ゴキブリを見る機会を減らそう!ゴキブリが「大嫌い」のもの
目次
部屋を綺麗にしてもゴキブリが出る原因
ゴキブリは約2mmの隙間があればそこから侵入してきてしまいます。換気扇やエアコン、お風呂の排水口などわずかな隙間から侵します入。また、洗濯物をとり込む際などに入ってきてしまうこともあります。
「家をキレイに掃除しているのにゴキブリが出てしまった」という経験はありませんか?新築の物件であっても安心はできません。引っ越しのダンボールにゴキブリや卵がついていて、そのまま連れてきてしまうという可能性や、出かけた際に持ち込んだバッグの中にも侵入していることもあるので要注意です。
ゴキブリは狭くて、暗くて、湿気の多い場所を好むため、洗面所やシンクの下を重点的に掃除しましょう。また、ゴキブリのエサになるものを置かないようにすることも大切です。
ゴキブリはどんなものが好き?
主に…
・パン
・ジャガイモ
・米ぬか
・バナナ
・玉ねぎ
などが告げられ、室内で見るゴキブリの共通する好物になります。でんぷんが含まれた食べ物や甘いものが主なゴキブリの好物になります。
さらに、ゴキブリは微妙な味の違いを感じ取ることができるため、ゴキブリの個体によって食べるもの・好きな味が違うという特徴もあります。
・油、油汚れ
・肉、エビ
・常温保存、水分豊富な野菜
・ビール、酒類
・髪の毛(食べるものがない場
などなど、他にも多くの物を食します。
ただし、たとえ好物であっても同じものを何度も食べないことも判明しています。
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好物を与えない。正しいゴキブリの“エサ”の処理
ゴキブリは種類や各個体によって好物が異なり、植物や野菜を好むゴキブリもいれば肉類や水分を好むゴキブリが存在します。
いずれも基本は 生ごみや食べこぼしやを正しく処理することと、ゴキブリの好物を食卓や台所に放置しないように注意することです。
袋などで完全に封を閉じて保存(パン、玉ねぎ、ジャガイモ)
ビニール袋にまとめて入れて早めに処分 生ごみ(バナナ・野菜の皮など)
定期的に掃除(油汚れ・床の食べ残しなど)
冷凍保存(肉類)
洗浄のうえすぐに処分 (缶や瓶)
段ボールは溜めないでなるべく早めに処分。
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なんでも好きそうなゴキブリ。その嫌いなものとは?
1適温外の猛暑・厳寒
ゴキブリは活動するうえでの適温があります。ゴキブリが最も活発に動く温度は20℃~32℃前後とされています※(個体によって差異あり)
ゴキブリが室内に入ってくるのは、食べ物の匂いなど以外に、寒さから逃れる意味もあります。冬場にゴキブリを見かけることが少ないのは暖かいところで寒さをじっとしのいでいるためです。また猛暑の夏の時も発生数が少なく、暑さの和らいだ秋に大量発生する傾向があります。ゴキブリは気温20度以下では徐々に活動が鈍っていき、卵も孵化できません。10度を下回ると、幼虫はそれ以上成長できなくなります。
反対に高温の場合は、32度を超えると徐々に活動が鈍り始め、35度を超える頃には動けなくなります。そして42度を超えると、体内のタンパク質が固まり死んでしまいます。
上記のように、ゴキブリは基本的に20℃~32℃が適温とされ、気温が10℃まで下回ってくると繁殖能力を失ってしまいます。さらに気温が「5℃以下」になると、ゴキブリは殺虫剤を使わずとも死んでしまいます。
そんなゴキブリは「寒い地域には生息すらしていない」と噂する方が多いですが、実はその噂は誤りであり、実際は寒い地域にもゴキブリは生息しています。
寒い地域で有名な北海道が大変良い例であり、主にあたたかい地域から送られてきた段ボールが侵入経路となっており、さらに暖房設備の普及により、飲食店や暖房が充実した家によって現在もその数を増やしてきています。
寒い環境にゴキブリがいないと思っていた方には大変残念なことかと思われますが、こういった寒い地域に生息するゴキブリは、一般的に住居に潜む確率は比較的に低く、飲食店などに集中する場合が非常に多いです。
2柑橘系
ゴキブリは柑橘類の匂いをひどく嫌います。これは柑橘類の中に含まれている、「d-リモネン」という成分がゴキブリに有害に働くためです。レモンの果汁をほんの数滴、水に混ぜて吹きつけるだけでも動けなくなるほどです。
3アルコール・洗剤
ゴキブリは高濃度のアルコールを苦手としています。ビールなどに含まれている程度のアルコールならエサとして好んで口に入れますが、度数が50%以上のアルコールをかけられると、ゴキブリは呼吸困難になって死んでしまいます。病院などにあるものである必要はなく、100円ショップなどで販売している殺菌・消毒用のアルコールスプレーでも十分な効果があります。
食器用などの洗剤も同様で、洗剤をゴキブリにかけるだけでもゴキブリは窒息死します。
アルコールの場合、濃度の高いアルコールは揮発性も非常に高いため、窒息するだけでなく、その気化熱で体温を奪われて動けなくなる効果があるので、ゴキブリが苦しみながら飛び回るという心配もありません。
4アロマ(ハーブなど)の香り
ゴキブリはハーブやアロマなどの清潔感のある匂いを嫌います。
ただしハーブにもたくさんの種類があり、中にはゴキブリを逆に寄せ付けてしまうハーブも存在するので、下記の『ゴキブリの嫌いなハーブ&好きなハーブ一覧』を参考にしてください。
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家にあるもので手軽に作れる。効果覿面アイテム
1柑橘系を使ったゴキブリの侵入防止アイテム
上記のように、ゴキブリは柑橘系に含まれる「d‐リモネン」という成分を苦手としています。これらを利用し、レモンの皮を乾燥させて網上の袋の中に入れ、虫の侵入経路に置いておけばゴキブリだけでなく、蚊やハエといったほかの害虫も寄せ付けない効果をもたらします。
レモン以外にも、ミカンやグレープフルーツの皮を乾燥させて部屋に置いておくだけでも防虫効果が期待できます。
2ハッカ油スプレー
家の大掃除などで整理を終えた後、ハッカ油スプレーをゴキブリが侵入しそうな隙間や周辺にかけておきましょう。ゴキブリが寄りにくくなります
ハッカ油スプレーの作り方
用意するもの
・無水エタノール
・ハッカ油
・精製液
・スプレー容器
割合は、エタノール:1 精製液:9
ハッカ油はエタノール+精製液が100mlに対して40滴が目安。ハッカ油はプラスチックを溶かしてしまう場合があるので、容器はガラス製・陶器のもの。または耐油性・耐アルコール性の表記がされた容器を使用してください。
1.無水エタノールとハッカ油を混ぜてよく振る。ハッカ油はエタノール+精製液が100mlに対して40滴を目安に使用
2.精製水を入れて完成。精製水を入れた際に液体が分離するのでよく振ってください。
3ハッカ油スプレーが効かない時の3つの原因
1.濃度が薄い
ハッカ油がゴキブリに効かない原因として最初に考えられる点です。
上記のハッカ油スプレー製作の分量は一般の方の肌に影響が出ないための安全な分量です。ハッカ油を多めに入れたい場合は肌に触れないように注意して使ってください。
また、より効果を出したい場合は、薄めないで原液の状態で皿に数滴入れてゴキブリの通りやすい場所に置いておく方法もあります。
ただし殺虫性はないので、その点だけ注意してください。
2.効果が切れている
前回使用して効果のあったハッカスプレーが効果がなくなかった場合、そのハッカ油がいつ作られたものなのか確認してください。
ハッカ油の使用期間は7~10日程であり、作成してから10日以上経過してしまった可能性があります。
ハッカ油はコーラなどの炭酸水と同じで、作ってから時間が経つほどハッカの成分が保存容器から失いつつあります。
ハッカ油は冷蔵庫などに保存することがおすすめです。涼しければ成分が空気中に逃げてしまうのを遅めることが可能です。使う前にはハッカの香りが残っているか確認をしてから使用してください。
3.ハッカ油にゴキブリが適用してしまった
濃度も薄くなく、制作したばかりのため効果が切れているはずもない。それにもかかわらずハッカ油がゴキブリに効かない場合、ゴキブリがハッカ油に適応してしまったのかもしれません。
ハッカ油は天然成分でできているため、人体に影響がほとんどないと言われています。そしてゴキブリ以外の虫にも有効のため、ハッカ油を好んで使い続ける方も多いと思われます。しかしあまりの頻繁で使い続けていると、生命力の強いゴキブリがハッカ油の香りに適応してしまうこともあります。こういった場合は、別の方法でゴキブリ対策をすれば、新たな効果が期待できるかもしれません。
4ゴキブリの嫌いなハーブ&好きなハーブ一覧
ハーブの中には逆にゴキブリが好んで寄ってくるものもあります。主に「甘い香り」のするハーブが好きなので、間違えて置いてしまい、ゴキブリを寄せ付けてしまわないようにしましょう。
嫌いなハーブ
・ミント/ハッカ
・ローズマリー
・キャラウェイ
・セロリ
・クミン
・レモングラス
・ピレスラム(除虫菊)
・シトロネラ
・ナツメグ
・メース
・クローブ
ゴキブリが好きなハーブ
・バニラビーンズ
・アニス
・ユーカリ
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ハーブの対策方法は赤ちゃん・ペットに大丈夫?
アロマを直接焚く・アロマスプレーを使用するなどのハーブ系による対策は、赤ちゃんの年齢、自身が飼育しているペットによっては使用を控えることをおすすめいたします。赤ちゃんは年齢が2歳を超えるまではアロマを焚くことを控えてください。また、ペットを飼育されている場合も、猫・犬がいる家でアロマを使用すると、犬や猫の命にかかわりますのでご注意ください。
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出現率0%は不可能!こまめな掃除が大前提
実際にゴキブリの嫌いなものや環境を揃えることで、ゴキブリの出現を予防したり遠ざける事は可能ですが、これらの環境を一度に揃えるのはやはり難しいです。
季節による気温の変化に注意しながら家の周りや屋内にハーブを用意し、柑橘系の食器用洗剤を常備するというような事になります。ムカデやクモを家の中に野放しにするというのも現実的ではありませんし、また、既に人家に住み着いてしまっている場合は、上記の環境を取り揃えても駆除の即効性は低いと言えます。
長期的なゴキブリ対策として、ゴキブリが嫌う環境を整えることはとても有効ですが、即効性は見込めません。また、一度住みついてしまうと厄介なので、こまめな掃除を心がけましょう。
徹底した駆除をする場合、業者に依頼するのが確実です。
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