあるのを見るたびに「なんとかしなきゃなぁ」と思っていると、常にイヤな気持ちで生活しなくてはなりません。

このようなことにならないよう、不要になった物置はなるべく早く処分することをおすすめします。

 

物置の処分方法6選

物置は大型で処分が難しいので、業者に依頼するしかないと思われている方も多いようです。クレーンや大型トラックなどを使って処分するとなるとお金もかかるのではないかと心配ですよね。

物置を処分する方法には以下の6つの方法があります。

1、物置買取業者の買取を利用する
2、オークションサイトやフリマアプリで販売、譲渡する
3、引越し業者の不用品回収サービスを利用する
4、自治体でゴミとして処分する
5、物置解体専門業者に依頼する
6、不用品回収業者に依頼する

物置は処分が難しそうですが、このように様々な方法を使って処分することができます。中には買取や販売といった現金化できる方法もあります。以下でそれぞれの方法について説明していきますので、最適な処分方法を検討してみてください。

 

物置買取業者の買い取りを利用する方法

【買取専門店アシスト(https://www.assist001.co.jp/)】

物置を処分する1つ目の方法は、物置の買取業者に買い取ってもらうという方法です。状態の良いものやメーカー製の物置(イナバ物置、ヨド物置など)の場合、買取業者によっては数千円から数万円で買い取ってもらえる可能性があります。

関東圏では「アシスト」などの物置買取業者があります。物置の買取は基本的に「出張買取」になりますので、業者によって買取可能エリアが定められています。

上記業者は関東圏のみの対応となってしまいますが、その他の地域にも物置の買取業者はあります。インターネットで「地域名 物置 買取」と検索すると、お住いの地域に対応した買取業者が出てきますので確認してみてください。

アシストで物置を買い取ってもらう流れとしては、

・インターネットで見積もり依頼(メーカーや状態の説明など)
・見積もり金額が届く
・出張買取日を予約
・訪問による買取。必要な場合は再査定。(解体と搬出も行なってくれます)
・買取金額をその場で支払い
といったものになります。

物置にもブランドがあり、イナバ物置、ヨド物置、タクボ物置、サンキン物置、といった有名メーカー製の物置の場合、1つ数万円での高額買取も行われています。不要な物置を現金化できれば有り難いですよね。

しかし、物置を買い取ってもらう際には注意点がいくつかあります。

・10年以上前のものや劣化の激しい物置は買い取ってもらえない
・有名メーカー製以外のものは買取を行っていない業者もある
・スチール(鉄)製以外の木製などの物置は買取を行っていない場合がある

こうした値段のつかない物置の場合は、買取を行ってもらえません。値段のつかない物置の場合、回収を行ってくれる業者と回収不可としている業者があります。回収を行っている業者でも運搬費用がかかる場合がありますので、その点も注意が必要です。

 

オークションサイトやフリマアプリで販売・譲渡する方法

【メルカリ(https://www.mercari.com/jp/)】

【ヤフオク!(https://auctions.yahoo.co.jp/)】

【ジモティー(https://jmty.jp/)】

不要になった物置は、「メルカリ」などのフリマアプリや「ヤフオク!」などのインターネットオークションサイトや、地元掲示板「ジモティー」などで販売・譲渡を行うこともできます。

実際にそれぞれのウェブサイトを見てみると、物置の出品が数多く見受けられますし、買い手もついています。解体して受け渡す場合と、完成状態での受け渡しのどちらも出品があります。
ここでは参考までにメルカリを使って販売する流れを紹介したいと思います。

・メルカリのアプリをダウンロードして無料登録をする
・出品画面内で、商品の画像と説明を用意して値段をつける
・出品が完了したら購入者が現れるのを待つ
・買い手がつけば発送する。受け渡しの場合は日程を交渉して引き渡す。
・購入者による受け取り評価が終わり次第、販売手数料を引いた分が売上として入る

となります。トラブルを避けるためにも商品説明欄を詳しく記入したり、画像を複数枚用意した方が良いでしょう。

またジモティーは少し特殊で、販売だけでなく無料での譲渡も可能です。また、決済機能がついていませんので、お金の受け渡しをどのように行うかを取引する必要があります

オークションサイトやフリマアプリを使っての販売にも注意点があります。

・買い手がつくまで処分できない
・発送するのであれば運送業者ではなく引越し業者を利用することになり、送料が高額
・発送するのであれば運送業者ではなく引越し業者を利用することになり、送料が高額

オークションサイトやフリマアプリは個人売買を行える人気サービスとなっていますが、物置は簡単に搬出・輸送ができるものではありません。購入要件の記載に細心の注意が必要となります。

引き取りではなく運送になる場合、輸送方法としては引越し業者に依頼する形となります。宅配便や運送業者の規格では物置ほど大きいサイズのものは送れないのです。送料は通常の引越しと同様、業者によって上下します。相見積もりをとってなるべく安い送料で送れる業者を選ぶのもポイントとなります。

 

引越し業者の不用品回収サービスを利用する方法

続いては、引越し業者の不用品回収サービスを利用する方法です。引越し業者の中には,引越し時に不用品を処分してくれる会社もあります。

大手の引越し業者では引越し時の不用品処分をオプションプランとして用意しています。引き取ってもらえるものや量は引越し業者によって変わりますので確認が必要です。引越しに合わせて物置を処分しようとお考えの方は、引越し業者が不用品回収サービスに対応しているかどうか確認してみると良いでしょう。

引越し業者の不用品回収サービスを利用する際の注意点は以下の通りです。
・引越し時にしか利用できない
・基本的に有料オプションとなり費用がかかる
・不用品回収のオプションプランを事前に申し込む必要がある
・引越し業者やエリアによっては不用品回収に対応していない場合がある
・回収可能量(サイズ)が決まっており、物置の回収に対応していない場合がある

引越し当日になって回収できないとならないよう、引越し業者に事前の確認を行うようにしましょう。

自治体で処分する方法

自治体でゴミとして捨てることができるかどうかは、全国の自治体で様々です。そのためお住まいの地域の自治体に確認して指示を仰ぐ必要があります。

インターネットでも自治体のゴミの分別区分や捨て方は確認できますが、サイズの大きい物置は一般的なゴミとは異なりますので掲載されていない場合があります。その場合は電話をして確認しましょう。

市区町村の役所に電話して物置のサイズと処分したい旨を伝えると、「処分の可否」や「どのように捨てたら良いか」を教えてくれます。

地域によってゴミとして出す方法も異なります。解体して粗大ゴミとして出す自治体もあれば、ゴミとして受け付けていない自治体もあり、その場合は後述する物置解体業者などを紹介される場合もあります。

解体して処分しなければいけない場合は、ドライバーやスパナを使って物置を解体しなければなりません。構造的には難しい作りではないので、説明書を見ながら複数人で慎重に行えばやれないことはありません。

しかし、経年劣化で錆び付いていたり、歪んでいたりするとかえって怪我をする可能性もあります。また、解体できたとしてもそれをごみ収集所まで運搬する必要もありますので、多大な労力がかかります。

地域によりますが物置は「粗大ゴミ」として処分することが可能です。有料かつ予約制で対応できるところが多いです。流れとしては以下のようになります。

・世田谷区役所のホームページまたは電話で粗大ゴミ収集予約を行う
・指定された金額の有料粗大ゴミ処理券をコンビニやホームセンターで購入する
・指定された期日に、有料粗大ゴミ処理券を貼った状態でゴミ収集場まで搬出する

粗大ゴミ処理料金の支払いは主に「有料ゴミ処理券」を購入することで支払います。有料ゴミ処理券は地域によって種類や値段が異なりますが、1枚数百円程度で購入できます。購入場所は地域のコンビニエンスストアやスーパーです。物置の処分代金は、サイズによって異なりますので必要な金額分になるよう購入しましょう。

その後、指定された期日に有料粗大ゴミ処理券を貼った状態でゴミ収集場に搬出すれば業者が引き取ってくれます。

ゴミを収集してもらう場合は指定された日時でしか処分できませんが、地域のゴミ収集センターへ直接持ち込む場合は予約の必要がありません。処分代金も上記の金額の半額で済みます。

とはいえ、実際にこれほど大きなものを搬出するのは現実的ではないと言えます。自治体で捨てるためには、自分で解体や運搬をする必要があり非常に困難です。

より簡単に処分するためには、これから紹介する「物置解体業者」や「不用品回収業者」に依頼することをおすすめします。

 

物置解体専門業者に依頼する方法

物置解体専門業者に処分を依頼すると、自宅まで来てくれて解体と撤去を全て行なってくれます。全国各地に物置解体専門業者がありますので、インターネットで「地域名 物置処分 業者」と行ったキーワードで検索してみてください。

物置を処分する代金は、業者、物置のサイズ、素材、劣化具合、基礎部分の有無等により変わります。物置解体専門業者の1つであるMAホームサービスでは、以下のような料金体系を取っていますので、金額の参考にしてください。

スチール製(鉄製)物置 3辺合計サイズ 金額(税込)
Sサイズ 400cmまで 15,000円
Mサイズ 500cmまで 18,000円
Lサイズ 600cmまで 21,000円
LLサイズ 700cmまで 26,000円

【MAホームサービス(https://www.mahome.jp/)】
※価格は2019年8月現在のものです。

物置の解体や搬出まで全てやってくれるのは非常にありがたいですよね。すぐに簡単に処分したいのであれば、こうした物置解体専門業者に依頼するのも良いでしょう。

不用品回収業者に依頼する方法

最後に紹介するのが、不用品回収業者を使っての処分です。不用品回収業者も物置解体専門業者と同じように依頼から搬出まで全て行なってくれます。

もし、物置の中の掃除も面倒で、中に入っている不用品もまとめて処分したいということであれば、全て一括で処分してくれる不用品回収業者は非常に助かるサービスになります。

物置解体業者がお住まいの地域に対応していない場合にも、こうした不用品回収業者であれば物置の処分ができます。物置の中身ごとまとめて処分したい、また、物置以外の家の中の不用品もまとめて処分したいという方にはおすすめの処分方法です。

物置は業者を使っての処分が便利です

物置は放置しておくと様々な問題を生じさせる可能性があります。しかし、自分で処分しようとなると搬出や解体など非常に大変です。

そのため物置を処分される多くの人は、不用品回収業者や物置解体専門業者を使っての処分を行われています。

不要な物置が家の敷地内にあり続けることは、精神衛生上も良くないことだとお伝えしました。この機会に不要な物置を処分して、心の引っ掛かりを取り払ってみてはいかがでしょうか。