テントを処分方法を解説! 処分に手間や費用はかかる?
使わなくなったテントや壊れてしまったテント。まだ使用できるテントをしまい込んでおくのはもったいないですし、大きなテントは保管するのに場所を取ります。
そこでこの記事ではテントの処分方法を解説していきます。
ごみとして処分するのではなく、売ってお金に換えたり譲渡したりする方法もあります。使わないテントは思い切って手放し、部屋をすっきりさせましょう。
目次
テントを処分する前に確認すべきポイント
テントの処分方法は品質や状態などによって異なる場合があります。処分したいテントがどの処分方法に適しているか確認しておきましょう
1買取可能なテントとは?
アウトドア用品の買取店やリサイクルショップに売ってお金に換えることができれば、お得に処分することができます。
そこで、まずはお金に換えることが可能なテントか確認しておきましょう。
テントを買い取ってもらうにはさまざまな条件があります。
たとえばホームセンターで販売されているような、ブランド品でないテントは低価格で機能性も低いため、買取不可か低価格での買取となります。
また、汚れや破損があるものや付属品が欠品しているものも、高額での買取は厳しいでしょう。少しでも高い値段で買い取ってもらいたいのであれば、査定前に掃除をして汚れを落としておき、証明書や付属品があれば一緒に査定に持っていきましょう。
さらに、季節によって買取価格が異なる可能性もあります。
たとえば7月から8月ごろはキャンプのためにテントの需要が高くなる時期ですし、冬は雪山用のテントを購入する人が多くなります。そのため売りたいテントの需要が高くなる季節に買取依頼をするよう、計画を立てておくとよいでしょう。
2買取してもらえない場合は?
買取を断られたテントでも、ネットオークションやフリマアプリに出品することでお金に換えられる可能性があります。ただし高額で買い取ってもらえる可能性は低いですし、買い手が現れるまで気長に待たなければなりません。
お金に換える必要がないと思うのであれば、譲渡や寄付をすることもよいでしょう。
中古品としてではなく、ごみとして処分したい場合は自治体か不用品回収業者に処分してもらいましょう。
自治体のごみ回収に出す場合は無料ですが、テントの解体や分別の手間がかかります。それに対して粗大ごみとして出す場合や不用品回収業者に依頼する場合は、費用はかかりますが解体や分別の必要はありません。どの方法で処分するのが自分に合っているのか、よく考えておきましょう。
テントを中古品として処分する方法
テントを中古品として処分するには、大きく分けて4種類の方法があります。
それぞれどのような違いがあるのかご説明していきます。
1フリマサイトやオークションサイトで売る
アウトドア用品を取り扱っている業者は中古品の買取サービスを行っているところもあります。
GEAR HACKのように、宅配買取に対応している店も多いです。
宅配買取を依頼する場合は、まずはインターネット上の申し込みフォームなどから査定を申し込みます。そして買取金額に納得ができたらテントを梱包して宅配で店に送ります。
このようなアウトドア用品専門の店では、アウトドア用品に詳しいスタッフが査定をします。そのため「スノーピーク」や「ニーモ」などの有名ブランド品や、防水性能の高い生地や換気窓つきなど、機能性に優れたものであれば高額での買取が期待できます。
たとえばGEAR HACKではスノーピークの「アメニティ ドームM」を15,000円、ニーモの「ヘキサライト6P」を16,000円で買い取りした実績があります。
もしキャンプ用テーブルやランタンなど、テント以外のアウトドア用品があれば一緒に買い取ってもらうこともよいでしょう。
ただし、ホームセンターで販売されているような低価格なものやブランド品でないものは買い取ってもらえないことが多いので注意が必要です。店のホームページに買取品目や査定の基準について記載されていますので、事前に確認しておきましょう。
2リサイクルショップに依頼する
アウトドア用品専門の店ではなく、普通のリサイクルショップに依頼する選択肢もあります。
リサイクルショップの場合も出典:BUY王など、宅配買取に対応している店は数多くあります。
ただしリサイクルショップにはアウトドア用品専門のスタッフがいないため、ブランド品や機能性の高いテントだとしても、高額での買取はしてもらえない可能性があります。そのため「テントを手放せるのであれば買取金額は気にしない」という方に向いています。
一方で、アウトドア用品以外の不用品もまとめて買い取ってもらえるという点はリサイクルショップならではの利点です。
しかし大量の不用品や大きな家具などを宅配で送るのは大変です。その場合は出張買取を依頼して、自宅まで引き取りに来てもらうことをおすすめします。ただし出張買取の場合、業者によっては対応地域が限られていることもあるため、業者のホーームページなどをよく確認しておきましょう。
3ネットオークションやフリマアプリに出品する
ネットオークションやフリマアプリを利用して売る方法もあります。
ただし出品したからといってすぐに買い手が現れるとは限らないため、「確実に今すぐに処分したい」と考えている方にはおすすめしない方法です。
サイトやアプリは日本国内向けのものを利用するのが一般的ですが、日本製の商品は海外でも需要があるため、海外との取引が可能なサービスを利用することもよいでしょう。
たとえば日本のアウトドアブランド「モンベル」の「ステラリッジ テント1型」は、日本の公式オンラインショップでは税込30,250円(2021年3月時点確認済)で販売されています。
それに対して海外の出品サイトeBayでは、同じ商品が新品の状態で28,911円で出品されています。そのため新品、または新品に近い状態であれば元の販売価格と近い値段で買い取ってもらえる可能性があります。
「eBay」の基本的な利用方法は日本のネットオークションやフリマアプリと同じで、商品の画像を用意して説明文や設定を入力するだけです。
販売形式は、固定価格形式とオークション形式の2種類があります。
固定価格形式は自分の好きな値段で販売できますが、品物に見合わない値段を設定すると買い手は現れません。それに対してオークション形式は自分で値段を決められませんが、人気のブランドや希少価値の高いものであれば想定よりも高額で買い取ってもらえる可能性があります。
また、売れた商品を送るには海外発送専用の宅配サービスを利用する必要があるため、国内用の宅急便よりも送料が高くなることがあります。
たとえばヤマト運輸の国際宅急便を利用する場合、アジア圏に送る場合でも1,000円以上、荷物の大きさによっては10,000円以上かかることもあります。
そのため送料を自分が負担する場合、高額で売れる可能性の高いテントならばよいですが、安物のテントの場合は損をしてしまうこともあるため注意してください。
4譲渡や寄付をする
お金に換える必要がないと思うのであれば、身近な人に譲渡することもよいでしょう。アウトドアが趣味の人がいれば声をかけてみてください。
また、不用品の譲渡サイトやアプリを利用する方法もあります。
引き取り手が現れるまで待つ必要はありますが、テントを有効に使ってくれる人に出会えるかもしれません。
ジモティーなど、アプリを利用すればスマホ1台で簡単に出品することが可能です。
ネットオークションやフリマアプリの場合と同様に、品物の画像を用意して、説明文を記載するだけで出品することができます。相手に引き渡したあとになってから揉めることのないように、説明欄には汚れや劣化などの状態や、サイズ、重さ、ブランド名など、できるだけ詳しい情報を記載しておきましょう。
そして引き取りたいという人が現れたら、どのような方法で譲渡するか個別のチャットで話し合うことになります。
引き渡し方法は基本的に、宅配で送るか直接会って渡すかのどちらかになります。直接会って渡す場合は、人通りの多い場所や時間帯に会うようにするなど、トラブルが起こらないように注意してください。
また、アウトドア活動を行う団体や学校などではテントの寄付を受け付けている可能性があります。ただし無闇に送り付けることは迷惑となりますので、テントの寄付を受け付けているか、どのような方法で引き渡すかなど事前に確認をしてから引き渡すようにしてください。
テントをごみとして処分する方法
買取や引取をしてもらえないテントは、自治体または不用品回収業者にごみとして処分してもらいましょう。
コーヒーメーカーを捨てる方法についてご紹介します。
1自治体のごみ回収に出す
自治体のごみ回収に出す場合は、テントを解体して素材ごとに分別する必要があります。ごみの分別は自治体によって異なりますが、下記のように分別されることが多いです。
・生地部分など、布製やビニール製のものは可燃ごみ
・支柱など、金属製のものは不燃ごみ
また、ごみ回収には大きさの制限があります。
大きさの制限は「1辺の長さが30センチメートル以内」「1辺の長さが50センチメートル以内」など、自治体によってさまざまです。各自治体のホームページなどに詳しく記載されていますので、確認しておきましょう。
普通のごみ回収に出すことのできないごみは、粗大ごみとして処分する必要があります。粗大ごみとして回収してもらうには、事前に自治体の粗大ごみ受付センターに連絡しなければなりません。
そして指示された金額分の粗大ごみ処理券を、コンビニやスーパーで購入します。金額は処分するものや自治体によって異なりますが、500円前後かかる場合が多いです。
あとは粗大ごみに粗大ごみ処理券を貼り付け、回収日時までに指定された場所に置いておくだけです。なお、粗大ごみ回収の詳しい対応についても自治体によって差はありますので、自治体のホームページなどで事前に確認しておいてください。
2不用品回収業者に依頼をする
自治体のごみ回収の場合は自分でごみを運び出す必要がありますが、不用品回収業者の場合は不用品の搬出を行ってもらうことが可能です。
24時間、365日対応している業者も多く、好きな時間に対応してもらえるということも不用品回収業者に依頼をするメリットでしょう。
費用は自治体に依頼する場合よりも高く、軽トラック1台来てもらうのに10,000円以上かかることもあるため、ほかの不用品と一緒に持って行ってもらうことをおすすめします。
また、業者によってはホームページに具体的な費用を記載していないこともあります。
回収してもらったあとに高額な金額を請求されて後悔することのないように、依頼前に見積もりを立ててもらうようにしましょう。
自分に合った方法で処分しよう
テントをごみとして処分してしまうのがもったいないと思うのであれば、売ってお金に換えたり、譲渡や寄付をしたりする選択肢があります。
ごみとして処分する場合は、自治体のごみ回収に出すには解体や分別をする手間がかかりますし、粗大ごみ回収や不用品回収を依頼するには費用がかかります。手間と費用のどちらを取るかによって、処分方法を選択しましょう。
また、不用品回収にかかる費用は業者によってさまざまです。不用品回収業者への依頼をお考えの方は、ぜひ一括見積をご利用ください。
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