スーツケースはどうやって処分する?スーツケースの正しい処分方法について
「引越を機に」「新しいのを買ったから」、そういった理由で「不要なスーツケース」が発生すると思います。かさばるスーツケースは収納の邪魔になりますから、早目に処分したいところですよね。そこで、スーツケースの正しい処分方法について解説します。
目次
買い取ってもらう
状態の良いスーツケースであれば「リサイクルショップ」や「買い取り専門店」にスーツケースを買い取ってもらうという方法があります。処分に費用が掛からず、買取金額が臨時収入になるので、状態の良いスーツケースを処分したいのであれば最もお得な処分方法となります。
1買取業者に買い取ってもらう
「おたからや」「スーツケースハウス」「ブランディア」といった業者が、スーツケースの買取を取り扱っています。そうした業者に買取をしてもらうことで、スーツケースの状態や価値に見合った値段でスーツケースを買い取ってもらうことができます。
基本的にお店に持ち込んだスーツケースをその場で査定し、金額を決定して買取という流れになります。査定にはある程度の時間が必要ですが、基本的にお店に持ち込んだその日のうちに買取ができるため、手早くスーツケースを売りたい場合におすすめです。
ただし、状態が良くないスーツケースの場合だと、買取してくれない可能性もあります。なお、その場合でも無料引き取りしてくれるケースもありますので、すぐにでもスーツケースを処分したい場合には利用したいサービスとなります。
2オークションサイトなどで売る
スーツケースを売るための、もう1つの方法が「オークションサイトなどを利用する」という方法です。オークションサイトやフリマアプリなどのサービスを利用して不要なスーツケースを出品し、誰かに買ってもらうという方法になります。
この方法のメリットは、業者が買取拒否したスーツケースであっても売れる可能性があるということです。買取業者にはある程度の買取マニュアルがあり、それに即して買取金額や買取の是非を決めるため、その状態に合わないスーツケースだと買い取ってもらえない可能性があるのです。しかし、そこまで状態が悪くなく、まだまだ利用価値のあるスーツケースであれば、誰かの需要を満たすことは十分に可能なケースも少なくありません。
デメリットとしては、買い手がつくまでに時間がかかる可能性があるということです。また、やはり状態の良くないスーツケースだと買い手がつかない可能性もありますので、売れるかどうかはスーツケースの状態やブランド価値などに左右されることを念頭に置いておきましょう。
買い替えなら「下取り」は可能?
もし、スーツケースを「買い替える」のであれば「下取りサービスを利用する」という処分方法もあります。この方法は「新しくスーツケースを購入する」ことが利用条件となりますが、うまく活用すれば最低限のコストで不要なスーツケースを処分することができます。
基本的にこのサービスは「新しくスーツケースを購入する」ことと「処分費用は業者によって異なる」という点に留意する必要があります。
例えば「トラベラーズストア」の場合だと、下取り対象商品を購入した際に1つだけ不要なスーツケースを無料で引き取ってもらえるというサービス内容になっています。業者によって取り扱いの条件が大きく異なりますが、新品スーツケースの購入時に一度に不要なスーツケースも処分できるので、別々の業者やサービスを利用するよりも少ない手間で不要なスーツケースを処分できます。
不要なスーツケースも「譲渡」や「寄付」は可能?
売れるような状態ではない、下取りサービスも利用できないスーツケースであっても、まだ「ごみ」として処分せずに済む可能性があります。その方法とは「譲渡」や「寄付」を行うという方法です。
1スーツケースを譲渡する
1つ目の方法は「スーツケースを譲渡する」という方法です。文字通り、誰かにスーツケースを譲渡することで、不要なスーツケースを有効活用してもらうという処分方法になります。
例えば「ジモティー」でも、不要なスーツケースを無料または有料で引き取ってほしい相手を募集しています。無料でも引き取り手を探すことによって「無料でスーツケースを処分できる」「自分にとっては不要なスーツケースを有効活用してもらえる」というメリットがあります。特に、思い入れがあるものの収納場所に困っているスーツケースであれば、誰かに有効活用してもらいたいところですよね。
引き取りを相手に任せられるケースが多いので、処分にコストがかからないという点もメリットになります。ジモティーの場合だと引き取り手を同じエリアに住んでいる人にできるので、回収の手間が最小限で済むというメリットもあります。
2スーツケースを寄付する
譲渡の他にも「寄付」という方法もあります。譲渡と同じく無料(回収費用が掛かる場合もありますが)で不要なスーツケースを処分できるという点は同じなのですが、その活用方法が大きく異なります。
スーツケースなどの不用品の寄付を募集している団体は、集めた不用品を国内外で再利用(修理や売却など)に回すことで、手にした物資やお金を全世界の恵まれない人々への支援に利用します。つまり、自分にとっては処分したい費用なスーツケースであっても、世界中の誰かのために有効活用してもらえる、要するに「社会貢献」に役立ててもらえるということなのです。
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業者や自治体に「ごみ」として回収してもらう
他の方法で処分できない場合や、他にも多くのごみを一度に処分したい場合などには「ごみとして回収してもらう」という方法がおすすめです。もはや再利用は叶いませんが、それほど状態が悪いスーツケースであれば、ごみとして処分してしまうのが一番でしょう。 ごみとして処分する場合は「不用品回収業者に依頼する」「不燃ごみとして処分する」「粗大ごみとして処分する」の3つの方法があります。
1不用品回収業者に回収してもらう
1つ目の方法は「不用品回収業者に回収してもらう」という方法です。これは、不用品の回収を業務としている業者に依頼して、スーツケースを回収・処分してもらう方法となります。
この方法だと、どんなスーツケースでも回収してもらえます。また、取り扱っている品目であれば、スーツケース以外の不用品も一度に回収してもらうことも可能です(量が多いと数回に分ける可能性がありますが)。引っ越しや周辺整理などで不用品が多数発生した場合などには利便性が高いです。
一方、デメリットとしては「費用がかかる」ことが挙げられます。後述する「粗大ごみとして処分する方法」の場合でも費用がかかりますが、業者に依頼する場合は処分費用の他にも回収・運搬費用がかかるため、基本的に粗大ごみとして処分する場合と比較して高額な費用を支払う可能性が高いのです。
かかる費用は不用品回収業者によって異なりますが、スーツケース単体であれば数千円で済むケースもあります。また、他に不用品がある場合、同じトラックに詰められるだけ同じ費用で回収してくれる業者もあります。業者を選定する場合には、かかる費用を考慮することを忘れないでください。
2不燃ごみとして処分する
自治体のごみ回収を利用する場合、「不燃ごみ」か「粗大ごみ」として処分する場合が多いです。なぜ、ごみの種類が複数あるのかというと、スーツケースの「素材」や「サイズ」によって、自治体ごとにごみとしての取り扱いが大きく異なることが理由となります。
例えば東京都世田谷区の場合、「一辺の長さが30センチメートルを超えるごみ」が粗大ごみの扱いとなります。一口にスーツケースといってもさまざまな製品があり、サイズもまちまちです。処分したいスーツケースによってお住いの自治体における処分方法が異なりますので、事前にしっかりと確認して適切な処分方法を実践する必要があります。
さて、世田谷区における1辺が30センチメートルを超えないスーツケースのように、小型のスーツケースの場合だと不燃ごみとして処分できる自治体があります。その場合、例えば「布部分と金属・プラスチック部分で分ける」など、分解が必要なケースも存在します。小さいサイズでもまとめて不燃ごみとして処分しても良いのかどうかは自治体によって異なりますので、きちんと確認しておきましょう。
● 世田谷区:粗大ごみ(一辺の長さが30センチメートルを超えるもの)の出し方
3粗大ごみとして処分する
不燃ごみとして出せないような大型のスーツケースの場合だと「粗大ごみ」として処分することになります。この場合、処分したい粗大ごみの種類と、処分方法によって処分料金が発生します。
例えば世田谷区の場合、スーツケース(バック)は、持ち込みの場合だと200円、収集の場合だと400円の処分手数料を支払う必要があります。かかる費用は自治体によって異なりますが、多くの場合は数百円でスーツケースを粗大ごみとして捨てることができます。費用や出し方は、お住いの自治体のホームページで確認してください(「お住いの自治体(○○市・〇〇区など)_粗大ごみ」でインターネット検索をすれば、上位に該当ページが表示されると思います)。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
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適切な手段でスーツケースを処分しよう
スーツケースは「買取」や「寄付」などを含めて、特殊な処分方法があります。どんなスーツケースでも同様の処分方法が利用できるわけではなく、状態などによって利用できる処分方法の選択肢が大きく異なります。処分したいスーツケースの状態などを把握して、最適な処分方法を選択することをおすすめします。
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