タイヤ・ホイールの処分方法とは?費用や注意点を徹底解説
古くなったタイヤ・ホイールを処分したいと考えている人は多いのではないでしょうか。
タイヤ・ホイールの処分方法は様々ありますが、どの方法を選ぶかによって費用や手間が異なってきます。まずはどんな処分方法があるのかを知り、そのうえで自分に合った方法を選びましょう。
ここでは、タイヤ・ホイールの処分方法や注意すべきポイントを解説していきます。
目次
- タイヤ・ホイールを処分する方法
- 1カー用品店で処分する
- 2ガソリンスタンドで処分する
- 3自動車修理工場に持ち込んで処分する
- 4不用品回収業者に依頼して処分する
- タイヤ・ホイールを処分するときの注意点
- 1自治体の粗大ゴミに出すことはできない
- 2タイヤを燃やして処分することは厳禁
- 3不法投棄は厳禁
- 処分されたタイヤはどうなる?
- 1タイヤはリサイクルされることが多い
- 2燃料として再利用される
- タイヤ・ホイールを買取してもらう方法
- 1リサイクルショップに売る
- 2タイヤ専門店に売る
- 3宅配買取業者に売る
- 4ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 買取してもらいやすいタイヤ・ホイールの特徴
- 1高級車のタイヤ・ホイール
- 2新品もしくは未使用品
- 3劣化していない美品
- 44つ揃ったセット品
- 5付属品が全て揃ったタイヤ・ホイール
- 買取業者の選び方
- 1見積もりを比較する
- 2インターネット専門の買取業者を選ぶ
- 一括見積もりサービスを利用しよう
タイヤ・ホイールを処分する方法
タイヤ・ホイールを処分する方法は複数あります。それぞれの方法を比較して、一番利用しやすい方法を選びましょう。
1カー用品店で処分する
【オートバックス(https://www.autobacs.com/)】
カー用品店ではタイヤの販売だけでなく、古いタイヤ・ホイールの引き取りも行っています。新しいタイヤを買う際に、タイヤ・ホイールが処分可能かどうか相談してみましょう。
カー用品店で処分する際の費用は、店によって異なります。例えば、オートバックスの場合は、タイヤ・ホイールを取り外す際の工賃として1本1,000円以上の費用が発生します。ただ、同じオートバックスでも店舗によって工賃が異なるので、事前に各店舗に問い合わせをしておきましょう。
2ガソリンスタンドで処分する
【株式会社宇佐美鉱油(https://usami-net.com/)】
ガソリンスタンドでもタイヤ・ホイールの引き取りは可能です。ただし、すべてのガソリンスタンドが処分に対応しているわけではないので、事前確認が必要です。
処分可能な場合であっても、店によって手数料が異なります。ガソリンスタンド宇佐美では、タイヤ処理料として1本300円、さらに脱着料として1本550円かかります。(軽・普通車の場合)
全国に展開しているチェーン店であっても、手数料は店舗ごとに異なるケースがあるので注意が必要です。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
3自動車修理工場に持ち込んで処分する
【井組自動車工業(https://www.193motors.com/)】
自動車修理工場に持ち込めば、比較的安い価格で処分してもらうことができます。普段、車検で利用している自動車修理工場があるなら、車検ついでにタイヤ・ホイールの処分を相談してみましょう。
井組自動車工業では、1本あたり1,100円(税込)からタイヤ交換を行なっています。自動車修理工場の場合、ホイール付きタイヤでも追加料金なしで処分してくれる場合が多く、普段から付き合いがある場合は無料で引き受けてくれる場合もあります。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
4不用品回収業者に依頼して処分する
【不良品回収だいえい(http://www.daiei99.com/)】
カー用品店や自動車修理工場に持ち込む暇がない場合は、不用品回収業者に依頼して自宅まで引き取りに来てもらうこともできます。不用品回収業者であれば、即日対応してくれるところも多く、回収から搬出まで全て任せることができるので手間がかかりません。
例えば、「不用品回収だいえい」では、アルミホイール無料、アルミホイール・タイヤ付の場合は1,000円で回収を行なっています。
不用品回収業者に依頼する場合は、トラックの運送費用などが発生するため、他の処分方法に比べて費用が高くなることがあります。また、タイヤ・ホイールの回収を受け付けていない不用品回収業者もあるので注意が必要です。事前に回収品目を確認してから依頼するようにしましょう。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
タイヤ・ホイールを処分するときの注意点
ここでは、タイヤ・ホイールを処分する際に気をつけるべきポイントを紹介します。何も知らずに勝手に処分してしまうと罰せられることもあるので注意が必要です。
1自治体の粗大ゴミに出すことはできない
タイヤ・ホイールは家庭ゴミや粗大ゴミに出すことはできません。
タイヤは一般廃棄物の「適正処理困難物」に指定されており、処分する際は特殊な方法が必要となります。そのため、ほとんどの自治体で回収を受け付けておらず、カー用品店や修理工場などに持ち込んで処分するのが一般的です。
2タイヤを燃やして処分することは厳禁
タイヤを燃やすと有毒ガスなどが発生し、健康を害してしまう恐れがあります。家庭で燃やすことはもちろん、野焼きも厳禁です。
タイヤを処分するときは必ず、適切に処理できる施設へ依頼しましょう。
3不法投棄は厳禁
タイヤ・ホイールを処分するのが面倒だからといって、人目のつかないところに勝手に捨てることは許されません。タイヤの不法投棄は立派な犯罪です。実際にタイヤの不法投棄をして逮捕された事例もあるので、くれぐれも注意しましょう。
処分されたタイヤはどうなる?
処分されたタイヤがその後、どのようになるのかをご存知ですか?タイヤがどのように処分されるのかを知っておくことは、タイヤを適切に処分するうえでとても重要です。
1タイヤはリサイクルされることが多い
一般社団法人日本自動車タイヤ協会が発表した「廃タイヤ(使用済みタイヤ)リサイクル状況」によると、2018年に日本国内で発生した廃タイヤのうち、なんと97%がリサイクルされていることがわかりました。
廃タイヤはタイヤとして再利用されたり、製紙や再生ゴム・ゴム粉に生まれ変わったりします。埋め立てて処分されるのは、ほんのわずかしかありません。
【一般社団法人日本自動車タイヤ協会(http://www.jatma.or.jp/)】
2燃料として再利用される
リサイクルされるタイヤのうち、その半数以上が燃料として使用されます。廃タイヤは代替燃料としての需要が非常に高く、現在は海外から輸入するほど供給が追いつかない状況になっています。
タイヤに使われているゴムから金属部品まで、すべて余さずリサイクルされ、様々な業界の役に立っています。
要らなくなったタイヤを廃棄するときは、リサイクル後のことも考えて、適切な処理方法を選びましょう。
タイヤ・ホイールを買取してもらう方法
捨てようと思っていたタイヤ・ホイールがお金になって戻ってきたら、得した気分になりますよね。
状態のいいタイヤ・ホイールであれば、買い取りしてもらえる可能性があります。買取業者はたくさんあるので、自分に合った方法を選びましょう。
1リサイクルショップに売る
【ガレージオフ(https://www.hardoff.co.jp/garageoff/)】
タイヤ・ホイールの買取基準はリサイクルショップごとに異なります。まずは近所のリサイクルショップに問い合わせて、買取可能かどうか確かめてみましょう。
買取が難しいものであっても、無料で引き取ってくれる場合があります。本来、処分費用がかかるはずのタイヤ・ホイールを無料で処分できたら、お得ですよね。
2タイヤ専門店に売る
【イエローハット(http://www.yellowhat.jp/)】
タイヤ専門店には知識豊富な査定士がいるため、適正価格をつけてもらいやすいメリットがあります。専門店は販売ルートが豊富で在庫の回転率がいいので、他の業者よりも高額買取を期待できます。
リサイクルショップでは数百円程度しか価値がつかなかったものでも、タイヤ専門店であれば桁違いの価格で売れる可能性があります。
3宅配買取業者に売る
【ティーバイティーガレージ(https://www.txt-garage.jp/)】
地方に住んでいると、自宅近くに買取業者がない場合もあります。そんな時に役立つのが宅配買取サービスです。
インターネット上で買い取りを受け付けている業者の中には、宅配便で買い取りを受け付けているところもあります。宅配買取なら日本全国どこからでも申し込むことができるので非常に便利です。
4ネットオークション・フリマアプリに出品する
【ヤフオク(https://auctions.yahoo.co.jp/)】
タイヤ・ホイールはネットオークションやフリマアプリに出品して、自分で売ることもできます。「ヤフオク」や「メルカリ」なら利用者が多く、様々な買い手が参加しているため、予想外の高値で売れる可能性もあります。
ただし、ネットオークションやフリマアプリは基本的に個人間取引となるので、何かとリスクがつきまといます。クレームなどのトラブルを未然に防ぐためにも、出品手続きは慎重に行うようにしましょう。
買取してもらいやすいタイヤ・ホイールの特徴
タイヤ買取業者の多くは、タイヤのみの買い取りを受け付けていません。基本的にホイール付きのタイヤが買取対象となります。
また、業者によってタイヤ・ホイールの買取基準が異なるので注意が必要です。どのようなタイヤ・ホイールを買取してもらいやすいのか、その特徴を事前に把握しておきましょう。
1高級車のタイヤ・ホイール
高級車の純正ホイールやアルミホイールは中古市場でも需要があり、資源価値も高いため、高値で買い取りしてもらえる可能性があります。未使用品や劣化していないものであれば10〜20万円の価値がつくこともあります。
せっかく高値で売れたものを捨ててしまうのはもったいないので、事前に買取業者に相談しておきましょう。
2新品もしくは未使用品
高級車の純正ホイールでなくても、新品や未使用のタイヤ・ホイールであれば買取価格がつきます。
ただし、新品のタイヤ・ホイールでも、購入してからある程度年数が経ったものは、安全上の観点から買取不可となることがあります。
タイヤ・ホイールは使っていなくてもどんどん劣化し、価値が下がっていってしまいます。「もう要らない」と思ったら、早めに売りましょう。
3劣化していない美品
中古品であっても、見た目が新品のように綺麗で劣化していないタイヤ・ホイールであれば、買取価格がつきやすくなります。
タイヤ・ホイールの価値は素人の目では判断できない部分があるので、廃棄する前に一度、買取業者に相談してみましょう。
44つ揃ったセット品
タイヤは1つ2つ少量で売るよりも、個数を揃えてまとめて売ったほうが高値がつきやすくなります。
ホイールは4つで1セットとなるため、1つでも欠けていると、買取価格が大幅にダウンしてしまいます。個数が足りないだけで買取不可となることもあるので、必ず4つまとめて売るようにしましょう。
5付属品が全て揃ったタイヤ・ホイール
タイヤを購入した時についていた説明書などが全て揃っていると、買取価格もアップします。付属品が1点でも欠けていると、それだけで減額されてしまうので注意が必要です。
タイヤ・ホイールを売る前に、付属品が残っていないかどうかチェックしておきましょう。
買取業者の選び方
タイヤ・ホイールを少しでも高く売りたいなら、買取業者を慎重に選ぶ必要があります。
1見積もりを比較する
買取業者によってタイヤ・ホイールの買取価格が異なります。1社から見積もりをもらっただけでは、その価格が高いのか安いのか判断することができません。少なくとも3〜4社から見積もりをもらい、買取価格を比較して相場を確かめてから業者を選ぶようにしましょう。
最近はメールやLINEなどで事前査定を行ってくれる業者が増えているため、わざわざ店舗に持ち込まなくても、簡単に見積もりを請求することができます。Web査定やLINE査定の場合、早ければ数分で査定結果が出るため、手間がかからず便利です。
2インターネット専門の買取業者を選ぶ
タイヤ・ホイールは実店舗に持って行くより、インターネット専門の買取業者のほうが高値で買い取りしてくれる場合があります。
インターネット専門の買取業者であれば、店舗の運営資金や人件費を節約できるため、カットした費用を買取価格に上乗せしてもらうことができます。今まで実店舗のある買取業者しか利用したことがない人は、試しに一度、インターネット専門の買取業者に依頼してみましょう。
一括見積もりサービスを利用しよう
タイヤ・ホイールを処分するときに役立つのが一括見積もりサービスです。一社ごとに見積もりを請求するのは面倒ですが、一括見積もりサービスを利用すれば、複数の業者に一度に見積もりを請求することができます。
業者選びを慎重に行い、タイヤ・ホイールをお得に処分しましょう。