高額の家具などお宝がひっそり眠ってる? 自治体のリサイクル施設で激安家電・家具をお得にゲットしよう!

今回は自治体が運営するリサイクル施設で家具を扱っているところをメインに紹介したいと思います。

目次
  1. 1. 自治体など公共機関が主催、提携するリサイクル(リユース)ショップとは?
  2. 1. 民間のリサイクルショップとの違い
  3. 1.1. 1メリット
  4. 1.1. 2デメリット
  5. 1. 東京23区の家具を扱う主な公営リサイクルショップ
  6. 1.1. 1千代田区「リサイクルセンター鎌倉橋」
  7. 1.1. 2港区「家具のリサイクル展」
  8. 1.1. 3新宿区「西早稲田リサイクルセンター」
  9. 1.1. 4墨田区「すみだリサイクルセンター」
  10. 1.1. 5品川区「リサイクルショップリボン旗の台店」
  11. 1.1. 「リサイクルショップリボン大井町店」
  12. 1.1. 6渋谷区「美竹リユースコーナー 」
  13. 1.1. 「本町リサイクルセンター・レインボーほんまち」
  14. 1.1. 7中野区「リサイクル展示室」
  15. 1.1. 8杉並区「リサイクルひろば高井戸」
  16. 1.1. 9豊島区「豊島リサイクルセンター」
  17. 1.1. 10板橋区立リサイクルプラザ
  18. 1. その他の首都圏自治体のリサイクルショップなど
  19. 1. 当サイトおススメ品目

自治体など公共機関が主催、提携するリサイクル(リユース)ショップとは?

新品同様に蘇ったリサイクル家具

今回は自治体が運営するリサイクル施設で家具を扱っているところをメインに紹介したいと思います。リサイクルショップというと店頭に置かれている冷蔵庫やテレビなどから、小型家電、雑貨、謎の小物?まで多種多様な品物が売られているイメージですね。チェーン展開しているショップもあれば、地域密着のこじんまりしたお店もあり、どこの地方でもそれなりに見かけます。

それに対して自治体が自ら、もしくは提携業者などに依頼して運営しているリサイクルショップもあります。多くの自治体ではリサイクルではなく、リユースという名称を使っています。資源を一度溶かしたりして新しく形にするリサイクルに対し、リユースは一度使用したものを基本的にそのまま再利用することを言うからです。一般的にリサイクルという名称が浸透していますし、当記事では店名とかでなければ、すべてリサイクルという表記で統一したいと思います。

民間のリサイクルショップとの違い

では民間のリサイクルショップと自治体のそれとではどう違うのでしょうか。税金で運営されているため自治体の方が全般的に価格が安いですが、金額以外で一番の違いは品目です。民間のリサイクルショップではとにかく品揃え第一みたいなお店も多く、動物の置物や使い道が見つからなそうな雑貨などもあったりします。雑然と品物を置いているような昔ながらのお店ではそもそも値札が付いていない商品があったりもします。

それに対して自治体の場合、引き取りできない品目が多く、危険物(花火・ライター・刃物類)や食料品などは当然として、自転車やゴルフ用具、CDなどリサイクルショップに普通にありそうなものもNGなケースが多いです。施設によっては大型の家具や高額商品がダメなところもあります。お役所仕事と言ってしまえばそれまでですが、かなり品目が限定されてしまうのが残念です。

1メリット

上記でも触れていますが、自治体のショップで購入するメリットはズバリ金額です。とにかく安い! ベッドが5000円とか、食器棚が4,000円という自治体もあります。さらには無料でゲットできるという自治体もあります。もともと粗大ゴミで回収した家具などを補修して展示しているようなところではタダのところがけっこうあります。転勤の多い社会人やビンボー学生などは積極的に利用していきたい制度ですね。

2デメリット

デメリットは品目が少ないのはもちろん、手間がかかること。登録して、決まった日に抽選があったりして、落選したり、すぐには手に入らないこともあります。1回あたり2点までとかの制限もあり、営業時間も民間のリサイクルショップに比べて短い(だいたい17時には終わり)です。社会人などは平日には行けませんし、土日休みのところしかない自治体では利用自体が無理ということも。

東京23区の家具を扱う主な公営リサイクルショップ

そんな美味しいことばかりではない自治体のリサイクルショップですが、お宝が眠っていることも多く、新品や最新機種などにこだわりのない方にはかなりの節約にもなり、賢く利用すれば定価では手が出ないような高額な家具をゲットすることができます。

ここからは東京23区で家具を扱うリサイクル施設を運営している区の中から10区を選んで紹介します。それぞれ扱っている商品が違いますし、欲しい品目がない場合もあるとは思いますが、せっかく税金を払っていることですし、少しでもお上の制度を上手に利用したいところです。

1千代田区「リサイクルセンター鎌倉橋」

     
住所 千代田区内神田2‐1‐8
電話番号 03‐3253‐1970
開館日 毎月1日~25日の火曜日~日曜日
開館時間 10:00~18:00
登録要件 18歳以上の区内在住、在勤、在学者
精算方法など 所定の用紙に記入し代金支払い。その場で購入可能
配達サービスなど なし
備考 購入した品物は1週間以内に運びだしてください
   

家庭で使われていない雑貨・衣類などを出品者から預かり(出品登録と出品料が必要)、必要としている方に有料で譲るというシステム。出品者には売上金が全額還付されます。出品したい方はまず登録し、登録証をもらうことで出品ができるようになります。ひとり1か月10点(衣類は5点)まで出品でき、物品保管料として1品200円(6点目から10点まで400円)を出品時に払う必要があります。(※2020年3月時点の料金です。)

扱っている品目は、再生家具(金額は修理にかかった実費)、再生自転車(程度、酒類により異なる)、衣類、雑貨など。管理が難しい品目(食品、動植物など)や安全性や品質保証ができないもの(刃物類、電器製品など)は出品できません。価格は上限1万円で出品者が自由につけていいそうです。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

2港区「家具のリサイクル展」

     
住所 港区港南5‐7‐1
電話番号 03‐3472-8186
開館日 日曜日、毎月第3木曜日、年末年始以外
開館時間 9:30~16:30
登録要件 誰でも購入可(登録の必要なし)
精算方法など その場で購入可能
配達サービスなど 区内と、江東区を除く隣接区のみ可能
備考 配達できない地域の方は業者を雇うなり自己責任で運びだしてください
   

港区では家庭で不用になった良質な木製の家具等の現物を確認のうえ、状態が良ければ無料で引き取り、家具のリサイクル展で展示し、希望者に有料(運搬料は自己負担)で提供しています。家具の購入は1回につき1世帯で2点までです。

お金持ちの多い港区から出た家具ということで、質の良さそうなものが多く、しかも5,000円程度で購入できます。状態のいい家具や高額なものはすぐに売れてしまうそうです。10万円以上は軽くするような家具が格安で手に入るのは魅力的ですね。日曜日はお休みですが、土曜もやっている(9:30~16:30)ので、興味のある港区民は一度下見に行ってみては。

3新宿区「西早稲田リサイクルセンター」

 
住所 新宿区西早稲田3‐19‐5
電話番号 03-5272-5374
休館日 毎週月曜日(月曜祝日は開館し翌平日が休館)、年末年始
開館時間 10:00~17:00
登録要件 誰でも購入可(登録の必要なし)
精算方法など その場で購入可能
配達サービスなど 新宿区と隣接する区(豊島・中野・渋谷・文京)まではリストに表示された金額でセンターが配送を請け負います
備考 電話やメールでの予約等はありません。店頭での現金のみの販売です
 

新宿区には高田馬場と早稲田の2か所にリサイクル施設がありますが、家具は西早稲田リサイクルセンターで取り扱っていて、タンス、テーブル、ソファ、机、イス、その他(本棚、鏡など)が出品されています。1,000円から30,000円(ソファ)と値段にはかなり幅があります。

港区に比べて品目は少ないですが、毎月2回のフリーマーケット開催や、譲ります情報(希望価格が設定されています)がかなり充実しているので、HPをチェックしてみてください。フォーマットがかなり懐かしいタイプなんでレトロな気分を味わえます(笑)

4墨田区「すみだリサイクルセンター」

墨田区では小型の家具が多いようです
    
住所 墨田区江東橋3‐5‐7
電話番号 03-3846-0241
開館日 月の前後半を除く火曜日から木曜日(月によって違います)
開館時間 9:30~15:30
登録要件 区内在住、在勤、在学の満15歳以上の方
精算方法など 毎月最終開館日の午後に公開抽選を行い、当選すると無料
配達サービスなど なし
備考 抽選日の翌日から5日以内(日曜日を除く)に、自身の責任において引き取り(運搬)してください

錦糸町駅近くにあるすみだリサイクルセンター。館内に展示してある家具などを見て、希望する品物があれば、所定の「申込用紙」に必要事項を記入し投票してください。(1名につき2点まで投票できます)

抽選結果はリサイクルセンターで発表し、当選者には電話で連絡がいきます。駐車場がないので、大きな家具などの場合、車を停めたパーキングなどまでの運搬が大変になりそうです。

5品川区「リサイクルショップリボン旗の台店」

 
住所 品川区旗の台5-13-9
電話番号 03-5498-7803
休館日 毎週水曜日・年末年始・特定日
開館時間 11:00~19:00(土日祝は18:00まで)
登録要件 誰でも購入可(登録の必要なし)
精算方法など その場で購入可能
配達サービスなど 区内のみ紹介(有料)
備考 区外は自己責任でお願いします

「リサイクルショップリボン大井町店」

  
住所 品川区広町2-1-36
電話番号 03-5742-6933
定休日 毎週土曜日・年末年始・特定日
開館時間 10:00~17:30
登録要件 誰でも購入可(登録の必要なし)
精算方法など その場で購入可能
配達サービスなど 区内のみ紹介(有料)
備考 区外は自己責任でお願いします

品川区には二か所のリサイクルショップがあります。NPO法人「エコタウンしながわ」が品川区の協力を受けて運営しています。いずれも洋服や雑貨、陶器、家具など、家庭にある不用品をお客様から委託預かりをして販売しています。旗の台店では小型家具のみ、大井町店では大型の家具も取り扱っています。

6渋谷区「美竹リユースコーナー 」

住所 渋谷区渋谷1-2-17
電話番号 03-5466-1020
休業日 第2土曜日、日曜日、祝休日、年末年始
開館時間 9:00~18:00(土曜日は16:00まで)
登録要件 来館して直接申し込み
精算方法など その場で購入可能
配達サービスなど 渋谷区内に限り1点800円
備考 購入申込は、1か月につき1人2点まで

「本町リサイクルセンター・レインボーほんまち」

住所 渋谷区本町1-56-2
電話番号 03-3372-1020
休業日 毎週月曜日、祝休日、年末年始
開館時間 9:00~17:00
登録要件 来館して直接申し込み
精算方法など その場で購入可能
配達サービスなど 渋谷区内に限り1点800円
備考 購入申込は、1か月につき1人2点まで

※2020年3月時点の料金です。
※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

渋谷区には二か所のリサイクル施設があります。いずれも再生木製家具を販売していますが、引き取り業務は美竹リユースコーナーのみで行っています。休館日を除く毎日家具を展示しています。

家具には色々制限があり、高さ130cm・幅90cm・奥行60cm以内の木製家具で、ソファは一人用のみ、ベッドはベビーベッドのみなどとなっています。

7中野区「リサイクル展示室」

住所 中野区松が丘1-6-3
電話番号 03-3387-2411
開館日 年末年始を除く毎日
開館時間 8:30~17:00
登録要件 区内在住・在勤・在学者が申し込み書に住所、氏名、連絡先電話番号、希望の品などの必要事項を記入
精算方法など 抽選により当選者が無料で持ち帰り可能
配達サービスなど なし
備考 当選者本人が当選ハガキを持参し期間内に引き取ってください

中野区にある「リサイクル展示室」では粗大ごみの中からまだ使用できる家具などを選び、毎月1日から約2週間、50点を展示しています。展示品は抽選で希望者が無料で持ち帰ることができます。他にも文庫本やコミックなども無料で持ち帰ることができます。

申し込みの流れは以下になります。希望の品物をリサイクル展示室1階窓口で申し込む。公開抽選会が行われる。当選者にハガキで通知される。当選者自身が品物を引き取りに行く。抽選日はだいたい毎月15日前後で、引き取り期間は翌日から25日くらいまでになります。

8杉並区「リサイクルひろば高井戸」

ソファ3,000円から、ベッド4,000円からとかなりリーズナブル
住所 杉並区高井戸東3-7-4
電話番号 03-3331-4360
定休日 毎週水曜日、年末年始
開館時間 9:00~17:00(1Fのみ。2Fは16:00まで)
登録要件 誰でも購入可(登録の必要なし)
精算方法など その場で購入可能
配達サービスなど 杉並区内の方に限り無料
備考 エレベーターのない建物の場合は1階の階段入り口まで

杉並区のリサイクルひろば高井戸は1階が家具や食器類、2階が衣料品や雑貨などのコーナーになっています。気に入った家具があればその場で購入できます。テーブルなどで3,000円くらいから、ベッドは4,000円からあります。こちらで受けられない品目は「不用品情報コーナー」などもありますので、そちらを利用してください。

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

9豊島区「豊島リサイクルセンター」

住所 豊島区北大塚3-29-11
電話番号 03-3910-1031
開館日 土曜・日曜・月曜日(年末年始除く)
開館時間 10:00~17:00
登録要件 18歳以上の区内在住・在勤・在学の方
精算方法など 抽選により当選者が無料で持ち帰り可能
配達サービスなど なし(業者の紹介のみ)
備考 当選結果はセンター1階玄関ホール、2階展示場、ホームページで掲載します。電話での問い合わせもOK

豊島区では区民から粗大ごみとして出された家具の中から、使用可能なものを修理・清掃して展示し、抽選によりあっせんする「豊島リサイクルセンター」があります。第2・第4月曜日に公開抽選をしており、抽選日と同じ週の土曜日から次回抽選日前日まで、当選結果を掲示しています。

10板橋区立リサイクルプラザ

住所 板橋区舟渡4-16-6
電話番号 03-3558-5374
開館日 年中無休(年末年始除く)
開館時間 9:00~17:00
登録要件 小学生以上なら誰でも購入可(リサイクルプラザで申込み用紙に必要事項を記入)
精算方法など 毎月最終日(12月29日を除く)に抽選し、当日連絡。1週間以内に代金支払いし、翌月の抽選日までに引き取り
配達サービスなど なし(業者の紹介のみ)
備考 1か月で1点のみ申し込みできます

板橋区の「板橋区立リサイクルプラザ」では直接施設に来た方のみ家具の申し込みができます。その他衣類や雑貨などのリサイクル商品はいたぷらショップ(1階展示コーナー)で販売しています。

その他の首都圏自治体のリサイクルショップなど

以上東京23区の家具を扱っている主な施設を紹介しました。リサイクル施設はあっても家具などは取り扱っていないという自治体もあるため、お住まいの自治体がそうした取り組みをしているかどうかは、HPで確認してみてください。

千葉県松戸市では「リユース工房 みらいず」が19年5月にオープン。粗大ごみ等の中から使えそうなものを障害者就労施設で修理・清掃して販売。市内の障害者就労施設から公募した「まつかぜの会」と「松里福祉会」と連携して、粗大ごみリユース実証事業に取り組んでいます。

神奈川県では横浜市が各区の事務所などでリユース家具の展示を行っていますし、相模原市でもリユース家具の展示と譲渡を行っています。埼玉県ではさいたま市でリサイクル家具展示販売会、飯能市や羽生市でもリユース品販売会などを開催しています。フリーマーケットなどは多くの自治体でやっていますが、リユース品の販売などは手間もかかるためある程度人口が多く大きな自治体に限られるようです。

当サイトおススメ品目

以上23区を中心に自治体が運営するリサイクル施設を紹介しました。その場で購入して持ち帰れるところもあれば、月に1回の抽選などで、手に入れるまで1か月以上かかるようなシステムの施設もありました。金額も無料から、数万円するような民間なみの値付けをしている区もあり、千差万別です。

その中で当サイトのおススメの品目はソファやテーブルです。ベッドなどはどうしても他人が使った中古に抵抗があると思いますが、ソファは基本座るだけですし、テーブル(イスも含め)は心理的な抵抗はさらに低いことでしょう。しかもそれなりの素材を使ったものなら最低でも数万、大きいものやブランド品などは数十万円することも珍しくありません。それが港区のケースでは5,000円くらいでその場で手に入るのですから、まさにお宝です。抽選がある自治体などは運次第な面もありますが、まだ世間的にそれほど知られていないだけに、こうした自治体の制度をうまく利用したいところです。