物干し竿の適切な処分方法とは? 処分する際の注意点を解説
物干し竿は普通の家庭ごみと比べてサイズが大きく、そのままの状態では簡単に処分することができません。
処分するには手間や費用がかかるため、事前の準備が必要です。
そこで今回は物干し竿の処分方法や、処分する際に注意すべきことをご紹介していきます。
目次
物干し竿を処分する際の注意点
物干し竿は使用状態や素材によって処分方法が変わります。
まずは物干し竿の処分における注意点をご紹介しますので、確認しておきましょう。
1使い古した物干し竿は買い取ってもらえない
物干し竿がまだ使用できる状態の場合、リサイクルショップなどで買い取ってもらいたいと考える方もいるでしょう。
しかし、長年使い古した物干し竿は買い取ってもらえないことが多いです。
その理由としては、物干し竿は新品でも安いものなら1,000円前後で販売されているため、わざわざ使い古された物干し竿を購入するメリットがないということが挙げられます。無償でなら引き取りたいという人ならばいるかもしれませんが、可能性は低いでしょう。
無償でなら引き取りたいという人ならばいるかもしれませんが、可能性は低いでしょう。
もし物干し竿が新品または新品同然の状態であれば、下記の選択肢があります。
・リサイクルショップなどに売ってお金に換える
・必要としている人に譲渡する
長年使用した古い物干し竿の場合は、引き取り手が見つかりにくいため下記の方法で処分することをおすすめします。
・短くカットして自治体のごみ回収に出す
・自治体の粗大ごみ回収に出す
・物干し竿の販売店で引き取ってもらう
・廃棄物リサイクルや不用品回収専門の業者に依頼する
自治体のごみ回収に出す場合は費用はかかりませんが、物干し竿を自分で解体しなければなりません。
それに対して、粗大ごみ回収や不用品回収業者などに依頼する場合は、解体する必要はありませんが費用がかかることが多いです。業者によっては無償で引き取ってもらえることもありますが、無償で対応している業者は少ないため探す手間がかかってしまいます。
いずれの方法にしても手間や費用がかかりますので、余裕をもって早めに処分の準備をしておくとよいでしょう。
2物干し竿の素材によって処分方法が異なる
物干し竿はスチールやステンレス、アルミ、プラスチック、鉄など、さまざまな素材のものがあり、素材によって処分方法が異なる場合があります。
たとえば自治体のごみ回収に出す場合、自治体のルールに従って素材ごとに分別しなければなりません。
物干し竿を処分する場合は、
・スチール製
・ステンレス製
・アルミ製
・鉄製
・プラスチック製
・金属製
など素材によって処分方法が異なります。
自治体のホームページなどで確認しましょう。
物干し竿を捨てるのではなく、買取や引取をしてもらいたい場合も素材によって対応が異なる場合があります。
たとえばステンレス製などの錆びにくい素材のものは人気がありますので、買取や引取をしてもらえる可能性が高いです。
それに対して鉄製の物干し竿は錆びやすいためあまり人気がなく、引き取り手が見つかりにくいです。すぐに手放したいのであれば、ごみとして処分してしまうほうがよいでしょう。
物干し竿を中古品として処分する方法
新品の物干し竿や、新品に近い状態の物干し竿を捨ててしまうのがもったいないと思うのであれば、買い取ってもらうか譲渡をするとよいでしょう。
1リサイクルショップで買い取ってもらう
物干し竿を売る方法の1つとして、リサイクルショップで買い取ってもらう選択肢があります。リサイクルショップに直接持っていくのもよいですが、物干し竿は重く、長さもあるため持ち運ぶのが大変です。
そこで、「トレジャーファクトリー」のように、出張買取に対応した店に依頼することをおすすめします。
【トレジャーファクトリー(https://www.treasure-f.com/)】
出張買取を依頼をすると、スタッフが依頼者の自宅に訪れて品物の査定を行ってくれます。査定の基準は店によって異なりますが、劣化や傷みはないか、どのような素材の製品か、などの確認をします。
その後買取が決定したら、スタッフによって品物の運び出しを行います。
このように査定から運び出しまでの作業をすべて行ってもらえるため、簡単に処分することができます。
ただ、物干し竿は高額での買取は期待できませんし、少しでも劣化や傷などがあった場合は買取ではなく無償での引取となってしまうこともあります。
店によっては出張費用がかかることもありますので、その場合はかえって費用が高くついてしまいます。
査定の基準や出張費用については店ごとに異なりますので、店のホームページやチラシなどをよく確認しておきましょう。
2ネットオークションやフリマアプリに出品する
ネットオークションやフリマアプリで売る方法もあります。
特にフリマアプリは、多くのアプリが配信されています。
出品方法は、売りたいものを撮影して説明文を書き込むだけなので非常に簡単です。
ただし、買い手が現れるまで待たなければならないというデメリットもあります。
また買い手が現れた場合、お金のやり取りは運営が仲介してくれますが、商品は自分で発送することになります。
宅配を利用する場合は業者によって重さや大きさに制限があるため注意が必要です。たとえばヤマト運輸の「ヤマト便」を利用する場合、下記のような制限があります。
・荷物1個当たりの重さの制限は、30キログラムまで
・荷物1個当たりの大きさの制限は、荷物の3辺合計が200センチメートルまで
【ヤマト運輸(http://www.kuronekoyamato.co.jp/)】
宅配を利用できない場合は、自分で直接相手に手渡しをするという選択肢もあります。
ただし一般人同士での取引となりますので、トラブルが起こらないように注意をしてください。
たとえば、出品する際の説明文に「手渡しのみ」と記載しておく、手渡しをする場所や日時の打ち合わせはしっかりと行うなど、取引相手に信頼してもらえるような対応を心がけるようにしましょう。
3必要としている人に譲渡する
新生活を始める予定の人など、物干し竿を必要としている人が身近にいれば引き取ってもらえる可能性があります。
もしそのような人が身近にいない場合は不用品の譲渡サイトを利用する方法もあります。たとえばリサイクル・リユースの情報サイト「あげます・ください」を利用する方法です。
【あげます・ください(http://www.agekuda.net/)】
「あげます・ください」は有料での取引も可能ではありますが、原則的には無料で物品のやり取りを行うことを目的としたサイトです。
基本的な利用方法はフリマアプリの場合と同じで、譲渡したい品物を撮影し、その品物の詳細な説明を書き込むだけです。
そして引き取りたいという人が現れたら、宅配か手渡しのどちらにするか、配送費用はどちらが負担するかなど、具体的な内容を相手とやり取りをして決めていきます。
フリマアプリと異なるのは、出品するだけでなく、その品物を必要としている人をこちらから探すことも可能だという点です。
物干し竿を必要としている人を見つけることができれば、引き取り手が現れるまで待つ必要がありません。
不用品の譲渡サイトはたくさんありますので、必要としている人が見つからない場合はほかのサイトでも探してみるとよいでしょう。
物干し竿をごみとして処分する方法
古い物干し竿は引き取り手が見つかりにくいため、すぐに手放したいのであればごみとして処分するとよいでしょう。
1分解・切断して自治体のごみ回収に出す
物干し竿は自治体によってはごみ回収に出すことが可能ですが、分解や切断をして小さくしなければなりません。
物干し竿をどの程度小さくしなければならないかは、自治体ごとに異なります。
たとえば東京都世田谷区でごみ回収に出す場合は、一辺の長さが30センチメートル以内である必要があります。
物干し竿を切断するときにはノコギリやパイプカッターを使用しますので、けがをしないように注意してください。
また、ごみの分別についても物干し竿の素材や自治体によって異なります。
たとえば東京都世田谷区の場合、下記のように分別されます。
・スチールやステンレス、アルミ、鉄など、金属製のものは不燃ごみ
・プラスチック製のものは可燃ごみ
ごみの分別や具体的な処分方法については自治体からのお知らせやホームページなどに記載されていますので、必ず事前に確認してから処分するようにしてください。
2自治体の粗大ごみ回収に出す
分解や切断ができない場合は、自治体の粗大ごみ回収に出す方法があります。
粗大ごみの回収方法についても自治体によって異なります。まずは自治体のホームページなどを確認してください。
あとは有料粗大ごみ処理券を物干し竿に貼り、指定された日時までに回収場所に置いておくだけです。
有料粗大ごみ処理券の金額は、地域や処分する品や量によって異なります。
ごみ中継所へ自分で持ち込みをするのであれば、金額が安くなりますので、少しでも安く済ませたいのであれば持ち込みをするとよいでしょう。
3廃棄物のリサイクル業者に依頼する
廃棄物のリサイクルを行っている業者のなかには、物干し竿の回収をしてくれるところもあります。
たとえばアルミ製やステンレス製、スチール製、鉄製の物干し竿は金属のリサイクル業者で、プラスチック製の物干し竿はプラスチックのリサイクル業者で回収してもらえる可能性があります。
ただし業者によって対応している素材が異なることもありますので、業者のホームページなどをよく確認しておきましょう。
また、リサイクル業者は宅配回収に対応していない場合がほとんどで、出張回収は対応地域が限定されています。
費用については業者によってさまざまで、無料で回収してくれる業者もあれば有料の業者もありますし、回収ではなく買取をしてくれる業者もあります。
ただし買取の場合でも、運搬費用が10,000円前後かかることが多いです。
買い取ってもらいたい廃棄物が大量でない限り、買取金額よりも運搬費用のほうが上回ってしまう可能性が高いでしょう。
4物干し竿の販売店で引き取ってもらう
物干し竿を販売している店のなかには、物干し竿の引取サービスを実地しているところもあります。
しかし、引取サービスを行っている店だとしても大々的には宣伝していないことが多く、インターネット上で受け付けている店もほとんどありません。
そのため物干し竿を購入した店や、最寄のホームセンターなどに直接問い合わせる必要があります。
また店によっては、引取ではなく下取りならしてもらえる場合もあります。
新しい物干し竿を購入する予定があるのであれば、購入する店に相談してみることもよいでしょう。
5不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼をするという選択肢もあります。
不用品回収業者はリサイクル業者や物干し竿の販売店と比べると、全国対応している業者が多いです。宅配回収ならば遠方でも問題なく回収してもらうことが可能です。ただし、梱包や発送は自分で行わなければなりません。
物干し竿の大きさによっては宅配で送ることができないこともあります。その場合は出張回収を依頼するか、直接持ち込みをしなければなりません。
出張回収を依頼する場合は、対応している地域が限られていることもあるため,ホームページなどで事前に確認しておきましょう。
費用がかかる業者はその分、24時間対応であったり、解体作業もしてもらえたりなど、サービス内容が充実していることが多いですが、物干し竿1本のために依頼をすると費用が高くついてしまいます。
そのため物干し竿以外の不用品もまとめて回収してもらうとよいでしょう。
処分方法は慎重に選択しよう
物干し竿は大きさや重さがあるものですから、普通の家庭ごみのように簡単に処分することができません。
自治体のごみ回収に出すには、物干し竿のサイズが自治体で定められている範囲内に収まるよう分解や切断をしなければなりません。
分解や切断ができないのであれば買い手や引き取り手を見つける方法や、業者に処分依頼をする方法がありますが、いずれにしても手間や費用がかかります。
特に業者に依頼する場合は費用が高額になってしまう可能性もありますので、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
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