スーツの処分方法を解説! 気を付けるべきポイントは?
「古くなったスーツを新しく買い替えたい」、「着なくなったスーツを整理したい」と考えている方は、スーツの処分方法にはどのようなものがあるか知っておきましょう。
処分方法によっては、お得に処分することができます。
この記事で解説していきますので、どの処分方法にするべきか考えてみてください。
目次
スーツの処分方法の選び方
スーツはその状態が良いか悪いかによって処分方法が異なります。どのような処分方法が適しているか確認しておきましょう。
1スーツの状態が良い場合
まずは、処分したいスーツの状態を見ましょう。下記のポイントを確認してください。
・汚れがついていないか?
・穴が開いていないか?
・虫に食われていないか?
カビが生えていないか?
このような問題が全く見られない場合は、下記のように「売る」「譲る」といった選択肢があります。
・スーツの買取サービスを利用する
・リサイクルショップに売る
・フリマアプリやオークションサイトに出品する
・寄付や譲渡をする
スーツを売ってお金に換えれば、お得に処分することが可能です。
ただし、買取条件や引取条件は店によって異なります。多少の汚れ程度であれば買い取ってもらえる場合もありますので、事前に店のホームページなどを見て条件を確認しておくとよいでしょう。
また、スーツのブランドも確認しておきましょう。
たとえば「PaulSmith(ポール・スミス)」や「HACKETT LONDON(ハケット ロンドン)」などの有名ブランド品は、ブランド品専門の買取サービスを利用するとよいでしょう。
ブランド品の知識のあるスタッフがいない店で査定してもらったり、相場を知らないままフリマアプリなどに出品したりすると、相応の値段で買い取ってもらえない可能性があります。そのため、ブランド品専門のスタッフがいる店で査定してもらうようにしてください。
2スーツの状態が悪い場合
汚れや虫食いなどがひどく、使用に問題のあるスーツでも可能な処分方法は、下記の3つです。
・スーツの下取りサービスを利用する
・自治体のごみ回収に出す
・不用品回収業者に依頼する
スーツの下取りサービスを利用する場合は費用がかからない上に、次回の買い物で使用することのできる商品クーポンをもらえるためお得に処分することができます。ただし店舗へ直接スーツを持っていかなければなりません。
自治体のごみ回収に出す場合も、費用はかかりませんが運び出しは自分で行わなければなりません。
それに対して不用品回収業者の場合は、自宅まで不用品を回収しに来てもらうことが可能ですし、運び出しもしてもらえます。しかし、その分費用はかかります。
どの処分方法が自分に合っているか、よく考えながら選択するようにしましょう。
スーツを中古品として処分する方法
1スーツの下取りサービスを利用する
スーツの専門店では、下取りサービスを実施しているところが多いです。
下取りサービスは宅配では対応していない店が多く、店舗へ直接持って行かなければなりません。近場のスーツ専門店に行き、下取りをしてもらえるか相談してみましょう。
下取りしたスーツはリサイクルされ、新しい衣類などの製品として再生されます。そのため穴やシミがあって使用できない状態のスーツや、他社製品のスーツでも下取りしてもらえる場合が多いです。
ただし「メンズスーツは19,000円以上の品」「下取りできる品は1回につき5点まで」などの条件がある店も多いため、公式サイトなどで事前に確認しておきましょう。
参考:スーツの下取りならAOKI | 特集【AOKI公式通販】
また、下取りをしてもらう際には、商品クーポンをもらうことができます。
商品クーポンとは、その店で次に商品を購入する際に割引をしてもらえる券です。
たとえば「1着19,000円以上のメンズスーツを下取りに出すと、3,000円引きの商品クーポンがもらえる」など、下取りしてもらう商品や店によって商品クーポンの内容も変わります。
参考:スーツの下取りならAOKI | 特集【AOKI公式通販】
店によってはスーツだけでなく礼服やコートも下取りしてもらうことが可能ですので、一緒に持っていくとよいでしょう。
2スーツの買取サービスを利用する
スーツがきれいな状態で、問題なく使用することができるのであれば、スーツなどの衣類の買取サービスを利用する選択肢があります。
特に有名ブランドのスーツの場合は「ブランディア」など、ブランド品専門の買取サービスを利用することをおすすめします。
ブランディアでは、ブランド品の服や財布などを宅配で買い取ってもらうことができます。公式サイトで申し込みをすると、発送用のダンボール箱が自宅に届きます。その箱に売りたい品物を詰めて発送をします。その後、査定金額がメールで送られてきます。
査定結果に了承する場合はお金が振り込まれ、納得がいかない場合は服を返却してもらうことが可能です
ブランディアのようなブランド品専門の買取サービスでは、公式サイトに参考買取価格が記載されているため確認しておきましょう。
たとえばブランディアでは、PaulSmith(ポール・スミス)のメンズスーツの参考買取価格は「~9,000円」と記載されています。
このような有名ブランド品であれば、多少の汚れがあるものやボタンをなくしてしまったものでも、使用に問題がなければ買い取ってもらえる可能性があります。
そのため中古品として売るか、ごみとして処分するか迷うのであれば、まずは一度査定をしてもらうことをおすすめします。
3リサイクルショップに売る
リサイクルショップでもスーツを買い取ってもらえる可能性があります。
ただし衣類を取り扱っている店だとしても「ブランド品のみ」や「スーツは買取不可」という場合もあるため、事前に公式サイトなどで買取品目を確認しておく必要があります。
店頭で買取をしてもらうこともよいですが、近場にない場合は「WonderREX」など、宅配買取に対応している店を利用することをおすすめします。
宅配買取を利用するには、まずネットで申し込みをします。そして売りたい品物を梱包・発送すると、後日査定結果の連絡が来ます。査定金額に了承したら入金され、了承しない場合は品物が返却されます。
リサイクルショップによっては出張買取を依頼することもできます。自宅まで査定に来てもらうことができるため、梱包や発送をする手間がかかりません。
しかし出張買取に対応しているのは「大きくて重い不用品のみ」で、衣類だけでは対応してもらえない店もあります。その場合は家具や家電などと一緒に買い取ってもらうとよいでしょう。
4フリマアプリやオークションサイトに出品する
スーツはフリマアプリやオークションサイトで売る選択肢もあります。ただし、出品したからといってすぐに購入してもらえるとは限りません。買い手が見つかるまでに長い時間がかかることもありますし、いつまで待っても売れない可能性もあります。
そこで、利用するアプリやサイトは「メルカリ」など、なるべく知名度が高いものを選択しましょう。
このようなアプリやサイトでは、売りたい商品を撮影して、商品説明を書き込むだけで出品することが可能です。
商品説明欄の内容が少ない出品者は信用性が低く購入してもらいにくいため、ブランド名や色、サイズ、購入時期など、できるだけ詳しい情報を記入しましょう。
商品が売れたら、自分で梱包や発送をすることになります。一般人同士の取引ですので、トラブルが起こらないように注意しなければなりません。
たとえばメルカリの場合、ヤマト運輸と連携した「らくらくメルカリ便」というサービスがあります。「らくらくメルカリ便」は匿名配送に対応しており、出品者と購入者がお互いの名前や住所を教えなくても取引をすることができます。
見ず知らずの人に個人情報を教えることに不安があるのであれば、このような匿名配送のサービスを利用するとよいでしょう。
5寄付や譲渡をする
スーツをお金に換える必要がないのであれば、寄付や譲渡をする選択肢もあります。まずは身近な人に声をかけてみましょう。
スーツを引き取ってくれる相手が身近にいない場合は「古着deワクチン」のように、古着を回収している団体に寄付をすることもよいでしょう。
公式サイトから申し込みをして専用回収キットを購入すると、衣類を入れるための大きな紙袋と専用着払い伝票が自宅に届きます。あとはそのキットに衣類を詰め込み、指定宅配業者に集荷をしてもらうだけです。
送った衣類は開発途上国で販売され、その収益の一部がワクチンの購入費として使用されます。また、販売する際には現地で人を雇うため、開発途上国の雇用促進に貢献することもできます。
回収方法や回収品目は団体によって差があります。衣類は回収している団体でも「スーツは対応不可」という場合もありますし、穴や汚れなどのある衣類は回収していない団体も多いため、公式サイトを事前によく確認しておきましょう。
スーツを廃棄する方法
最後に、スーツをごみとして廃棄する方法をご紹介します。
1自治体のごみ回収に出す
自治体でスーツを処分してもらう場合は、ごみの分別に気を付けましょう。
自治体によって異なりますが、スーツなどの衣類は可燃ごみとして扱われる場合が多いです。自治体の指示に従い、可燃ごみの収集日にごみ回収に出してください。
また自治体によっては、衣類は資源ごみとして扱われることもあります。
資源ごみは地域で行われる資源回収や、公共施設などのリサイクルステーションで回収してもらうことができます。
ただし汚れがひどいものや穴が開いているものなど、使用に問題があるようなものは回収不可の場合もあるため注意しましょう。
ごみの分別や資源ごみの回収日時などの詳しい情報は、自治体からのお知らせやホームページに記載されています。処分する前に必ず確認しておくようにしてください。
2不用品回収業者に依頼する
スーツは不用品回収業者に処分してもらうことも可能です。
自治体で処分する場合と違ってごみの分別を気にする必要はありませんし、不用品の運び出しや、土日や深夜の対応が可能な業者も多いです。ただし、その分費用は自治体の場合よりも高額になります。
不用品回収業者の場合、パック料金制の業者が多いです。目安として、最も安いパックでも「軽トラック1台、作業スタッフ1名で20,000円~」のところが相場です。スーツを1着処分するだけで依頼すると費用が高くついてしまいます。
そのため、不用品回収業者に依頼をする場合はスーツ以外の不用品も一緒に回収してもらいましょう。たとえばタンスやテーブルなど、運び出しや解体などの作業が面倒なものをまとめて処分してもらうことをおすすめします。
また、業者によっては不用品の廃棄処分だけでなく、買取をしてもらえる場合もあります。ブランド品のスーツやバッグなどがあれば、依頼の際に相談してみるとよいでしょう。
なお、サービス内容や料金については業者によって異なりますので、複数の業者を比較しながら選択するようにしてください。
適切な処分方法を選択しよう
スーツを処分する方法はさまざまですが、スーツの買取サービスや下取りサービスを行っている店は数多くあるため、お得に処分したいのであれば一度専門店に持っていくことをおすすめします。
スーツ以外にもごみとして処分したいものがたくさんある場合は不用品回収業者に依頼をして、まとめて処分してもらうとよいでしょう。料金は業者によって差がありますので、どの業者に依頼するべきかお困りの方はぜひ一括見積をご利用ください。
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