部屋が狭いと感じたら…トランクルームの上手な活用方法
どうしても捨てられずにいる思い出の品々や、趣味のレジャー用品、季節ものの衣類など、常に手元に置く必要のないものでも部屋の中で保管されている方いるのではないでしょうか。
部屋の収納が少ない、物が多くて片付けがなかなかできない……。そんなあなたにはトランクルームの利用をおススメします。
目次
部屋に物があふれてしまうことによるデメリット
人によっては物に囲まれていることで幸福感を得る方もいます。しかし、日常生活の中で常にそのような状態にいることは、少なからずデメリットになる場合があります。
1ストレスを感じる
部屋の中に物がたくさんあることで部屋が狭くなると、日常生活の中では移動の妨げになったり、十分なスペースが確保できなくなるなります。そのような状態で生活すると、ふとしたことで体の一部をぶつけてしまったり、積んであるものが崩れて片づける手間が増えたりとストレスを感じるようになります。また、単純に部屋が狭く感じること自体がストレスとなることもあります。
2片付けや物を探すのが大変
収納に物が入りきらなかったり、入っても中がぐちゃぐちゃだったりすると、掃除や片付けが大変です。収納に入りきらなかったものは、家具の上や床などに置いてしまうと、踏んだり蹴飛ばしたり、振動で崩れ落ちたりと散らかってしまう可能性があります。また、収納の中がぐちゃぐちゃだと探し物が見つからずに中身を出して、見つけたらまた戻すというようなことになります。
3人を呼ぶのが億劫になる
床に物を積んでいるような部屋だとなかなか人を呼びづらいものです。
いきなりトランクルームに預けるのはNG! 先に片づけよう
部屋に物があふれていることのデメリットをお伝えしたところで、早速いらないものをトランクルームに預けて……といきたいところですがそれはNGです。
1まずは現状の整理から 要らないものを預けてもすぐにいっぱいになる
今現在、あなたの部屋には「要らないもの」があるのではないでしょうか?恐らく、トランクルームを今契約したところで預けることになるのはその「要らないもの」になるでしょう。そうなると、あなたは「要らないもの」を保管するスペースのためにお金を支払い続けることになります。
せっかくお金を払うのであれば、必要なもののためだけにしないと、もったいないです。そもそも「要らないもの」なのであれば処分したほうがよいはずです。
要るものと要らないものを分けるにあたってはこちらの記事を参考にしてください。
部屋が片づけられない人が、片づけ上手になるために必要な3つのポイント
2不要なものは思い切って処分する
要らないものを処分するには下記の3つの方法があります。
売る 要らないものとはいえ、物によっては買い取ってもらえるものもあります。 ただし、値段がつくのは状態が良くて需要があるものに限られます。売却する方法としてはメルカリやヤフオク、リサイクルショップなどへの持ち込みやフリマへの参加などがあります。 |
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譲渡する あなたの周りで欲しがっている方がいれば、その方に譲渡する方法もあります。 |
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捨てる(自治体/業者) 上記いずれにも当てはまらないものは、捨てるしかありません。 粗大ごみやリサイクル法対象の家電4品目、パソコンなどは処分するのにお金がかかりますので注意しましょう。家電やパソコンなどは、買い替え時に古いものを下取りに出すと処分費用がかからない場合があります。 不用品回収の一括見積をする |
3必要な物のうち、すぐに使わない物を選ぶ
要らないものが処分し終わったら、要るものの中からすぐに使わないものを選びます。例えば、スキー用品は使う時期とタイミングが限られています。キャンプ用品なども毎週のように必要になるわけではないでしょう。このように必要な時にだけあればよいものは、トランクルームに預けるものの第1候補です。 また、他にも常に部屋に置いておく必要が無いものなどは預けても問題ないでしょう。
4量に応じて必要なサイズのトランクルームを探す
預けるものが決まってから、やっとトランクルーム探しです。トランクルームというのは駐車場のように、余った土地や建物の再利用法の一つで、どこにでも必要なサイズのものがあるわけではありません。また、都合よく空きが無い場合もありますので注意しましょう。
トランクルームの選び方
1近くにあるか?移動手段があるか?
トランクルームはどこにでもあるわけではありませんし、常に都合よく空きがあるわけではありません。家の近くに無ければ、少し遠くの場所で借りることも検討しなければいけません。また、公共交通機関でたどり着けなければ車などを使う必要があるかもしれませんし、その場合は駐車場があることが前提となります。
2屋内トランクルームの特徴
ビルなどの一角やワンフロアを使った施設です。屋内なので温度や湿度管理がキチンとされている場合が多く、大切なものを保管するのには良い環境です。屋外トランクルームと比べて使用可能スペースに対する値段が少し高めです。
3屋外トランクルームの特徴
屋外の開けたスペースにコンテナを設置したものになります。屋外にコンテナを置いただけなので、高温多湿になりやすく大切なものを保管するにはあまり向いていません。使用可能スペースに対して値段が安いのが特徴です。
4宅配トランクルームの特徴
宅配トランクルームは屋内トランクルーム同様に温度や湿度管理がされており、段ボール1箱から安く気軽に使えます。
ただし、物流を介して荷物の出し入れが行われるため、屋内・屋外トランクルームがほぼ好きな時に出し入れが可能なのに対して、数日のタイムラグが発生します。また、荷物の出し入れに配送料がかかることから、頻繁に使う場合は割高になってしまう可能性があります。
サービス | 概要 |
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minikura | 1箱200円/月からで利用できるため気軽に使えます。ワインやアートなどの保管事業も行っている老舗、寺田倉庫が運営管理するサービスなので、安心して大事なものを保管することができます。 |
サマリーポケット | minikuraをベースに保管事業を寺田倉庫、企画運営をサマリーという会社が行っています。サービスの内容はminikuraとほぼ一緒ですが、値段と内容が少し異なります。 |
AZUKEL | 箱単位で預けることもできますが、通常のトランクルーム同様に0.5畳を3,600円からスペース利用も可能です。minikuraやサマリーポケットは箱単位での利用になりますが、こちらはソファなどの大きな荷物を単体で預けることができます。 |
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
タイプ別あなたにおススメのトランクルーム
保管したいものによってあなたにおススメのトランクルームは異なります。何が良いか迷ったら参考にしてみてください。
コレクションの保管庫(屋内トランクルーム) 部屋に飾っておけない家族に内緒のコレクションを、屋内トランクルームで保管することで自分専用のコレクションルームになります。 |
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レジャー用品の保管庫(屋外トランクルーム) いつも車やバイクに積んで出かけるレジャー用品は、屋外トランクルームで保管。駐車場があり、外にあるのでレジャーに出かける前にサッと出して積んでいけます。 |
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衣替えの衣類保管庫(宅配トランクルーム) 衣替えでかさばる冬服などをまとめて、宅配トランクルームに保管。必要になったら出庫申込をすれば家まで届けてくれるので楽ちんです。minikuraやサマリーポケットを利用すると、クリーニングやハンガー掛けでの保管もオプションで選ぶことができます。 |
用途に合わせて、自分に合った保管方法
部屋の中の物を減らすためにトランクルームを使う場合は、先に部屋の中にある要らないものを整理しないと、トランクルームが「要らない物」で埋まります。せっかくお金を払っているのにそれはもったいないことです。要るものと要らないものを分けて、さらに要るものの中から保管するものを選ぶようにしましょう。
小物が多ければ断然宅配トランクルームが料金的にはお得ですが、使いたいときにすぐに取り出せないなどデメリットもあります。自分の預けたいものの特性に合わせて、トランクルームを選ぶと良いでしょう。