不用になったコード・ケーブルを処分する4つの方法|選択肢と注意点をまとめて解説

電子機器を買うたびに増えていくコードやケーブル。部屋の一部や引き出しの中がコードやケーブルでごちゃごちゃしている方も多いのではないでしょうか。

この記事では不用になったコード・ケーブルを処分する方法をご紹介します。コードやケーブルの世界は日進月歩進化しています。接続端子や規格の変更にともない、古いものは使えなくなります

ただでさえ長くてごちゃごちゃしやすいコードとケーブルです。保管しておいてもメリットはありません。

早めに処分してしまいましょう。

目次
  1. 1. コード・ケーブルにはどのようなものがある?
  2. 1. コードレス化の波によってますますコード・ケーブルは不用になる
  3. 1. コード・ケーブルを処分する4つの方法
  4. 1. メルカリやヤフオクで販売する
  5. 1.1. 1売れるのはこんなコードやケーブル
  6. 1.1. 2メルカリでの出品方法
  7. 1. ジモティーを使って譲渡・販売する
  8. 1. 自治体でゴミとして処分する
  9. 1.1. 1コード・ケーブルをゴミとして捨てる方法は二通り
  10. 1.1. 2自治体に問い合わせが必要な場合も
  11. 1.1. 3 事業ゴミは産業廃棄物となります
  12. 1. 不用品回収業者に回収してもらう
  13. 1. 不用になったコード・ケーブルは二度と使わないものばかり。早めに処分しましょう。

コード・ケーブルにはどのようなものがある?

コードやケーブルは電子機器同士を繋ぐものです。一言で「コード」や「ケーブル」と言っても、用途によって様々なものがあります。

●「電源(充電)ケーブル」:電力を供給するためのもの
●「LANケーブル」:インターネットをするためのデジタル信号を送るもの
●「ディスプレイケーブル」:映像信号を送るもの
●「オーディオケーブル」:音楽を流すための電気信号を送るもの

これらはほんの一部であり、他にもデータを転送するためのケーブルや、コードの延長に使うようなケーブルもあります。

処分を行う際にはこうした細かい分類は気にする必要はありません。電子機器を繋ぐものは全て「コード」または「ケーブル」として同様の処分方法となります。

コードレス化の波によってますますコード・ケーブルは不用になる

一昔前までは、電子機器を繋ぐためにはコード・ケーブルが不可欠でした。しかし、最近はデータの転送や機器の充電に必ずしもケーブルが必要ではなくなってきています。

掃除機はコードレス掃除機の登場により、電源コードの届く範囲でしか使えないという問題はなくなりました。
インターネットは、Wi-Fiやモバイルネットワークを使うことでLANケーブルを繋ぐ必要がなくなりました。
スマートフォンも、ワイヤレスチャージャーに置くだけで充電ができるので、従来の充電ケーブルを使う必要がなくなります。イヤホンもBluetoothを使えば余分なコードは必要ありません。

こうした流れを総称して「コードレス化」と言います。コードレス化により、今後ますますコードやケーブルは不用となるでしょう。

コード・ケーブルは機器を繋ぐだけでなく、その性能によって通信速度や転送速度が向上します。より高性能な商品の開発が進められ、新商品が毎年のように出てきています。

そのため、一昔前のコードやケーブルでは通信速度転送速度著しく遅いものがほとんどになっています。そうした古い機能のコードやケーブルは、これから先も使う機会は訪れないでしょう。

そのような不用品を持っていても仕方がありません。早めにまとめて処分してしまいましょう。

コード・ケーブルを処分する4つの方法

それでは、コード・ケーブルを処分する方法を紹介していきます。

方法は以下の4つがあります。

1、メルカリヤフオクで販売する
2、ジモティーを使って譲渡・販売する
3、自治体でゴミとして処分する
4、不用品回収業者に回収してもらう

それぞれの方法にメリットとデメリットがあり、最適な方法は人によって異なります。自分にあった方法を選び、処分してください。

メルカリやヤフオクで販売する

出典:メルカリ

コード・ケーブルを処分する一つ目の方法は、「メルカリやヤフオクで売る」という方法です。

メルカリはフリマアプリで、ヤフオクはインターネットのオークションサイトです。どちらもインターネット上で個人が売買できるプラットフォームになっています。

1売れるのはこんなコードやケーブル

メルカリやヤフオクなどのウェブサービスでは、実際にコード・ケーブルの取引も行われています。

取引されているものの中では、iPhoneの純正充電ケーブルなどが人気があります。また、オーディオ機器やカメラ用といった専門性の高い商品のケーブルも取引が行われています。

基本的には使用に問題がないだけでなく、新品に近いキレイな状態のものが売れやすいと言えます。逆に、

●赤・白・黄の端子を持つAVケーブルのような古いコードやケーブル
●断線によって接続不良を起こしている不良品(ジャンク品)

このようなコード・ケーブルでは需要はほとんどありません。

デメリットは、処分しようと思っても売れるまでは処分できない点です。出品は簡単に行うことができますが、必ずしも売れるわけではないこと理解しておいてください。

2メルカリでの出品方法

ここではメルカリを使っての取引方法をご紹介します。「ラクマ」などの他のフリマアプリや「ヤフオク」では若干の違いはあるものの、基本的な流れは同じですので参考にしてください。

1、無料の会員登録を行ってログインする
2、商品の写真・説明・販売金額・発送方法を入力して「出品する」ボタンをクリック
3、これだけで出品完了。あとは買い手が現れるのを待つ。
4、買い手が現れれば、商品を梱包して発送する
5、商品受け取り後、売上金が入る

このように、出品自体はどのサービスでも非常に簡単に行うことができます。

捨てることに抵抗を感じていらっしゃる方は、一度「販売する」という方法を試してみてはいかがでしょうか。

ジモティーを使って譲渡・販売する

出典:ジモティー

不用になったコードやケーブルを欲しいと考えている方が周りにいませんか? 「売る」「捨てる」ではなく、「譲渡する」というのも一つの処分方法です。

もし周りにいなければ、「地元掲示板ジモティー」を使って欲しい人を探すことができます。

ジモティーの最大の特徴は「近くの人に譲れる」という点です。「市区町村」や「現在地から◯キロ以内」といったエリアを指定できます。近くの方に取りに来てもらえれば、発送などの手間もかかりません。

インターネットを使った個人売買に抵抗がある方もまだまだいらっしゃいます。その点、ジモティーでは直接会って商品の受け渡しを行うことができます。

ジモティーの使い方は、以下の通りです。

1、無料の会員登録を行ってログインする
2、商品の写真・説明を入力する
3、「譲渡か販売か」「受け渡し手段」などの条件を入力して「投稿する」ボタンをクリック
4、出品完了。あとは買い手が現れるのを待つ。
5、希望者が現れれば、受け渡し日時条件などを交渉する
6、商品・買取金額の受け渡しを行う

ジモティーの流れは以上のようなものとなります。

ジモティーでは、出品者と購入者の間で「受け渡し場所の調整」「支払い方法の指定」といったやりとりを行う必要があります。

受け渡し時に現金で支払ってもらうのか、銀行口座に振り込んでもらうのかなどの方法を事前に決めておかなくてはいけません。また、相手の要望と異なる場合は変更しなくてはいけません。

「先に商品を送ったものの振込がされずに逃げられた」といったトラブルも実際に起きています。必ずトラブルに遭ってしまうという訳ではありませんが、個人間取引なだけに十分注意して利用した方が良いでしょう。

自治体でゴミとして処分する

1コード・ケーブルをゴミとして捨てる方法は二通り

コードやケーブルは自治体でゴミとして処分することもできます。

自治体で処分する場合には、

不燃ゴミとして処分する
小型家電回収ボックスに入れて処分する

という二つの方法があります。

コードやケーブルは不燃ゴミの回収日に収集場へ持って行くことで処分することができます。お住まいの自治体の定める不燃ゴミの処分ルールに従って捨てるようにしましょう。

また、コードやケーブルは小型家電リサイクル法の対象品目となっており、リサイクルが推奨されています。

小型家電リサイクル法とは、デジタルカメラやゲーム機等の使用済小型電子機器等の再資源化を促進する目的平成25年にスタートした法律です。対象品目は自治体でも回収が行われています。

公共施設またはスーパー、家電屋などの小売店には小型家電回収ボックスが設置されているところがあります。対象品目であるコード・ケーブルは、そうした回収ボックスに入れるだけで処分することができます。

小型家電リサイクルボックスの設置場所は自治体のホームページで確認ができます。不燃ゴミとして処分することもできますが、リサイクル推進のためにも小型家電回収ボックスでの処分を行いましょう。

出典:浜松町

2自治体に問い合わせが必要な場合も

コードやケーブルの種類によっては、不燃ゴミや小型家電リサイクルの対象とならない場合もありますので注意が必要です。

金属アダプターやマイクのついたケーブルなどは、自治体によっては不燃ゴミではなく「金属ゴミ」などに区分けされることがあります。また、数センチメートルといった厚みのある太いケーブルや数メートルといった長さのあるケーブルも、不燃ゴミではなく「粗大ゴミ」に該当する場合があります。

こうしたゴミの区分は、全国の自治体それぞれで異なります。不燃ゴミとして処分する前に一度お住いの自治体のホームページ、または窓口にて処分方法をお確かめください。

3 事業ゴミは産業廃棄物となります

家庭から出たゴミは上記の方法で処分ができますが、会社やお店などから出た事業ゴミ産業廃棄物となりますので自治体での処分ができません。

オフィスで使っていたパソコンのケーブルやお店で使っていたコードなどは不燃ゴミや小型家電回収ボックスでは捨てられないのです。

そのような事業ゴミは、契約しているゴミ収集業者に依頼して処分するのが一般的です。

もし、そうしたゴミ収集業者との契約がない場合は、

不用品回収業者に依頼する
●自治体の窓口で産業廃棄物処理業者を斡旋してもらう
といった方法をとって処分するようにしましょう。

事業ゴミは、一般ゴミとして捨てられないことを覚えておいてください。

不用品回収業者に回収してもらう

最後にご紹介するのは、「不用品回収業者に回収してもらう」という方法です。

不用品回収業者の特徴は、

●コードやケーブルを含む全ての不用品をまとめて処分可能
電話一本で希望の日時に取りに来てくれる
●処分は有料

といったものが挙げられます。

実際にコードやケーブルを処分する際は、コードやケーブルだけでなく使わなくなった機器本体も合わせて処分することが多いでしょう。

自治体で処分しようとすると、ゴミの分別を行わなくてはなりません。本体部分が粗大ゴミになる場合は、処分が有料になります。不用品回収業者での処分も有料にはなりますが、不用品をまとめて処分することができる点はメリットです。

不用品を一括で処分するのに最適な方法と言えます。

しかし、不用品回収業者の中には悪質な業者も存在するので注意が必要です。

●無料回収と言っておきながら、手数料処分費用などの名目で料金を要求してくる業者
●回収したものを正規の処分方法を取らずに不法投棄する業者

このような業者に依頼してトラブルにならないよう、、弊社の「不用品回収業者一括見積もりサイト」で紹介している業者から選ぶことをおすすめします。

不用になったコード・ケーブルは二度と使わないものばかり。早めに処分しましょう。

以上が不用になったコード・ケーブルの処分方法でした。

機器の買い替えなどで使わなくなったコードやケーブルは、基本的には二度と使わないものが多いです。技術の進歩とともに接続端子は変わりますし、性能はさらにアップするため、古いものは不用になっていくものなのです。

コード・ケーブルは巻いてきれいに保管しても余計な場所を取ります。ケースや引き出しの中でごちゃごちゃになってしまい、何のケーブルかわからなくなっているものもあるでしょう。

そうした不用なコードやケーブルは、なるべく早めに処分を行うようにしましょう。