学習机を処分するには?リサイクルや廃棄の手順を詳しく解説

「子どもがいままで使ってきた学習机をそろそろ処分したい」と思う人はいるはず。自分の子どもが自立したり住まいを引っ越したりするときに、重たい学習机の処分は悩ましいことです。

サイズが大きくて持ち運びにくい学習机を処分するには、業者に依頼することで処分の手間が少なくなります。スムーズに学習机を手放すために、リサイクルや廃棄処分する方法について詳しく知っておきましょう。

目次
  1. 1. 学習机を処分するときの注意点
  2. 1.1. 1リサイクルするのは難しい
  3. 1.1. 2配送するには高額な費用が発生する
  4. 1.1. 3高く売るにはクリーニングが必須
  5. 1. 学習机を中古品として処分するには
  6. 1.1. 1リサイクルショップに買い取ってもらう
  7. 1.1. 2フリマアプリやオークションで売る
  8. 1.1. 3家具の買い替えで引き取ってもらう
  9. 1.1. 4身近な他人に譲る
  10. 1. 学習机を廃棄処分するには
  11. 1.1. 1分解して普通ゴミで捨てる
  12. 1.1. 2粗大ゴミとして回収してもらう
  13. 1.1. 3不用品回収業者に依頼する

学習机を処分するときの注意点

一般的なテーブルよりも大きい学習机を1人で捨てるのは簡単ではありません。ゴミとして処分するには学習机を分解する必要があり、処分するのに時間と手間がかかります。

また学習机の天板は30cm以上のものが多く、不燃ゴミとして捨てるのは不可能です。もしパーツを分解したとしても定められた基準より一部のパーツが大きい場合、そのパーツだけ粗大ゴミの対象となります。

東京都世田谷区のように分解しても粗大ゴミの対象となる地域もあるため、処分する前に自治体のルールを確認することが重要です。

あなたが学習机を処分するときの注意点は他にも3つあります。

● リサイクルするのは難しい
● 配送するには高額な費用が発生する
● 高く売るにはクリーニングが必須

間違った捨て方をしないために、それぞれの注意点を詳しく理解しておきましょう。

1リサイクルするのは難しい

学習机は子どもが小学生のときから社会人として自立するまで使うパターンが多く、他の家具よりも使う期間が比較的長いです。家庭によっては10年以上も同じ机を使い続けている人もいます。

長く使った学習机には傷や汚れといった劣化が出やすく、家具としての価値は下がりやすいもの。見た目がキレイでない学習机はニーズが少なく、リサイクルするのが難しくなります。

また子どもを持つ親としては新品の学習机を買いたいと思うこともあり、中古品の学習机は避けられることが多いです。ネット通販で安く新品の机を買える今では、中古品の机を買う機会は少なくなっています。

ですが見た目が問題なく使い勝手がよければ、子どもが使った学習机をリサイクルすることは可能です。処分する前に学習机の状態を確認して、リサイクルするかどうか判断することを勧めます。

2配送するには高額な費用が発生する

学習机を他人に渡してリサイクルする場合、配送するために業者へ依頼することがオススメです。自分で学習机を箱に包んで送るのは難しいですが、今では業者に配送を任せるサービスが利用できます。

梱包から配送、設置まで依頼できるサービスを活用することで、机を送る手間がかかりません。ですが大型の家具を任せて配送するには、通常よりも高額な郵送費用が発生します。

例えばヤマトホームコンビニエンスの家財宅急便の場合、学習机のサイズに応じた料金は以下の通りです。

学習机のサイズ(3辺の合計) 配送料金
300cm 9,950円~35,150円
350cm 15,050円~54,950円
400cm 21,250円~53,950円
450cm 27,450円~67,950円

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

配送する距離や学習机のサイズが小さくても、配送業者に依頼することで安くて1万円程度の配送料金が発生します。机を高く売れない場合は廃棄処分を検討してみると良いですね。

3高く売るにはクリーニングが必須

「どうしても他人に机を売ったり譲ったりしたい」と思う人もいるはず。他人に今まで使ってきた学習机を譲るのであれば、新品同様なまでにクリーニングすることがオススメです。

汚れを減らすことで他人に喜ばれやすくなり、手放したときに悪印象を与えることが防げます。学習机をクリーニングするには洗剤やスポンジ、キッチンペーパーなどを使うと便利です。

例えばシャーペンや鉛筆の汚れを消したい場合、水で汚れを落とせるスポンジで優しくこすることで落とせます。傷をつけないために素材やコーディングなどを確認したうえで掃除することが重要です。

もし机にシールの粘着汚れがある場合は酢で濡らしたキッチンペーパーを汚れ部分に当てて、ラップなどで固定すると良いですね。30分くらい経過したらペーパーを取り除くことで、粘着汚れがなくなります。

剥がしにくいシールを取り除くには、オイルやアルコールで濡らしてラップで覆うと剥がしやすくなります。中古の机を使う人のためにクリーニングしておくことで、学習机を少しでも高く売ることができるでしょう。

学習机を中古品として処分するには

「まだ購入してから年数が経っていない学習机を負担なく処分したい」と思う人はいるかもしれません。状態がよい学習机を手放す場合、中古品として処分することで発生する費用が少なくなります。

またリサイクルショップやフリマアプリなどで売れれば、お金を貰いつつ学習机をリサイクルすることも可能です。あなたが学習机を中古品として処分するには4つの方法があります。

● リサイクルショップに買い取ってもらう
● フリマアプリやオークションで売る
● 家具の買い替えで引き取ってもらう
● 身近な他人に譲る

どのようにして学習机をリサイクルするのか、それぞれの方法を詳しく知っておきましょう。

1リサイクルショップに買い取ってもらう

出張買取に対応したリサイクルショップが増えている今では、お店に学習机を買取してもらう方法が便利です。依頼することで業者が自宅に訪問して、不要な学習机を無料で査定してくれます。

もし業者の査定価格に問題がなければ、そのときに学習机の出張買取を依頼することも可能です。買取を実施する日になったら業者が自宅に再度訪問して、重たい机を引き取ってくれます。

例えば関東圏で買取サービスを提供している買取専門店アシストの場合、東京都23区であれば出張買取に対応。実際に学習机の出張買取を実施したことがホームページに記載されています。

リサイクルショップによっては学習机の買取に対応していないところもあるため、前もって業者と相談しておくことがオススメです。買い取ってもらうことで費用を払わずに学習机を手放せます。

2フリマアプリやオークションで売る

家庭で使用していた学習机を高く売りたい人にはフリマアプリやオークションで出品することがオススメです。机の状態や価値がよければリサイクルショップの買取よりもお金を多く受け取れます。

注意点は学習机を配送すると料金が高額になり、高く売って利益を得るのが難しくなることです。机を自宅で引き取ってくれる人に限定して、高額な配送を避けると良いですね。

3家具の買い替えで引き取ってもらう

もし店舗やオンラインショッピングで新しい学習机を購入する場合、お店側が古い机を回収してくれる場合があります。配送料がかかるところが多いですが、業者に引き取りを任せられるのがメリット。

例えばニトリの配送時における家具引取の場合、配送員設置商品を購入することで同じ種類の家具を引き取ってくれます。1回の配送で税込3,300円の料金(2021年3月時点の金額です)であり、安く処分できるのが特徴です。

4身近な他人に譲る

子どもが使うことを想定して作られた学習机は大人が利用することも可能であり、家族や知人に譲る方法もあります。パソコン作業や趣味などで机が欲しい人が周りにいるのであれば、譲ることを検討してみましょう。

またネットにある無料の掲示板を利用して、自分が住む地域に学習机を無料で引き取ってくれる人がいないか探すこともオススメ。例えばジモティーを使うことで机を必要としている人に無料で譲れます。

学習机を廃棄処分するには

「長年使ってきた学習机が劣化してきたから、そろそろゴミとして処分したい」と思う人もいるはず。あなたが学習机をスムーズに廃棄処分するには3つの方法があります。

1分解して普通ゴミで捨てる

ネジなどの金具で固定された学習机であれば、自分で分解して普通ゴミとして捨てることが可能です。机をある程度の小さいパーツになるまで分解することで、処分する費用を安くできます。

普通ゴミとして出せる条件は1辺の長さが30cm以内のところが多く、小型の学習机であれば分解しやすいです。ですが大型の場合は天板などを分解できず、粗大ゴミの対象となる場合があります。

また自治体によっては学習机を分解しても、粗大ゴミの対象となるところも存在。例えば世田谷区の場合は30cm以下になるまで解体しても、粗大ゴミとして捨てることが必要です。

あらかじめ机のサイズや自治体のルールを確認してから、分解して捨てることを検討することを勧めます。

2粗大ゴミとして回収してもらう

学習机を解体してもサイズが大きい場合、粗大ゴミとして自治体に回収してもらうことが必要です。粗大ゴミの処理券を購入して、家の前に机を置くことで自治体が回収してくれます。

粗大ゴミを捨てるには手数料が発生するのが一般的であり、自治体によって料金は変動するものです。例えば世田谷区の場合、以下のように粗大ゴミ処理手数料が発生します。

ゴミの種類 収集料金
机(片袖、上棚付学習机、PCデスク) 1,200円
机(両袖) 2,800円
机(学習机の上棚のみ) 400円

※弊社にて確認した時点の価格を表記しております。金額や内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

学習机の買い替え時にお店で回収してもらうよりも、粗大ゴミとして処分するほうが安い場合があります。ですが引き取ってもらえないため、手間がかかることに注意しましょう。

3不用品回収業者に依頼する

家族の人数が多いと学習机以外にも不用品が多く存在することがあるはず。大きな学習机や不用品などをまとめて処分したい場合は、不用品回収業者に依頼することがオススメです。

業者が自宅まで訪問してくれて、使わなくなった机や家具、家電を引き取ってくれるメリットがあります。自分で処分する必要がないから、捨てるための手間がかかりません。

処分する不用品が多いと不用品回収を依頼するほうが、粗大ゴミとして捨てるよりも安い場合があります。自分の手間や処分する家具、家電の数で不用品回収を検討してみると良いですね。