1ピアノの大きさや重さを把握しておこう

ピアノの中でも小型といわれる電子ピアノでさえ軽く200㎏を越えるものばかり。
コンパクトモデルでも幅140㎝、奥行30㎝以上あります。

グランドピアノは電子ピアノよりも大きく、幅150㎝、奥行150〜227㎝程度、重さは255〜410㎏です。

エレクトーンは幅120〜130㎝、奥行40〜60㎝程度、重さは80〜100㎏程度とピアノに比べて小ぶりです。

2あなたに適しているピアノの処分方法は？

Q1：電子ピアノ、エレクトーンを売却してお金に換えたい
YES⇒Q2へ　NO⇒Q4へ

Q2：処分したいのは有名メーカーのものでまだ使える
YES⇒Q3　NO⇒Q4

Q3：電子ピアノ、エレクトーンを新しく買い替えるつもりだ
YES⇒選択肢2　NO⇒選択肢1

Q4：廃棄するのではなくできれば誰かに使ってほしい
YES⇒選択肢3　NO⇒Q5

Q5：引っ越しが決まっており引っ越し業者を利用する
YES⇒選択肢4　NO⇒選択肢5、6

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選択肢1　売却する

選択肢2　下取りに出す

選択肢3　譲渡する

選択肢4　引っ越し業者に依頼する

選択肢5　廃棄する

選択肢6　不用品回収業者に依頼する

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3電子ピアノやエレクトーンの処分には条件があります

上記のフローチャートでベターな処分方法をご提案しましたが、実際のところ必ずしもその方法で処分できるとは限りません。

というのも、それぞれ電子ピアノやエレクトーンの処分には細かな条件があるからです。

例えば、売却したい、譲渡したいと考えたときには、その電子ピアノやエレクトーンを欲しいと思う相手が必要になります。
需要がない場合、廃棄するという選択肢も視野に入れておかなければならないのです。

以上のことを踏まえ、それぞれの処分方法の手順を説明していきます。

1電子ピアノやエレクトーンを売却する方法とは？

ピアノを売却する方法にもいくつかあります。

一つは買取サービスやリサイクルショップなどの査定に出す方法です。
ピアノに適切な価格を付けてもらうためには、ピアノ買取を専門におこなっている業者に依頼するのが望ましいでしょう。

【ヤマハピアノサービス(https://www.yamahapianoservice.co.jp/)】

専門業者であれば、目利きのあるスタッフが在籍しており、需要の高いピアノであれば高値が付く可能性もあります。
また、持ち込みだけでなく出張買取に対応している業者も少なくありません。

もう一つは、フリマやオークションに出品する方法です。

【メルカリ(https://www.mercari.com/jp/)】

【ヤフオク!(https://auctions.yahoo.co.jp/)】

例えば、メルカリやヤフーオークションであれば、ピアノの価格を自分で設定することができますから、欲しいと思う人がいれば高額で売却することも可能です。
その反面、本来であれば高く売れるピアノに値段が付かず、損をする可能性は大いにあります。

2電子ピアノやエレクトーンの買取の条件

買取サービスやフリマ、オークションに出したとして、どんな電子ピアノやエレクトーンも高値で売れるとは限りません。値段が付かない場合もあるのが現状で

ピアノが高く売れるかどうかの基準にはいくつか挙げられます。

まずは年式です。ピアノの種類によっても異なります。

グランドピアノは製造から40年程度であれば買取してもらえることが多いです。10年程度の新しい年式であれば50〜60万円、それ以上経過していれば5〜40万円が買取の相場となります。

電子ピアノは製造から30年以上経過したものは価格が付かない傾向にあり、数万〜10万円が買取の相場となります。10〜20年程度であれば10〜20万円が相場です。

【ピアノ買取センター(https://www.pianocenter.jp/)】

ピアノに比べて需要が少なくなっているエレクトーンは、買取の条件が厳しくなりがち。15年以上経過したものは値段が付かないことも。
ただし例外として、100年以上前のピアノなどヴィンテージとしての価値が付くものもあります。

年式以上に重要な要素になるのが、ピアノのメーカーや型番です。
当然、有名メーカーや人気の型番であれば高値が付きます。

例えば、国内メーカーであればYAMAHAやカワイなどは人気が高く高値が付きやすいです。
海外メーカーであればスタンウェイやベーゼンドルファー、ベヒシュタインといった世界三大ピアノブランドは高価買取の対象になります。

ちなみに、YAMAHAで人気の型番は電子ピアノのクラビノーバ、グランドピアノのCシリーズ、エレクトーンのステージアなどが挙げられます。

また、ピアノ本体の傷や汚れ、付属品の有無によって査定額が変動することもあります。
付属品としては、椅子やピアノカバー、インシュレーター、録音マイク、付属CDなどが挙げられます。

3電子ピアノやエレクトーンの買取業者(全国対応)

ヤマハピアノサービス

【ヤマハピアノサービス(https://www.yamahapianoservice.co.jp/)】

YAMAHAのアップライトピアノ、グランドピアノのみを対象とする。電子ピアノやエレクトーンは対象外。

タケモトピアノ

【タケモトピアノ(http://www.takemotopiano.com/)】

多少の傷や汚れについては査定の対象となる。ブランド問わずアップライトピアノ、グランドピアノのみを対象とし電子ピアノやエレクトーンは対象外。

1電子ピアノやエレクトーンを下取りに出すことは可能？

まず、下取りというのは、買い手が新品の商品を購入する際、割引を目的に売り手から提供してもらうサービスです。
不要になった商品に価格をつけてもらい、その金額を代金の一部に充当するという方法になります。

不要なピアノを処分でき、なおかつ新しいピアノを安く買えるという一石二鳥の処分方法です。

しかしながら、電子ピアノやエレクトーンを下取りに出すことは可能ですが、対応している業者がほとんどないのがネックです。

2電子ピアノやエレクトーンの下取りを行う業者(全国対応)

現在、電子ピアノやエレクトーンの下取りをおこなっている業者をご紹介します。

下取りの場合でも、自宅まで出張に来てもらうことが可能です。

≪手順≫

メーカー名・型番・製造番号・ペダルの本数を確認する⇒WEB上の専用フォームから査定を申し込む⇒査定額の結果を受け取り、引き取り日時を決める、下取りを申し出る⇒ピアノを業者に引き渡す⇒ピアノの購入手続きをおこなう

というのがピアノの下取りの大まかな流れになります。

・【島村楽器(https://www.shimamura.co.jp/)】

電子ピアノおよびグランドピアノが対象。出張費は無料だが、階段作業やクレーン作業は別途有料となる。

・【グランドギャラリー(https://www.grandg.com/)】

グランドピアノおよびエレクトーンが対象。電子ピアノは有料のみ。大型クレーン使用やピアノ解体などは別途有料となる。

1電子ピアノやエレクトーンを譲渡する方法

親しい間柄の人がピアノを欲しがっていれば、その人に使ってもらうのがピアノ自身も喜ぶに違いありません。

しかしながら、都合よくそんな人が現れるとは限りませんので、もし譲渡したいのであれば掲示板サービスを利用して引き取り手を探す方法も検討しましょう。

【ジモティー(https://jmty.jp/)】

例えば、地元に特化した無料広告掲示板・ジモティーであれば、会員登録をおこない、ピアノの情報を入力するだけで近場に住む買い手を探すことができますので、配送料を抑えることが可能です。

ピアノを寄付したい場合、自分で寄付先を探さなければなりません。というのも、ピアノの寄付を大々的に受け付けている団体やメーカーが存在しないからです。

もしどうしても寄付したいのであれば、ピアノを買った店や近所の楽器店、各教育機関や養護施設、老人ホームなどに問い合わせてみるのが良いでしょう。

2ピアノの譲渡のトラブルや運び出しの注意点

いくらピアノを無料で譲渡したといっても、ちゃんと弾けないようでは引き取った側も困ってしまいます。思わぬ欠陥があった、実はでない音があったなど不具合が見つかった場合、トラブルに発展する可能性は否めません。

いくらピアノを無料で譲渡したといっても、ちゃんと弾けないようでは引き取った側も困ってしまいます。思わぬ欠陥があった、実はでない音があったなど不具合が見つかった場合、トラブルに発展する可能性は否めません。

また、ピアノを譲渡するにあたり、家から搬出しなければなりません。
ピアノは大きさも重量もある楽器で、その作業は想像しているよりもはるかに大変なものです。

ピアノの大きさと搬出経路(ドアの大きさや階段の幅など)を、きちんと把握した上で作業を行う必要があります。

3ピアノを搬出する方法と対応業者

ピアノの搬出は2人がかりでの作業となり、幅のない廊下などを通す際はピアノを横に倒して運ばなくてはならないこともあるでしょう。

力に自信のある人でも素人には難しいことは容易に想像できます。

最悪の場合、ピアノを壊してしまう、室内や家具を傷つけてしまうといった可能性もあるのです。

そのため、実際にピアノを搬出するとなると、専門業者に依頼する方が大半です。

以下はピアノの移動をおこなっている業者の一例になります。

【ピアノ運送(https://www.piano.co.jp/)】

【ニシリクグループ(https://nishiriku.jp/)】

【日本ピアノ運輸(https://www.piano-unyu.com/)】

1ピアノの種類によって料金が異なります

電子ピアノやグランドピアノ、エレクトーンはどれも大きさや重量のあるものばかり。
大型家具の移動に慣れた引っ越しのスタッフでも、二人以上で運び出さなくてはなりません。

ピアノが大きければ大きいほど作業が大変ですので、料金も高くなります。
一般的には、エレクトーンがもっとも安価で、次に電子ピアノ、グランドピアノが最も高い傾向にあります。

また、作業環境によっても追加料金が発生します。
搬出の際、階段を使う場合は1フロア6,600円〜、エレベーターを使う場合は1フロア2,200円〜が相場です。
大きさのあるグランドピアノの場合、1フロア7,700円～になることも。

階段もエレベーターも使えない場合、窓やベランダから搬出します。
1階ならまだしも、2階以上から搬出するとなると、クレーン作業が必要です。高層階の場合は大型のクレーン車で作業することもあります。
料金は11,000円〜と高額です。

クレーンの入れない狭い場所では、どうしても人の手で運び出す必要があります。
こちらは「手吊り作業」として2〜3万円の費用がかかります。

2ピアノの処分に対応している引っ越し業者とは？

ピアノの処分に対応している大手引っ越し業者はヤマトホームコンビニエンスです。
ヤマトでおこなっているピアノの処分(税込)は料金が以下のようになります。

・エレクトーン　31,900円〜

・電子ピアノ　42,900円〜

・グランドピアノ　69,300円〜

【ヤマトホームコンビニエンス(http://www.008008.jp/)】

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

ハート引越センターでは、ピアノ・ファニチャーサービスとしてピアノの処分を引き受けています。

アート引越センターやサカイ引越センターは提携の専門業者を紹介してくれるようです。いずれも問い合わせが必要です。

1ピアノは粗大ごみの扱いになりません

多くの自治体において、ピアノは粗大ごみの扱いにはなりません。

もしも、電子ピアノやエレクトーンを粗大ごみと一緒に出したとしても、持って行ってもらうことはできません。

例えば、東京都世田谷区では「適正な処理ができないもの」として、ピアノの処分を販売店やメーカーに問い合わせること、と指示しています。

一部の自治体では例外があるようで、練馬区ではオルガンや電子ピアノ足つきであれば2,000円で処分してもらえます。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

≪手順≫

ネット、もしくは電話で粗大ごみ受付センターに申し込む⇒区内コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入する⇒収集日当日に粗大ごみ処理券を貼り付けたピアノを指定の場所に搬出する。

千葉市においては市では回収をおこなっていないものの、市が許可した業者(近藤商店、電子ピアノリサイクルセンター)に処理してもらうことが可能です。

市区町村によって対応が異なるため、一度お住いの自治体に問い合わせてみましょう。

2電子ピアノ、エレクトーンを不用品回収業者に依頼して処分できる？

買取も下取りもできない、譲渡する相手もいないし引っ越しの予定もない…。

自治体で廃棄してもらうこともできない電子ピアノやエレクトーンは、不用品回収業者に処分してもらうしか選択肢がありません。

とはいえ、不用品回収業者はピアノを処分してくれるのでしょうか？

答えは「YES」です。

ピアノを専門に取り扱う業者だと、状態の悪いピアノや無名メーカーのピアノは引き取ってもらえない可能性があります。

しかし、不用品全般を扱う業者なら、状態やメーカーに関わらず広くピアノやエレクトーンの回収をおこなっています。

3電子ピアノ、エレクトーンの処分費用はどれくらい？

ピアノの種類によって処分にかかる費用の相場が異なるため注意しましょう。

・電子ピアノ　11,000円

・グランドピアノ　44,000〜55,000円

・エレクトーン　11,000〜33,000円

これに加え、搬出の環境によってクレーン作業11,000円〜、もしくは手吊り作業22,000〜33,000円が追加される場合があります。

もし、どうしても搬出できない状況であれば、最終手段としてピアノを分解するケースもみられます。
大変な作業になるため、費用の相場は33,000〜55,000円と高額です。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

4電子ピアノ、エレクトーンを扱う不用品回収業者は？

ピアノの処分費用が相場よりも極端に安い、もしくは高い業者には気を付けてください。
不用品回収業者の中には無許可で営業しているところがあるのです。

不用品の回収には自治体から一般廃棄物収集運搬許可を受けている必要があります。
きちんと許可を得て回収業をおこなっている業者かどうか確かめてから依頼しましょう。

≪電子ピアノ、エレクトーンを扱う不用品回収業者の一例≫

【ハヤブサ(http://hayabusa-gomikaishu.com/)】

【不用品回収リング(https://fuyouhinkaisyu-ring.com/)】

【ECOリンク(https://ecoclean-fuyohin.com/)】