スズメバチなど蜂に刺されないための対策と知っておくべき4つのこと

毎年夏になるとスズメバチに襲われる事故が時折ニュースになったり、新聞などの記事に報じられます。たかが一匹の虫、されど一匹の凶暴なスズメバチ。多い年には10人以上もスズメバチの被害で命を落とすため侮ってはいけません。では、スズメバチに襲われないようにするためには、どのような対策を取ればいいでしょうか?

目次
  1. 1. 一番の対策はスズメバチのいるところに近づかないこと
  2. 1. もし遭遇したらその場を離れる
  3. 1.1. 1威嚇行動をされると攻撃の一歩手前
  4. 1. 蜂毒アレルギーを持っているかどうかを調べておく
  5. 1. 家の周りで巣を作り始めていないか春頃にチェックする
  6. 1. スズメバチなど蜂を刺激する行為
  7. 1.1. 1巣に近づく
  8. 1.1. 2黒いものを身に着けている
  9. 1.1. 3色鮮やかでヒラヒラしたものを身に着けている
  10. 1.1. 4匂いの強い整髪料や香水をつけている
  11. 1. 完全に刺されなくなる方法はない…!

一番の対策はスズメバチのいるところに近づかないこと

スズメバチに限った話ではないですが、巣の多さに関わらず、不用意に近づかないようにしましょう。

意図せず巣に近づいてしまうと数匹のスズメバチが対象を取り囲み、顎をカチカチと鳴らして威嚇してくることがあります。とても恐いですが、大きな声や音を出したり、手で追い払う。走って逃げることはハチを刺激させるため厳禁です。
出来るだけ身体を低くし、背中を見せないようにしながらゆっくり後退して、その場を離れましょう。

また、ハチがいないように見える巣でも、中にたくさんのハチが潜んでいることがありますので、油断はしないでください。
中には地中に巣を作ることもあり、こちらは主に山林のハチが作ることが多く周りのハチの巣よりも一層気付きにくいです

もし遭遇したらその場を離れる

上記でも触れていますが、もしハチや、ハチの巣に遭遇したら一刻も早くその場から離れてください。ただし、焦って走り出したりするのはハチを余計に刺激してしまうので、ゆっくり歩きながらハチの巣から離れましょう。

しかし、中にはすでに相手を敵と見なし、またはこちらがスズメバチの威嚇行動に気付かずに、すぐに襲ってくるスズメバチも存在します。攻撃するために一気に近づいてくるので、こういったハチには冷静な対応は通じません。全速力で逃げてください。幸い、ハチの飛行速度はそこまで早くないので、人並みに走れればスズメバチから逃げ切ることできるでしょう

1威嚇行動をされると攻撃の一歩手前

スズメバチは気性が荒く、攻撃性が非常に高いのですが、一部例外を除き、人を見つけていきなり襲ってくるわけではありません。スズメバチが威嚇行動を行っている間に、適切な対応を行えば刺されることなく逃げられる可能性が高くなります。
スズメバチはまず、攻撃する対象を見つけた後、そのひとの周囲を警戒しながら威嚇行動をとってきます。スズメバチの威嚇の方法とは「羽の音を最大限に鳴らして、周囲を囲むように飛び回り、大あごをカチカチと鳴らす」という方法です。

蜂毒アレルギーを持っているかどうかを調べておく

自身が他のアレルギーを含め、ハチ毒のアレルギーを持っているかどうか病院で確認しましょう。
基本的に必要に応じて血液検査や食物経口負荷試験でアレルゲンを特定していきます。ハチ毒アレルギーがないことが分かれば少しは気持ちの不安が軽減されるでしょう。

ただし、「ハチ毒アレルギー」が無かったからと言って油断してはいけません。いくら通常対質の人でもハチに刺されすぎると最悪の場合命を落としてしまいます

家の周りで巣を作り始めていないか春頃にチェックする

春頃になると、女王のスズメバチ一匹で巣作りを始めます。このスズメバチの女王一匹のみの段階で発見できれば、巣も小さく、駆除するべくハチも女王一匹だけなので、一般の方でも殺虫剤一本で駆除が完了します。しかし、6月後半になれば働きバチの数が大きく増え、巣も大きくなるので、自身での駆除も、殺虫剤による駆除も、防護服なしでは非常に難しくなってしまいます。
防護服も一般で購入すると数万円以上もするので駆除の際は自身の手では絶対に駆除しないでください。

スズメバチなど蜂を刺激する行為

ハチの巣は、庭木の手入れや草むしり、洗濯物の取り込み中に気づくことが多いです。
上記の説明でもすでに一部お話していますが、スズメバチは以下のような行動に反応します。
刺されないように、帽子や長ズボンなどを着用して露出を避けましょう。また、多い人数で歩くと振動が伝わりやすいので、山登りやハイキングの時は大騒ぎなどせず静かに歩くことをおすすめします。

1巣に近づく

スズメバチを刺激してしまう行為で一番気付かずにしてしまうこと。
誰しも自分が作った縄張りに勝手に別の生き物が入ってきたら、機嫌を損ねるのは当たり前です。
ハチが周囲をまわって威嚇のサインをしたら。恐れずにゆっくりと巣から離れましょう。

2黒いものを身に着けている

正確には、黒い物だけを攻撃してはいません。ハチには白と黒の色で物を見ており、ハチにとって濃い色は黒と同じなのです。人間から考えると、色の濃い物に反応してくるというのが正しいでしょう

3色鮮やかでヒラヒラしたものを身に着けている

色で判断した場合、黒の色を優先的に襲うものの、「頻繁に動くもの」をハチが目にした場合、動かない黒よりも「動く白」を有線で狙う

4匂いの強い整髪料や香水をつけている

スズメバチは嗅覚がとても鋭く、フェロモンで互いの交信をするほか餌や敵を感知します。ここまで優れた嗅覚を持ったスズメバチに対して、化粧や香水といった強いにおいは、巣に近づく人を威嚇しに近寄ってくる原因にもなる場合があります。

完全に刺されなくなる方法はない…!

スズメバチの巣が見えない時でも、スズメバチが飛び回っているときは近くに巣があると考えた方がいいもしれません。
ここまで説明しましたが、残念ながらスズメバチから完全に刺されなくなる方法はありません。皆さんにできる方法は、「スズメバチに狙われないための予防をすること」だけです。
スズメバチを見つけたら、静かな行動で刺激しないで、ハチ駆除の業者にご依頼ください。