不要なガスコンロを処分したい!ガスコンロの適切な処分方法まとめ

世の中、使い続ける中で不調が発生したり、新しい製品を購入することで不要になる品物も出てくることでしょう。さて、不要になったものはいつまでも置いていても邪魔になるだけですから、何らかの方法で処分したいところです。そこで、「ガスコンロ」の処分方法について解説します。

目次
  1. 1. ガスコンロの処分の流れや手段をまず確認
  2. 1. ガスコンロが売れるかどうかを確認する
  3. 1.1. 1 業者に買い取ってもらう
  4. 1.1. 2 個人に買い取ってもらう
  5. 1. ガスコンロを買い替えるなら「下取り」可能かどうか
  6. 1. 不要なガスコンロでも「譲渡」や「寄付」が可能かも?
  7. 1.1. 1ガスコンロを譲渡する
  8. 1.1. 2ガスコンロを寄付する
  9. 1. いずれも無理なガスコンロなら捨てるしかない
  10. 1.1. 1粗大ごみとして捨てる
  11. 1.1. 2不用品回収業者に引き取ってもらう
  12. 1.1. 3引っ越し業者に引き取ってもらう
  13. 1. ガスコンロの処分に関する注意点
  14. 1.1. 1ガスホースの取り扱いに注意
  15. 1.1. 2LPガスは資格が必要
  16. 1.1. 3業者に任せるのが安全
  17. 1. ガスコンロの状態などを加味して適切な方法で処分する

ガスコンロの処分の流れや手段をまず確認

ガスコンロの処分の流れや手段をまず確認
まずは、ガスコンロの処分方法にどのような選択肢があるのかを簡単に確認しておきましょう。

①売れるかどうかの確認
②買い替えなら下取り可能か
③譲渡や寄付が可能か
④いずれも無理なら捨てる

ガスコンロが売れるかどうかを確認する

  

ガスコンロに限らず、不用品を最もお得な条件で処分する方法は「売る(買い取ってもらう)」ことです。ほかの処分方法だと処分したい人が費用を支払うことが多い一方で、売ることができれば売却金額分だけ収入になります。

ガスコンロを買い取ってもらう方法は、大きく分けて「業者に買い取ってもらう方法」と「個人に買い取ってもらう方法」の2種類があります。

1 業者に買い取ってもらう

1つ目は「業者に買い取ってもらう」という方法です。具体的には、リサイクルショップなどのガスコンロを買い取ってくれるところに費用なガスコンロを買い取ってもらう方法となります。

もちろん、無条件でガスコンロを買い取ってもらえるわけではありません。最低限「故障していない」こと、そして「汚れや破損が少ない」ことは必要です。そして、ガスコンロを買い取ってもらう際に最も注意しなければならないのは「2008年」という数字です。

ガスコンロは法改正に伴い「安全センサー」を取り付けたもののみ販売が許可されています。2008年10月以降のガスコンロはすべて安全センサーが取り付けられているのですが、それ以前の物は安全センサーが取り付けられていないものがあります。

そのため、買い取っても販売することができないので、2008年以前のガスコンロは基本的に買取不可の扱いになると考えてください(場合によってはリサイクル等の目的で引き取りをしてくれることもありますので、担当者に確認してください)。

なお、ガスコンロは電化製品に分類されますが、ほかの電化製品ほど買取は一般的ではありません。電化製品の買取販売等を取り扱っている買取店でも、ガスコンロは買取不可というケースもあります。ガスコンロは大きさと重さがありますので、店舗に持ち込んで買取(査定)してもらう場合にはあらかじめガスコンロを買取しているかどうか問い合わせておくことをおすすめします。

2 個人に買い取ってもらう

2つ目は「個人に買い取ってもらう」という方法です。一昔前と違い、現在ではインターネットを利用して不用品を買い取ってもらう方法があります。「ヤフオク」や「メルカリ」といったオークションサイトやフリマアプリを利用するのがおすすめです。

業者には買い取ってもらえなかったガスコンロでも、ガスコンロの状態や販売価格次第では買い取ってもらえる可能性がある点がメリットです。ただし、業者買取と比較して買取後のトラブルやクレームの発生リスクがあることと、状態が悪かったり需要が無いガスコンロの場合だと買い取ってもらえない可能性が高いので注意が必要です。

ヤフオク!

メルカリ

ガスコンロを買い替えるなら「下取り」可能かどうか

  

売れないようなガスコンロでも、まだ捨てる必要はないかもしれません。そんな方法の1つが「下取り・引き取り」です。この方法は、販売店でガスコンロを購入するにあたって、代わりに今まで使っていたガスコンロを販売店に引き取ってもらうという方法です。

新しくガスコンロを購入するにあたって、その販売店が不要なガスコンロの下取り・引き取りをしているかどうか確認しておきましょう。もし、下取り等を取り扱っているのであれば、その業者に引き取ってもらうのも1つの手段です。

下取り・引き取りサービスを利用するメリットは、まず「ガスコンロの状態に関わらず引き取ってもらえる」ことです。これは後述する「捨てる」方法と同じメリットではあるのですが、下取りの場合は「費用がかからない場合が多い」という点もメリットとなります。

サービスの内容次第では費用がかかることもありますが、ガスコンロの購入を条件としているため、無料あるいは低価格で引き取ってもらえる場合が多いのです。

不要なガスコンロでも「譲渡」や「寄付」が可能かも?

  
   

売れないガスコンロを捨てずに済む方法として、他には「譲渡」や「寄付」といった選択肢が残されています。この方法は、不要なガスコンロを必要としている人に無料あるいは安い値段でガスコンロを引き取ってもらう方法となります。

1ガスコンロを譲渡する

1つ目の方法は「譲渡」です。文字通り、ガスコンロを必要とする人に不要なガスコンロをあげる方法となります。例えば知人や友人、近隣住民でガスコンロを必要としている人に譲渡するという流れです。

しかし、タイミングよくガスコンロを必要とする人が近くにいるとは限りませんし、引き取り手を探すとなると手間がかかります。そこで、ここでもインターネットを利用して譲渡先を探す方法をおすすめします。

例えば「ジモティー」が有名ですね。近隣に住んでいる人にガスコンロをはじめ、家電や家具などの不用品を引き取ってもらう人を探すサービスとなっています。ジモティーでは価格設定もできるため、有料で引き取ってもらう(買い取ってもらう)という選択肢もあります。

譲渡のメリットは、引き取りを相手に任せられる可能性が高いことと、ガスコンロの状態が悪くても引き取り手が見つかる可能性があるということです。もちろん、故障していたり汚れがひどいもの、付属品が足りないものなど譲渡先が見つからないケースもあるでしょうが、まだ使えるガスコンロであれば有効活用してもらいましょう。

ジモティー:全国の「ガスコンロ」

2ガスコンロを寄付する

では、不要なガスコンロを寄付する方法は何が良いのかといえば、やはり「社会貢献できる」ことが大きなメリットとなるでしょう。寄付を募集している団体は、集めた品物を再利用または売却して金銭の形で国内外の人々に支援を行います。
不要なガスコンロが何らかの形で社会貢献できるため、売る必要が無い、あるいは売れないけれど使い道はありそうなガスコンロをちょっとした社会貢献に役立ててもらうことができます。

ただし、寄付を募集しているすべての団体がガスコンロを受付しているわけではありません。たとえば「ワールドギフト」の場合はガスコンロを寄付できますが、「WE21ジャパン」の場合はガスコンロを寄付の対象外に設定しています。ガスコンロを寄付したい場合は、ガスコンロの寄付を受付しているかどうか確認してからにしましょう。

ワールドギフト

WE21ジャパン

いずれも無理なガスコンロなら捨てるしかない

  

さて、ここまで「売る・買い取ってもらう」「下取り・引き取りしてもらう」「譲渡・寄付する」の3つの処分方法について解説してきました。どの処分方法も買取のように「利用価値がある」、下取りのように「購入を条件とする」など、何らかの条件を満たしていることが必要です。

では、売却も下取りも、寄付も譲渡もできないようなガスコンロはどうすれば良いのかといえば、残念ながら「捨てる」しか選択肢は無いでしょう。ただし、一口にガスコンロを捨てるといっても、まだ選択肢はいくつか残されています。具体的には「粗大ごみとして捨てる」「不用品回収業者に引き取ってもらう」「引っ越し業者に引き取ってもらう」などの方法が考えられます。

1粗大ごみとして捨てる

捨てるしかないガスコンロの最も一般的な処分方法は「自治体の粗大ごみ回収サービスを利用する」ことです。要するに粗大ごみとしてガスコンロを捨てる方法です。粗大ごみの取り扱い(何ごみに分類されるのか、ごみとして出す方法、回収料金など)はお住いの自治体によって異なりますので、自治体のホームページを確認しましょう。

目安として、ごみ処理センターへ持ち込みは200円から400円、収集の場合は400円から1000円程度かかります。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

2不用品回収業者に引き取ってもらう

2つ目の方法は「不用品回収業者に引き取ってもらう」という方法です。ガスコンロは大きくて重く、持ち込むのも回収場所まで持っていくのも一苦労です。また、ガスコンロの他にも処分したい物品が多いのでまとめて処分したい場合などで利便性が高いです。

自宅までガスコンロなどの不用品を回収しに来てくれますので、ガスコンロを持ち運ぶ手間がかかりません。特に高齢者や重いものを持ち運ぶのに自身が無く、処分のための協力者もいない人にとって、この手のサービスは非常に助かるでしょう。

ただし、基本的に粗大ごみとして処分する場合と比較して処分費用が高額になります。ガスコンロの状態や依頼する業者によっては引き取りではなく買取になる可能性もありますが、捨てることを考えているガスコンロだと買値が付く可能性は低いでしょう。

業者によっては回収する不用品の品数ではなく、トラックに積めるだけ同じ料金で回収してくれるケースもあります。ガスコンロ以外に処分したいものがあれば、そうしたサービスを提供している業者を探してみてください。

3引っ越し業者に引き取ってもらう

例外的に、「引っ越し業者」を利用するという手段があります。業者によっては、引っ越しの際に不用品を回収(買取および引き取り)するサービスを手掛けています

この手のサービスを手掛けている引っ越し業者はあまり多くないので、常に利用できるというわけではありません。しかし、ガスコンロを処分するきっかけが引っ越しであり、利用できる引っ越し業者が不用品の回収サービスを手掛けている場合はガスコンロの処分を別途手配する必要が無く、ガスコンロ以外の不用品についても回収してもらえるので手間が少なくて済みます。

ただし、ガスコンロは一般的な電化製品や家具類とは異なり、回収サービスの対象外にされる可能性もあります。引っ越し時に回収サービスを利用する際には、ガスコンロの引き取りが可能であるかどうか確認しておくと良いでしょう。

ガスコンロの処分に関する注意点

  

最後に、ガスコンロを処分する際の注意点を2つ解説します。

1ガスホースの取り扱いに注意

ガスコンロは、当然ながら「ガス」を使用します。ガスホースを取り外す際にはガスの元栓がしっかりと閉まっていることを確認したうえで、安全を確保しつつ作業してください。また、内部にガスが残っている可能性を考慮して、元栓を閉めた後にガスコンロを点火してみて、点火した場合はその火が自然に消えるのを待って残ったガスを消費してください。

2LPガスは資格が必要

家庭用のガスにはいくつかの種類がありますが、お使いのガスが「LPガス」の場合は注意が必要です。LPガスに関する取り付け・取り外し作業には「液体石油ガス設備士」の国家資格が必要になるのです。

ほとんどの人は持っていない資格であり、わざわざガスコンロの処分のために取得するような資格でもありません。資格を有する業者に依頼して作業してもらってください。なお、「都市ガス」の場合は「ガス可とう管接続工事監督者」などの民間資格が推奨されています。

3業者に任せるのが安全

前述のとおり都市ガスであれば民間資格が推奨されているものの、国家資格等が必須ではありません。一般の人でも作業できますが、できれば専門の技術をもった業者に依頼して取り外し作業してもらった方が安全です。

特に「ビルトインコンロ」の場合、テーブルコンロよりも作業が面倒です。前述の通りガスコンロはガスを使用するので、知識や技術の無い人が作業するとガス漏れや爆発などの危険性があることは否定できません。安全を考慮すれば、資格や技術を有する業者に任せるのが一番でしょう。

ガス機器取付・取り外し(東京ガス)

ガスコンロの状態などを加味して適切な方法で処分する

ガスコンロをどのようにして処分するのが最適なのかについては、ガスコンロの状態、処分したい人の事情などを総合的に考慮する必要があります。安易に粗大ごみや回収業者を利用することを考えるのではなく、売却や譲渡などの利用価値が無いかどうか確認してから処分方法を決定してください。