不用になったダンボールを処分する4つの方法|選択肢と注意点をまとめて解説
Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなど、日頃からインターネットでの買い物を楽しまれている方は多いと思います。ネットショッピングは購入したものが自宅に届くので非常に便利ですよね。
しかし、気が付けば家の中がダンボールだらけになっていませんか? ダンボールを溜め込んでも良いことはありません。
この記事では不用なダンボールを処分する方法を4つご紹介します。自分に合った方法で早めに処分しましょう。
目次
ダンボールを処分するときの注意点
初めに、ダンボールを処分するにあたって気をつけるべき点を3つお伝えします。
1指を切らないように気をつける
ダンボールを触るときは指を切らないように十分気をつけましょう。
紙を触っているときに指をスッと切ってしまうことがあります。ダンボールは紙よりも分厚いですが、それでも紙同様に指を切ってしまう危険があります。
紙やダンボールは繊維がギザギザとしているため、鋭利な包丁というよりノコギリに似ています。ギザギザとした繊維が指の一部を剥ぎ取るように傷つけるため、強い痛みを感じやすいのです。
処分のためのちょっとした作業のつもりが、思わぬ怪我を引き起こしてしまいます。
・ダンボールの側面には十分注意して作業を行う
・手を守るため軍手をつけて作業する
など、指を切らないよう注意しましょう。
2縛り方に気をつける
2つ目は、ダンボールの縛り方についてです。
ダンボールの処分を億劫に思う方の多くは、縛り方がよくわからないと感じているのではないでしょうか?
ダンボールをまとめて処分する際、正しい結び方をしないとしっかりと固定されません。持ち上げた時にゆるゆるな状態だと、解けないよう慎重に運ばないといけません。運搬中に路上で解けてしまったら大変です。
ダンボールの縛り方は一度コツを覚えてしまえば簡単です。ポイントは以下の通りです。
1、ひもをアルファベットの「a」の形にして置く
2、ダンボールを上に載せる
3、輪の部分にひもの端を通す
4、ひもの端同士を結ぶ際に角を支点にする
参考:nanapi 「新聞や雑誌の束が崩れない簡単なしばり方」
ゆるゆるになってしまう原因は、最後の結び目を作るときに緩んでしまう場合が多いです。ひも同士を結ぶ際には角を支点にすることでしっかりと縛ることができます。ぜひ試してみてください。
3害虫の住処になるのでいつまでの家の中に置いてかない
ダンボールには断熱効果があり、害虫が住み付きやすいという特性を持っています。
ダンボールの側面をよく見てみると、紙と紙のあいだが波のようになっており空洞が確認できます。その空洞が害虫にとって暖かく住み心地の良い環境になってしまうのです。
ゴキブリなどの害虫はそうした暖かい場所を見つけるのが非常にうまく、そこに卵を生むこともあります。
ダンボールを家の中に放置していると、害虫が住み着きやすくなります。害虫にとっての快適な場所を家の中に作らないためにも、ダンボールは早めに処分した方が良いのです。
これらのことに気をつけた上で早めに処分を行いましょう。
ダンボールを処分する4つの方法
この記事では、ダンボールを処分する方法として以下の4つの方法をお伝えします。
1、自治体でゴミとして処分する
2、引越し業者に処分してもらう
3、ダンボール回収店舗で処分する
4、不用品回収業者に回収してもらう
ダンボールを捨てたい状況や量などによって最適な手段は変わります。ここから詳しく解説しますので、自分にあった方法を選んで処分を行なってください。
1自治体でゴミとして処分する
ダンボールは基本的に「資源ごみ」として処分します。それは、ダンボールが「容器包装リサイクル法」の対象品目となっているからです。
容器包装リサイクル法とは、地球の環境保全や家庭ゴミの削減を目的として1997年に施行された法律のことです。ダンボールをはじめとする使用済みの容器包装は、再生資源として利用することが義務づけられています。
市区町村は分別収集、事業者は再商品化が義務付けられており、私たち消費者は「分別排出」が義務付けられているのです。そのため、基本的にダンボールは資源ごみとして出すことになります。
しかし、全てのダンボールが資源ごみとして出して良いわけではありません。濡れているものや汚れているものなど、ダンボールの状態によって再利用できないものもあるのです。
そうした再利用できないダンボールは「燃えるごみ」に分別して出すことになります。
(例)
●燃えるごみ→ピザの箱など食べ物が付着したダンボール、濡れたダンボール、汚れのひどいダンボールなど。
●資源ごみ→キレイなダンボール、濡れのない分解されたダンボールなど。
ダンボールはなるべくきれいな状態で資源ごみとして出すようにしましょう。
区分がわかれば、具体的な処分方法は自治体の定めるゴミの出し方に従います。基本的には定められた曜日にごみ収集場へ持ち込むことで処分ができますが、自治体ごとのルールがあります。
・ひもで縛るだけで良いのか、ビニール袋に入れる必要があるのか?
・一度に処分できる枚数に制限があるのか?
・雨の日でも回収してくれるのか?
こうした細かいところは全国の自治体によって異なります。インターネットで「お住いの市区町村名ダンボール 処分方法」といったキーワードを入力し、自治体のホームページにて確認するようにしてください。
2引越し業者に処分してもらう
ダンボールの処分に困るタイミングの1つが、引越し後ではないでしょうか? 引越しの際に使われるダンボールは、後日引越し業者に処分してもらうこともできます。
ダンボールの処分に困るタイミングの1つが、引越し後ではないでしょうか? 引越しの際に使われるダンボールは、後日引越し業者に処分してもらうこともできます。
各引越し業者のダンボール引き取りサービス対応状況は以下の通りです。
アート引越センター→引越し後、3ヶ月以内に1度限り無料。以後は有料での引き取り。
サカイ引越センター→3/15~4/15は繁忙期のため不可。
このように、ダンボール引き取りサービスは各引越し業者によって利用条件が異なります。これらの条件の他にも、
・対応していない地域がある
・引越し予約の段階で合わせて申し込みが必要
・自社のダンボールのみ回収可能
といった場合もあります。利用予定がある場合は必ず事前に確認しておきましょう。
各引越し業者は「ダンボール引き取りのみ」では受け付けていません。引越しサービスの利用が前提となりますので、引越しのタイミングと重なる方しか利用できない点はご注意ください。
3ダンボール回収店舗で処分する
3つ目のダンボール処分方法は、「ダンボール回収店舗」で処分するという方法です。
イオンやセブンアンドアイホールディングスなど大手ス―パーの店舗では、資源としてリサイクルできるダンボール・食品トレイ・ペットボトルなどを破棄できる回収ボックスを設置しています。
また、郊外にあるスーパーの駐車場などには、古紙・ダンボール回収ボックスを自治体が設置している場合もあります。上の写真は札幌市が設置している古紙回収ボックスです。このようにボックスの中に入れるだけで処分することができます。
こうしたダンボール回収店舗があるお近くにある場合は、持ち込んで処分するというのも方法の1つです。
ダンボール回収店舗ではいつでも好きな時に捨てることができます。先ほど紹介した「ゴミとして捨てる方法」の場合は、決まった収集日にしか捨てることができません。その点、回収店舗では捨てやすいと言えます。
ただし、ダンボール回収店舗はあくまで資源ごみの再生を目的として回収を行なっています。濡れていたり汚れのついたダンボールは回収対象外となります。
資源ごみとして分別するときと同様に、伝票シールやガムテープは剥がし、留め金具がついている場合は外した状態で持ち込むようにしましょう。
4不用品回収業者に回収してもらう
最後に紹介するのは、不用品回収業者に依頼して回収してもらう方法です。
不用品回収業者では、電話一本でお好きな日時に自宅まで取りに来てくれるサービスを行なっています。
・大量のダンボールを処分したい
・仕事や家事が忙しくて捨てに行く時間がない
・資源ごみや燃えるゴミに分別したり、ガムテープを剥がしたりするのが面倒
・倉庫で埃かぶっていて触るのもイヤだ
ダンボールの処分でこのようなお悩みを抱えている場合、運び出しも処分も全て行なってくれる不用品回収業者を使うことで簡単に解決できます。
不用品回収業者に依頼すると、処分費用が有料になってしまいます。自治体やダンボール回収店舗での処分が無料だと考えると、デメリットと感じる方もいらっしゃると思います。
そのため、不用品回収業者に依頼する場合は、ダンボールの他にも家の中の不用品をまとめて処分することをおすすめします。
家に眠る不用品の中には、粗大ゴミなど自治体での処分も有料になるものがあるかもしれません。自治体で粗大ゴミを処分する場合は有料となり、さらに自身で収集場まで運搬しなければなりません。不用品回収業者を利用すれば、運搬が大変な粗大ゴミを運び出す必要なく処分できます。
ダンボールの処分と合わせて、不用品も一緒に処分してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者は日本全国に数多く存在しますが、中には悪質な業者も存在ありますので注意が必要です。
・回収無料を謳っておきながら、別途高額な手数料を要求してくる業者
・回収したものを不法投棄する業者
このような業者に依頼してトラブルにならないよう、弊社の「不用品回収業者一括見積もりサイト」で紹介している業者から選ぶことをおすすめします。
ダンボールを溜め込むとデメリットばかり。なるべく早く処分してしまいましょう。
以上が不用になったダンボールを処分する4つの方法でした。
ダンボールは溜め込むと家の中の景観を悪くするだけでなく、害虫の温床にもなってしまいます。そもそも、家に届いた時点で既にダンボールの空洞に害虫が生息していたり、卵がついている場合もあるのです。
ネットショッピングを頻繁に利用される方は、家の中にダンボールが溜まりやすくなります。生活環境を悪化させないためにも早め早めの処分を徹底しましょう。
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