プロジェクターの適切な処分方法を解説! お得に処分するには?
この記事では、プロジェクターの処分方法について解説していきます。プロジェクターは高価なものですので、まだ使用可能な状態であれば売ってお金に換える選択肢を取ることもよいでしょう。
ご自身の所持しているプロジェクターはどのような処分方法が適しているか、この記事を参考に考えてみましょう。
目次
プロジェクターの種類や特徴について
はじめに、プロジェクターの種類についてご紹介します。
1.液晶プロジェクター
液晶プロジェクターとはその名の通り、液晶パネルを用いて投射をするプロジェクターのことです。
光を赤・緑・青の3色に分解し、それぞれを透過させてから映像を合成することでカラー映像を作り出します。小型で軽量なモデルが多く設置が簡単です。
また値段は約50,000円ほどで比較的安価な製品も多く、種類も豊富なためホームシアター用として一般的に使用されているほか、会議などのプレゼンテーションの場でも用いられています。
2.DLPプロジェクター
DLPプロジェクターは、デジタルマイクロミラーという反射型ミラーを使用して映像を映し出すプロジェクターです。液晶プロジェクターよりもコントラストが高い、ドットの格子が目立たない、といった特徴があります。
ミラーを1枚使用している「単板方式」と、3枚使用している「3板方式」の二種類があります。
3.反射型液晶プロジェクター
反射型液晶プロジェクターは、液晶プロジェクターの一種です。
液晶パネルに反射型と呼ばれる構造が使用されており、反射板で光を反射させながら映像を映します。高解像度でコントラストの高い映像を楽しむことが可能ですが、その分プロジェクター本体のサイズが比較的大きく、一般的なプロジェクターに比べて2倍以上大きい製品もあります。
価格はほかの種類のプロジェクターよりも高価で、200万円ほどの製品もあります。機種も限られるためホームシアター用としてはあまり一般的ではなく、医療目的のプロジェクターなどとして使用されています。
プロジェクターを処分する前に準備すべきこと
処分をする前にプロジェクターの動作チェックなどを行い、どの処分方法が適しているか確認しておきましょう。処分方法によっては事前の準備が必要となります。
1.プロジェクターの動作確認をする
まずは、プロジェクターの動作確認をしておく必要があります。たとえば、下記のポイントを確認しておきましょう。
- ・電源が入るか?
- ・映像の投写が可能か?
- ・映像の乱れやゆがみなどがないか?
- ・リモコンの操作が可能か?
- ・パソコンやスマートフォンなどの機器と接続可能か?
正常に動作する場合は、売ってお金に換えるか、寄付や譲渡をする選択肢があります。ただ、プロジェクター本体の表面に汚れや破損などがあると、買い手や引き取り手が見つからないか、低価格での買取となる可能性があります。事前にプロジェクターの手入れをし、なるべく汚れを落としておきましょう。
正常に動作しない場合や、汚れや破損がひどい場合はごみとして処分してください。
2.プロジェクターの大きさを確認する
自治体で処分してもらうとき、大きなプロジェクターは粗大ごみとして扱われます。(※粗大ごみ扱いとなる大きさは自治体によって異なります。)
小さなプロジェクターは、不燃ごみとして扱われることが多いです。ただし小型家電回収で取り扱ってもらえる場合や、ランプは分別する場合もあるなど、自治体によって対応が異なるため事前の確認が必要です。
また、サイズを問わない処分方法としては不用品回収業者に依頼をする方法があります。ただ自治体で処分する場合よりも費用が高額となりますので、費用に余裕をもって準備をしなければなりません。
3.プロジェクターの付属品を揃える
プロジェクターを売ってお金に換えるか寄付や譲渡をする場合は、買い手や引き取り手が見つかりやすいよう、なるべく新品に近い状態にしておきましょう。
特に買取をしてもらいたい場合、付属品が足りていないプロジェクターは買い取ってもらえなかったり、買取金額が下がってしまったりする可能性があります。プロジェクターの説明書やリモコン、専用のケースなどの付属品のほか、外箱などのパッケージもあれば揃えておきましょう。
プロジェクターを中古品として処分する方法
まだ使用できる状態のプロジェクターは、売ってお金に換えたり寄付や譲渡をするとよいでしょう。
1.買取サービスを利用する
プロジェクターを売ってお金に換えたい場合、最もおすすめなのはプロジェクターの買取サービスを実施している店に依頼をする方法です。専門のスタッフに査定をしてもらえるため、適正な値段で買い取ってもらうことができます。
買取方法は「アバック」(https://www.avac.co.jp/used/)のように、宅配買取・店頭買取・出張買取の3種類に対応している店が多くあります。
買取に対応している店が身近にある場合は、店頭買取を利用するのが最も早く確実です。
店が身近にない場合や自分でプロジェクターを店まで運ぶのが難しい場合は、宅配買取か出張買取を利用しましょう。特に大型で重いプロジェクターは運びにくく、運搬中に落として故障してしまう恐れもあるため出張買取を依頼するほうがよいでしょう。
また買取サービスを実施している店では、ホームページに買取参考価格のリストが記載されていることが多いです。たとえばアバックでは、BENQの「HT1070」が15,000円、EPSONの「BT-200」が8,000円などと記載されています。
リストに記載されていない製品は買い取ってもらえないか、低価格での買取となる可能性があるので注意しましょう。
2.リサイクルショップに売る
リサイクルショップに売る方法もあります。ただし店によって買取品目が異なりますので、必ずしもプロジェクターを買い取ってもらえるとは限りません。
そのためリサイクルショップ「WEST」(https://reuse-west.com/)のように、プロシェクターの買取について記載している店に依頼をするほうがよいでしょう。
リサイクルショップの場合も宅配買取・店頭買取・出張買取に対応している店が多いので、自分に合った方法で買い取ってもらうことが可能です。
店のホームページには買取強化中の製品も記載されていることが多いため、事前に確認しておくことをおすすめします。たとえばWESTでは、PanasonicやSONYなどの製品が買取強化中として記載されています。
また、リサイクルショップに売る場合、プロシェクター以外の中古品も一緒に買い取ってもらうことが可能です。複数の中古品をまとめて売りたい場合はリサイクルショップに依頼をするのが最も効率的と言えます。
3.フリマアプリやネットオークションに出品する
すぐに手放したいというわけではなく、買い手が現れるまで待つことが可能なのであればフリマアプリやネットオークションに出品することもよいでしょう。
「PayPayフリマ」(https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/)など、アプリを使用すればスマホ1台だけで簡単に出品することが可能です。
このようなアプリやサイトは出品方法が非常に単純で、商品の写真を撮って商品情報を入力するだけです。ただし商品が売れたら自分で梱包や発送をしなければならないという手間はかかります。
手数料や売上金の受け取り方法など、具体的な内容についてはアプリやサイトによって異なります。
たとえばPayPayフリマの場合は下記のような特徴があります。
- ・送料は出品者が負担
- ・手数料は販売価格の10パーセント
- ・住所を教えずに配送することができる「匿名配送」に対応
- ・購入者の支払い方法はPayPay(※スマホ決済サービス)かクレジットカード
- ・売上金の受け取り方法はPayPayへのチャージまたは銀行口座への振り込み
どのアプリやサイトで出品をするべきか事前に下調べをしてから決めましょう。
また出品額を決める際は、出品する品物の製品名をアプリやサイト内で検索し、過去の出品情報を確認しておくとよいでしょう。PayPayフリマでは、EPSONの「EH-TW5350」の中古品が過去に49,800円で取引されていることがわかります。
ただし同じ製品でも傷や汚れなどの状態によって買い手がつく金額に差がありますので、どのような品物がいくらで売れるのか、慎重に確認しておきましょう。
4.寄付や譲渡をする
お金に換えなくてもよいのであれば、寄付や譲渡をする選択肢もあります。学校などの施設でプロジェクターを使用することも多いため、身近な施設に一度問い合わせて相談をしてみることもよいでしょう。
また「もったいないジャパン」(http://mottainai-japan.com/)など、寄付を受け付けている団体もあります。
もったいないジャパンは使用できる日用品を集め、国内外の福祉施設などに寄贈をする団体です。施設への持ち込みのほか、送料は元払いとなりますが宅配での寄付も可能です。寄付のできる団体や施設が近場にない場合は、もったいないジャパンのように宅配で対応している団体を探すとよいでしょう。
ただし寄付の対象となる品物や、品物の状態については団体によってさまざまです。たとえばもったいないジャパンの場合、プロジェクターの寄付は受け付けておりますが、基本的には未使用品が対象となります。
複数の団体のホームページを確認し、自分に合った団体を選択するようにしてください。
プロジェクターをごみとして処分する方法
最後に、プロジェクターをごみとして処分する方法をご紹介します。
1.自治体のごみ回収に出す
ごみの分別は自治体によって異なりますが、小さなプロジェクターの場合は不燃ごみ、大きなプロジェクターの場合は粗大ごみに分類される自治体が多いです。
粗大ごみとして扱われる大きさは自治体ごとに異なります。たとえば「1辺の長さが30センチメートル以上」のように、数十センチメートル単位で決められていることが多いです。
粗大ごみとして処分する場合、自治体のインターネット受付や電話などで事前に申し込みをします。処分したい品物について申請すると、金額が告げられます。金額は品物や自治体によって異なりますが、1品につき300~600円ほどです。その金額分の「粗大ごみ処理券」を地域の商店やコンビニで購入し粗大ごみに張り付け、回収日時までに指定場所に捨てればOKです。
また、不燃ごみとして処分する場合はランプの分別に注意しましょう。ランプは普通の不燃ごみと一緒の袋に入れるのではなく「箱に入れた状態で出す」「有害ごみ専用の袋に入れて出す」など、別の袋や箱に入れなければならない自治体が多いです。
ごみの分別や詳しい処分方法については、各自治体のホームページに記載されています。自治体で処分してもらいたい場合は事前に確認しておきましょう。
2.小型家電回収に出す
小型のプロジェクターの場合は、使用済み小型家電回収に出すことも可能です。
「小型家電リサイクル法」という法律により、回収された使用済み小型家電は素材ごとに分解され、資源として再利用されます。
小型家電回収を利用する方法は、公共施設や家電量販店に設置されている回収ボックスに入れるだけです。
事前の申し込みや費用は不要なため、簡単に処分することができます。
また、自治体や家電量販店のホームページを事前に確認しておきましょう。小型家電回収は、回収場所によっては「縦15センチメートル未満、横60センチメートル未満、奥行30センチメートル未満」などのサイズ制限がありますし、回収場所ごとに回収品目が異なる場合もあります。
施設の開館時間でなければ回収ボックスを利用できないことも多いため、いつどこの回収ボックスを使用すればよいか確認しておくとよいでしょう。
3.不用品回収業者に依頼する
プロジェクターは不用品回収業者に回収してもらうという選択肢もあります。不用品回収業者は不用品の搬出をしてもらうことが可能なため、大型のプロジェクターの処分に向いています。
もしまだ使用可能なプロジェクターを所持していて、廃棄するべきか買取をしてもらうか迷っている方は「リークラブ」(http://www.re-club.com/)のように不用品の処分だけでなく、再利用可能な不用品の買取もしてもらえる業者に依頼するとよいでしょう。
ただし業者によって買取の対象品が異なりますし、「製造されてから5年以上経過しているもの」や「汚れや傷がひどいもの」などは買取不可としている業者も多いので、業者のホームページを事前に確認しておきましょう。
また業者のホームページを見る際は、費用の確認もしておきましょう。不用品回収業者は、「作業スタッフ1名、処分量が軽トラック1台分で20,000円~」など、自治体のごみ回収や小型家電回収を利用する場合と比較するとかなり費用が高くなる場合が多いです。
そのため大型の家具や家電など、プロジェクター以外にも処分したい不用品があれば一緒に持って行ってもらうことをおすすめします。
適切な方法で処分をしよう
プロジェクターを処分する方法には、売ってお金に換える、寄付や譲渡をする、ごみとして処分するといった複数の選択肢があります。処分方法によっては条件が決まっていることもありますので、事前にしっかりと確認や準備をし、適切な方法で処分をするようにしてください。
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