不用になったウォシュレットって、どうすればいいの!?温水洗浄便座の処分方法と取り外し方法

1980年に発売して以来、今や一般家庭の80%以上に普及しているウォシュレット。

長年使用して、古くなったり、壊れたりして、新しいものに交換するという人も多いのではないでしょうか?そこで問題になるのが、不用になったウォシュレットをどうやって処分するかということ。

ここではウォシュレットの処分方法と取り外し方法についてご紹介します。

ちなみにウォシュレットはTOTO社の登録商標で、一般名称としては「温水洗浄便座」という言葉が使われています。

 

目次
  1. 1. ウォシュレットを自分で取り外す方法
  2. 1.1. 1ウォシュレットを取り外す際の注意点
  3. 1.1. 2ウォシュレットの取り外し方
  4. 1. 不用になった温水洗浄便座って売れるの?
  5. 1. 温水洗浄便座を買い取ってもらう方法
  6. 1.1. 1買取ショップに依頼
  7. 1.1. 2新品交換で下取りに出す
  8. 1.1. 3その他の買い取ってもらう方法
  9. 1. ごみとして捨てる方法
  10. 1.1. 1ごみとして自治体に出す
  11. 1.1. 2不用品回収業者に依頼する
  12. 1. 温水洗浄便座が不用になったら

ウォシュレットを自分で取り外す方法

ウォシュレットを処分するためには、まずはトイレから取り外す必要があります。
ここではご自身でウォシュレットを取り外す注意点と手順についてご紹介します。

なお、事前に準備しておくものとしては、ドライバー(プラス・マイナス)、モンキーレンチ、スパナ、タオル、水受け用のバケツ類があります。

 

1ウォシュレットを取り外す際の注意点

ウォシュレットを取り外す前の準備として、まずは作業中の感電リスクを防ぐため、ウォシュレットの電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。

次にタンク近くにある止水栓を閉めましょう。止水栓を開けたまま作業を行うと、トイレが水浸しになってしまいます。

止水栓は、手で蛇口を回す「ハンドル式」、マイナスドライバーで閉める「ドライバー式」、スパナで閉める「内ネジ式」などがあるので、タイプに合わせた方法で止水栓を閉めてください。

止水栓が見つからない時は、屋外の水道メーター近くにある止水栓を閉めるという方法もあります
こちらの止水栓を閉めると、トイレだけでなく、家中の水道が出なくなるので留意してください。

 

2ウォシュレットの取り外し方

では、いよいよウォシュレットを取り外していきます。

1)ウォシュレットとトイレタンクを外す

タンクのないタイプのトイレの場合は先へ進んでください。
手洗い器付きのタンクの場合、給水ホースを取り外す必要があります。タンクのフタを持ち上げ、給水ホースを固定しているナットを外します。

大抵の場合、手で簡単に取り外すことができます。外す際、ホースに残った水が流出することがあるので、バケツやタオルで水を受けるようにしてください。

なお、手洗い器のないタンクの場合、タンクのフタを持ち上げるだけで、簡単に給水ホースを取り外すことができます。

 

2)給水管を取り外す

タンクと分岐金具をつないでいる給水管(金属製のジャバラ)をモンキーレンチもしくはスパナで取り外します。

タンク内部の金具を手で押さえながら行うと、簡単に外れます。
給水管の中に水が残っていることがあるので、バケツやタオルを使って水が床に流れ出ないようにしましょう。

 

3)分岐金具を取り外す

モンキースパナで分岐金具を取り外します。
なお、分岐金具の接続部に挟まっているゴムパッキンは、金具を接続し直す時にも再度必要になりますので、なくさないように取っておきましょう。

 

4)ウォシュレット内の温水を抜く

ウォシュレット内でスタンバイしている温水を抜き取ります。
便座裏側にある温水タンクの止水ネジをドライバーで左に回すと、温水が流れ出ます。

便器に流れるタイプと、そのまま下に流れ出るタイプがあるので、水受け用のバケツを置いて作業してください。

 

5)便座を取り外す

ウォシュレットの便座は、便器に直接ボルトナットで取り付いているタイプと、便座と便器の間のベースプレートと呼ばれる金具で固定されているタイプがあります。いずれもドライバーを使って取り外すことができます。

 

6)アース線を抜く

感電・漏電防止用のアースが付いていたら、それを外します。これでウォシュレットの取り外しは完了です。

なお、ウォシュレットの機種や他メーカーの温水洗浄便座は、取り外し方法が異なる場合があります。
その際は、取扱説明書をご覧になるか、各メーカーのサポート窓口にお問い合わせください。

 

不用になった温水洗浄便座って売れるの?

取り外した温水洗浄便座はどのように処分すればいいでしょうか?
果たして買い取ってもらうことはできるのでしょうか?

不用になった温水洗浄便座ですが、値段がつかないことがほとんどです。

温水洗浄便座そのものは需要の高い人気商品ですが、感情的な面からも、衛生的な面からも、見ず知らずの人が長年使用したものを使いたいという人は非常に少ないのが現実です。そのため、使用感のある温水洗浄便座は、きれいに掃除してあったとしても、ほとんど買い取ってもらうことはできません。

ただし、温水洗浄便座がすべて買い取ってもらえないわけではありません。

たとえば、人からもらったものの使う予定のない新品未使用品や、購入したものの自宅のトイレに取り付けられない未使用品、展示用などに使った新古品、モデルルーム等で数回使っただけの使用感のほとんどないものであれば、買い取ってもらえるケースがあります

では、そんな新品同様の温水洗浄便座はどこで売れるのでしょうか?

 

温水洗浄便座を買い取ってもらう方法

1買取ショップに依頼

不用になった温水洗浄便座を買い取ってくれるのはリサイクルショップです。

前述したように、リサイクルショップで買い取ってもらえるのは”新品未使用品のみ“というところがほとんどで、なかにはウォシュレットを取り扱っていないお店もあるので、近所にリサイクルショップに持ち込む場合は事前に問い合わせるようにしましょう。

そのほか、温水洗浄便座の買取を行っている大手リサイクルショップ並びに専門ショップをいくつかご紹介しましょう。

 

・【高く売れるドットコム(https://www.takakuureru.com/)】

業界大手の総合買取サービスです。出張買取、店頭買取、宅配買取に対応しており、全国ほとんどのエリアへ出張買取が可能です。送料・査定料・手数料は無料です。温水洗浄便座については、基本的に新品未使用品もしくは数回使用しただけの美品のみ買取が可能です。

 

・【ワーライン(https://www.mizumawari.worline.co.jp/)】

ウォシュレットなどの温水洗浄便座をはじめ、トイレ・キッチンの水まわり品の専門買取ショップです。

電話もしくはメールで申し込み、商品名や型番、状態などを伝え、買取金額の概算を算出。金額に納得されたら、提携の配送業者が集荷に伺うという流れです。東京、埼玉、千葉の一部にお住まいの方は出張買取も可能です。

ワーラインの特徴は、中古品でも買取が可能であること。使用感のある温水洗浄便座でも買い取ってもらえることがあるので、まずは査定を受けてみてはいかがでしょうか。

 

2新品交換で下取りに出す

【TBS ishop (https://ishop.tbs.co.jp/)】

温水洗浄便座の販売業者のなかには、新しい温水洗浄便座を購入したお客さまへのサービスとして、例えばTBS ishopのように古い温水洗浄便座を数千円程度で下取りしてくれるケースがあります。

もし新しい温水洗浄便座に交換されるのであれば、下取りサービスやキャンペーンを行っている販売業者を探してみてはいかがでしょうか?

こうした下取りサービスの場合、リサイクル目的の回収ではないので、古いものや汚れているもの、壊れているものでも下取りしてくれることがあるのでおすすめです

とはいえ、必ずしも下取りサービスを行っている業者がいるとも限らないので、根気よく探してみてください。

 

3その他の買い取ってもらう方法

【ヤフオク!(https://auctions.yahoo.co.jp/)】

そのほか、例えば「ヤフオク!」ようなオークションサイトやフリマサイトなどに出品するという方法があります。

出品されているものはほとんどが新品未使用品や新古品ですが、なかには中古品の出品も見受けられます。

こちらは個人間の取引になるため、「欲しい」という人がいれば、多少使用感があってもていねいに洗浄・消毒しているものであれば、取引が成立しているケースがあります。

 

ごみとして捨てる方法

古いものや壊れているもので下取りにも出せない温水洗浄便座は、やむを得ず「捨てる」ということになります。

 

1ごみとして自治体に出す

捨てる方法としてまず思いつくのが、自治体にごみとして回収してもらうという方法です。

温水洗浄便座は、多くの自治体で“粗大ごみ”として扱われており、約400円程度で回収してもらうことができます。その際にゴミ処理券をコンビニやスーパー等で購入することになります。

粗大ごみの処理手数料は自治体によって異なるほか、地域によっては指定の収集袋に入るサイズの温水洗浄便座なら「不燃ごみ」扱いになるといったケースもあるので、お住まいの地域がどうなっているか、自治体のホームページ等で事前にご確認ください。

粗大ごみとして捨てる方法は、安い金額で収集してもらえる一方で、収集日が限られていること、収集場所まで自分で持っていくなどといったメリット・デメリットがあります。

 

2不用品回収業者に依頼する

転居間近など何らかの事情ですぐにでも処分したい場合や、温水洗浄便座以外にも処分したいものがたくさんある場合には、不用品回収業者に依頼するという方法もあります。

粗大ごみに比べると回収料金は高くなりますが、不用品回収業者のメリットはとにかく迅速なこと。タイミングが良ければ、申し込んだ当日に、自宅まで回収に来てくれることもあります。

なお、不用品回収業者を名乗る業者のなかには、不当に高い回収費用を請求したり、回収した不用品を不法投棄するような悪徳な業者も潜んでいます。
不用品回収業者を利用する場合は「一般廃棄物処理業」の許可を持った適正な業者を選びましょう。

 

温水洗浄便座が不用になったら

長年使った温水洗浄便座は、なかなか買い取ってもらうのは難しいもの。特に古いタイプや壊れたもの、汚れのひどいものは、友人知人にあげるわけにもいかないので、恐らく捨てることになるでしょう。

捨てる方法としては、粗大ごみとして自治体に出すのが最もポピュラーで安価な方法ですが、忙しくて時間がない、粗大ごみの収集日に合わせられないなどといった場合、いちばん手っ取り早いのが不用品回収業者です。
回収金額が不安な場合は、まずは気軽に見積りだけでも依頼されてみてはいかがでしょうか。