剣道用具を処分する方法は? 費用や捨てる際の注意点をまとめて解説

この記事では剣道用具の処分方法をお伝えします。処分でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

目次
  1. 1. 剣道用具が不要になった時の一般的な処分方法7選
  2. 1. 防具店・防具買取専門店で売る方法と注意点
  3. 1. フリマアプリを使って売る方法と注意点
  4. 1. 地元掲示板ジモティーを使って譲る方法と注意点
  5. 1. 海外での剣道普及のために寄付する方法と注意点
  6. 1. 引越しの際に引越し業者に処分してもらう方法と注意点
  7. 1. 自治体でゴミとして捨てる方法
  8. 1.1. 1例:東京世田谷区でゴミとして処分する方法、金額
  9. 1. 不用品回収業者を利用して処分する方法と注意点
  10. 1. 剣道用具と合わせて家の中の不用品を整理してみては?

剣道用具が不要になった時の一般的な処分方法7選

部活を引退して不要になったり、家の片付けをする中で「もう使わないかな」と思って剣道用具の処分を考えることがあると思います。剣道用具は鉄や革など様々な素材でできているので処分の仕方が難しいとお考えの方も多いのではないでしょうか?

ここでは剣道用具を処分するための方法として、

・防具店、防具買取専門店で売る
・フリマアプリを使って売る
・地元掲示板ジモティを使って売るまたは譲る
・寄付する
・引越し業者に処分をお願いする
・自治体でゴミとして処分する
・不用品回収業者を使ってまとめて処分する
といった7つを紹介していきます。

 

防具店・防具買取専門店で売る方法と注意点

剣道には様々な道具があります。それぞれ使っている素材も異なるので処分方法も分けられます。下記をご覧ください。

【面、銅】→チタン・鉄・竹・強化樹脂素材
【小手(甲手)、垂れ、道着、袴】→布・革素材
【竹刀】→竹・カーボン素材

素材別のカテゴリとしてはこのように分けられます。この記事ではそれぞれの処分方法の最後にカテゴリ別のオススメ度を記載しています。それを参考にして適切な処分方法を選ぶようにしてください。

剣道用具の処分方法の1つ目は、「防具店、防具買取専門店で売る」という方法です。処分するとなると、捨てるという選択肢しかないように思えます。しかし、剣道の防具や竹刀は中古として買い取ってもらうこともできるのです。

買取価格はメーカーや状態によって全く異なりますので査定が必要ですが、


・手刺しの防具
・有名メーカーの防具(E-BOGU、東山堂、MITSUBOSHIなど)
・剣道用具一式


といったものであれば、数千円から数万円といった高額な買取価格になる可能性もあります。

剣道用具の買取には大きく分けて2つの方法があり、


・お住まいの地域の防具店、または買取専門店に持ち込む
・全国対応している防具買取専門店のホームページから、出張または宅配での買取を申し込む

このどちらかの方法を取ることになります。お住いの地域に剣道用具を買ったお店や防具買取専門店があれば、一度問い合わせをしてみてください。

もし近くにそうしたお店がなければ、防具を送るだけで査定買取をしてもらえる「宅配買取」が便利です。宅配買取を実施しているお店には「剣道防具買取本舗」や「剣道買取110」などがあります。

【剣道防具買取本舗(https://kendokaitori.com/)】

【剣道買取110(http://www.letskendo.com/)】

 

これら買取専門店の利用は簡単で、買取までの流れとしては以下のようになります。

①インターネットで「剣道用具 出張買取」で検索し、ホームページにアクセスする。
②買取申し込みを申し込みフォームやメール、ラインから行う。
③メーカー・銘柄・性別・身長体重・商品の状態・商品写真を送信
④大体の査定金額を教えてくれる
⑤この時点で金額に納得すれば、買取同意書と身分証明証のコピーを添えて商品を送る
⑥実際の査定が行われ、メールや電話で査定金額が伝えられる
⑦同意した場合、後日買取金額が入金される。(同意しない場合は商品が返送される)

出張買取を希望する場合、まずは上記店舗などで無料の見積もりを出してもらうのが良いでしょう

ただし、買取には注意点があります。基本的には「状態の良いもの」でないと、買取金額がつかない場合が多いです。破れや損傷があったり、クリーニングでも臭いが取れないような場合は値段がつかないこともあります。

上述したように有名メーカー製や高級防具であれば高額になりますが、一般的な防具では中古の需要が少ないため数百円程度になることや値段のつかない場合もあります。

また、買取専門店の中には竹刀、袴、道着の買取は行なっていないお店もあります。そのため剣道用具をまとめて処分したいと思っても買取できないものは別の方法を探すことになってしまうのです。一括で処分したいとお考えの方には不向きと言えるでしょう。

お店によっては出張買取の場合には出張費を、宅配買取の場合には送料を負担する必要もあります。「買取金額5000円以上で送料無料」など、買取金額に応じてそうした費用が無料になることもあります。しかし、高級品や有名メーカー製でない場合は送料無料のハードルは高いと言えます。

「買取してもらってお金になると思っていたら、逆に送料で数千円払うことになった」ということにもなりますので注意してください。

 

フリマアプリを使って売る方法と注意点

【メルカリ(https://www.mercari.com/jp/)】

中古の剣道用具はメルカリなどのフリマアプリを使っても売買されています。フリマアプリは自分で値段をつけて出品することができるのが最大の特徴です。出品を見てみると、剣道防具一式や竹刀、片手だけの小手に竹刀袋など、剣道に関する様々なものが出品されています。

フリマアプリには「メルカリ」や「フリル」があり、個人間売買ができるサービスとしては「ヤフオク」などもあります。こうしたサービスを使って不要になった用具を処分するのも、一般的になりつつあります。

特に「剣道用具一式」で出品されたものは、数千円から数万円ほどの価格で購入されているものも多く人気商品となっています。

しかし、その他の商品については出品数は多いものの購入者は少ない印象です。処分しようと出品しても、売れなければいつまでも処分することはできません。

また、購入された場合には梱包をして発送をしなければなりません。面や胴、竹刀は梱包するのが難しい形状をしています。ダンボールに入れて宅配便で送るとなると140~160サイズになり、料金は約2000円〜4000円と高額になります。雑な梱包をしてしまうとトラブルになる可能性も出てきてしまいます。

フリマアプリを使っての処分は不用品をお金に換えることができる手段の一つですが、気軽に処分する方法とは言えないでしょう。

 

地元掲示板ジモティーを使って譲る方法と注意点

【ジモティー(https://jmty.jp/)】

お金をかけずにまとめて処分する方法としては、ジモティーという地元掲示板サービスを使って譲渡するという方法もあります。ジモティーはフリマアプリ同様不要になったものを出品し、欲しいと思った人が現れれば販売または譲渡することを可能にするウェブサービスです。

値段をつけて販売することもできますし、「タダでいいからもらって欲しい」という場合には譲渡もできます。また、最大の特徴は、郵送で送るだけでなく直接会って受け渡しができることです。そうした取引方法を自由に選べることもメリットでしょう。

剣道用具は形状がシンプルでないため梱包や発送が面倒です。直接取りに来てくれるというのであれば、梱包の必要もありませんし送料もかかりません。後述しますが、ゴミとして処分するにも料金がかかってしまう場合がある剣道用具です。タダでも持っていってくれる人がいれば安く処分することが可能になると言えるでしょう。

しかし、直接会っての取引となるため、やはり様々なトラブルも報告されています。ジモティーでは取引方法を相手と相談して決めることができる反面、クレジット決済や取引の保証制度が用意されていません。

「モノを送ったのに入金されない」
「取引の待ち合わせ場所に行ったのに連絡もなく来なかった」
「詐欺にあった」
「自宅の中に入って来られた
といったトラブル事例も実際に出ています。

便利なサービスではありますが、取引の責任は全て自分自身にあります。こうしたトラブルに巻き込まれないよう注意することが重要です。

また、こちらもフリマアプリ同様に、貰い手がつかなければいつまでも処分することはできません。

 

海外での剣道普及のために寄付する方法と注意点

【ワールドギフト(https://world–gift.com/)】

剣道用具を処分する方法としては、「寄付」という手段もあります。国際社会推進委員会「ワールドギフト」では、家庭で不要になったモノを途上国の子どもたちのために再利用するという取り組みを行なっています

剣道防具も寄付の対象となっており、送られた防具は発展途上国での剣道普及に役立てられます。買取では値段のつかないような防具でも寄付することができます。

ワールドギフトを使って寄付を行う方法は、

①ホームページのメールフォームに住所や名前などの必要事項を入力
②注意事項確認メールに返信し、荷物を梱包
③料金の支払い(銀行振込)
④集荷に来た宅配業者に荷物を渡す
といった流れになります。

寄付の場合は集荷前に自身で梱包をしておく必要があります。ですが、フリマアプリのように販売するわけではないため、きれいに詰めることを考える必要はありません。箱に入りさえすれば大丈夫です。

しかし、物品の集荷や仕分け、再利用や途上国に送るためのコンテナ代が必要になるため、寄付とはいっても料金がかかってしまいます。

以下はワールドギフトにおける利用代金です。荷物の大きさによって料金は変わりますが、途上国に送る費用も含まれるため通常の宅配料金よりも割高になってしまいます。

また、基本的には竹刀の寄付は受け付けていない業者が多い点も注意しなくてはいけません。

 

引越しの際に引越し業者に処分してもらう方法と注意点

もし剣道用具の処分を考えているタイミングと引越しのタイミングが合えば、引越し業者による不用品回収サービスを利用するという手もあります。

剣道用具以外にも不要になったものを一括で処分してくれるので、梱包をする必要もありません。引越し時に利用すると便利なサービスです。

以下のように、大手の引越し業者を中心に不用品回収サービスを行なっています。中にはリサイクルショップと提携している引越し業者もあり、剣道の防具などでは値段がついて買取になることもあります。

しかし、引越し業者のサービスは基本的に「有料オプション」となっています。また、対応していない業者や、業者の中でも対応していない地域がありますので事前に確認が必要です

当然ながら引越しのタイミングでしか利用できません。引越しでない場合に剣道用具を含む不用品をまとめて処分するには、後述する「不用品回収業者」を利用すると便利です。

自治体でゴミとして捨てる方法

 

自治体でゴミとして捨てる場合には分別が何よりも大事になります。分別方法は自治体によって異なります。お住いの地域での処分方法を、インターネットや電話を使って役所に確認しましょう。

燃えるゴミとして処分できる場合は、通常のゴミ同様にゴミステーションに持っていけば処分できます。小手や垂れ、道着や袴などは大抵の場合、燃えるゴミでの処分ができます。

面や胴は燃えるゴミとしては出せない地域も多いです。不燃ゴミとなるか粗大ゴミとなるかは自治体によって異なります。役所に問い合わせをし、指示された適切な方法で処分を行いましょう。粗大ゴミの場合は有料になる自治体も多いです。

竹刀の場合、燃えるゴミまたは粗大ゴミとしての処分となります。燃えるゴミの場合は、指定のゴミ袋に入れて処分する必要があるため、1/4または1/5程度に裁断して処分しなければなりません。手で折ろうとして怪我をする人も多いので、必ずのこぎりなどを使って慎重に切断するようにしましょう。

また、竹刀は粗大ゴミでの処分になる可能性もあります。自治体にもよりますが、一辺が30cmを超える場合には基本的に粗大ゴミとしての処分となります。竹刀のように元々の長さが30cm以上の場合、たとえ切断したとしても粗大ゴミ扱いになるところもありますので注意が必要です。

竹刀の処分方法は、もっとも自治体によって差があるところですので、必ず確認するようにしてください。

 

1例:東京世田谷区でゴミとして処分する方法、金額

ここでは例として、「東京世田谷区」での剣道用具の処分方法をお伝えします。自治体によって処分方法は異なるものの、流れとしては同じですので参考にしてください。

剣道用具は竹刀や面などそれぞれ処分方法が異なるので、まずは1つ1つ確認していきます。世田谷区の場合、ホームページにて「ゴミの出し方」や「粗大ゴミの料金」が確認できます。もしお住いの自治体のホームページでわかりにくい場合は、電話で問い合わせた方が早いでしょう。

世田谷区では剣道用具は2種類に分別されます。

[粗大ゴミ]:面、胴、竹刀
[燃えるゴミ]:小手、垂れ、道着、袴

燃えるゴミで処分できるものに関しては、指定のゴミ袋に入れてゴミステーションに持っていきます。粗大ゴミの場合は、役所に収集申し込みを行う必要があります。勝手にゴミステーションに持って行ってはいけません。

収集予約はインターネットまたは電話で行うことができます。そこで収集の日時と代金が伝えられますので、指示に従って処分します。

代金は「世田谷区有料粗大ゴミ処理券」を購入して支払うという方法です。コンビニ等で購入できますので、処理券を購入の上、処分する用具に貼り付けた状態でゴミステーションへ持っていくという流れになります。

出典:世田谷区 有料粗大ゴミ券

もしも指定場所でなく「世田谷区ゴミ受付センター」に直接持ち込む場合は、処分代金が半額で済みます。好きなタイミングでより安く処分したければ、ゴミ受付センターへ直接持ち込むという方法をとってください。

不用品回収業者を利用して処分する方法と注意点

最後に不用品回収業者を使った処分方法をご紹介します。

「フリマアプリで買い手がつかない。」
「梱包して送るのが面倒くさい。」
「この際、不用品をまとめて処分したい。」

こうした場合は不用品回収業者に依頼するのが便利です。

不用品の回収業者を利用すると、処分は基本的に有料となります。剣道用具だけの処分の場合、自治体のごみ収集と比べると割高になることもあります。しかし、不要になったものを自宅まで希望の日時に引き取りに来てくれたり、まとめて処分できるというのは大きなメリットでしょう。

不用品の回収業者は全国にいくつもありますので、金額や内容を比較して選択することをおすすめします。信頼できる店舗の中から相見積もりが取れる「不用品回収業者の無料一括見積もり」を利用してみてください。

剣道用具と合わせて家の中の不用品を整理してみては?

いらなくなった剣道用具を処分しようと思っても、用具ごとに処分できる方法が異なったり、梱包が大変だったりとなかなか気軽にできることではありません。

不要になったものは「何でもまとめて一括で持って行ってもらう」というのが、もっとも気楽です。不用品回収業者を使えばそのように簡単に不要なものを処分できますが、剣道用具だけでは割高になってしまいます。

剣道用具の処分を検討されている方は、家の中を見回してみてください。もしかしたら他にも不要なもので処分しにくいものがありませんか?不用品の回収業者は運搬も行いますので、大きなものでも自身で家の外に運び出す必要がありません。

この際、ぜひ家の中を整理して不要なものをまとめて処分してみてはいかがでしょうか。