断捨離ってなんだ? 捨てるより自分にとって本当に価値のある物を残すことが大事。まずは身近な断捨離でお部屋をスッキリしよう!

断捨離という言葉を聞いたことがありますか? 2010年の流行語にも選ばれていますので、名前だけは知っているという方も多いのでは。ではそもそも断捨離とは一体どういう意味でしょうか?

目次
  1. 1. 断捨離の定義とは?
  2. 1.1. 1不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想が断捨離
  3. 1.1. 2ミニマリストや片づけ術との違い
  4. 1. お家の中で優先順位を決めて処分しよう
  5. 1.1. 1キッチンの断捨離から始めよう
  6. 1.1. 2思い出の品は写真に撮ってデータだけにするのもあり
  7. 1.1. 3リビングやバスルームは家族と相談しながら
  8. 1. 自治体の不用品回収やリサイクルなども賢く利用しよう!

断捨離の定義とは?

服や本、書類などが大量にある部屋。若い人に多そうなタイプの部屋です

Wikipediaによると以下のようです。断捨離は、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用し、
・断:入ってくるいらない物を断つ。
・捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
・離:物への執着から離れる。
として不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。

1不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想が断捨離

ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは一線を引く。とあり、「不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想の事。やましたひでこ(山下英子)の著書において発表された言葉。」と紹介されています。彼女の登録商標であるため、無断で商標として利用する事は出来ません。公式で「個人的な断捨離体験を語り発信するのは、ご自由です」とし、一般的に言葉を使うことは自由なため、当記事では断捨離について紹介させていただきます。

2ミニマリストや片づけ術との違い

ちなみに似たような意味で使われる“ミニマリスト”ですが、やましたさんによると「断捨離はミニマリストではない」だそうです。ブログなどでは「ミニマリストが断捨離~」的なものも多いですが、今回は断捨離のみについての記事として読んでいただければと思います。

やましたさんの公式サイト(https://yamashitahideko.com/)によると「断捨離というと新しい片づけ術かと思うかもしれませんが、そうではありません。断捨離とは、モノへの執着を捨てることが最大のコンセプトです。モノへの執着を捨てて、身の周りをキレイにするだけでなく、心もストレスから解放されてスッキリする。これが断捨離の目的です。」とあります。

必要がない、使わないのに捨てられずに家の中で場所を取っている家具や衣類などを手放すことで部屋がスッキリするだけでなく、ストレスも解消されるといいます。中には思い出の品などもあるとは思いますが、めったに見ない、使わないものは思い切って捨ててしまった方がいいんでしょうね。

今やアメリカでも大人気の“こんまり”こと近藤麻理恵さんの大ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)にも通じますね。当時のテレビ番組ではお二人の共演などもありました。

お家の中で優先順位を決めて処分しよう

雑然とものがあるキッチン。扉を開けるとさらに凄そう

ではここからは具体的に家庭内の断捨離について見てみましょう。まずはキッチンから。断捨離する優先順位として、賞味期限切れの食品、壊れたか古くなった電化製品はまず確実に捨てましょう。続いて使用頻度の低いもの、使い勝手が悪いもの、必要以上に数が多いもの(割りばしやコンビニ袋、皿やコップなど)、なくても代替できるなどそれほど困らないもの(多機能家電、便利グッズなど)といったところでしょうか。

1キッチンの断捨離から始めよう

キッチンに関しては一人暮らしや子供のいる家族など、人数によって必要な食器の数、適量を把握することが大事。いつか使うかも、前に一回使った、といった今は必要のないものは思い切って捨ててしまう、もしくはリサイクルに出すなどがいいでしょう。後日どうしても必要になった場合はまた買えばいいことなんで。

2思い出の品は写真に撮ってデータだけにするのもあり

思い出の品(子供が描いた似顔絵などのような)は写真に撮ってデータで保存しておくというのも手です。家族写真なんかもそうですが、後で見るときにデータで見ればいいものは思い切って処分してもいいでしょう。棚の奥の方をゴソゴソしていたら思いがけない高価な品物があった、といったケースもあります。リサイクルショップやネットオークションで思わぬ金額になることもありますし、数が多ければ、フリーマーケットやバザーに出品するのも楽しそうです。

保存がきく食品などは、スーパーの安売りなどでまとめ買いする方も多いと思いますが、使いきれずに賞味期限切れになることもあるかと思います。よっぽど家族が好きな食品(特定銘柄のラーメンとか)以外は、一つ減ったら一つ補充というサイクルで、総数を増やさないのがベストですね。食器なども新しいものを買ったら、一つ一番不要なものを処分するというパターンを決めておくと物が増えなくなります。

こうしてキッチンから物が減ってさっぱりするとストレスも減って気分も良くなるケースが多いようです。無駄が多かった食品の賞味期限切れによる廃棄なども減るでしょうし、まさにいいことずくめです。断捨離をするならまずはキッチンだけでも絶対にするべきです。

3リビングやバスルームは家族と相談しながら

バスルームの脱衣所に洗濯機があるとものが増える原因です

リビングに関してはライフスタイルや家族構成によって様々なので一概には言えないものです。例えば私はテレビが壊れてからは買い替えていないため見ていません(回収してもらっていないためいまだ鎮座していますが…)。テレビがなくても困らない生活になりましたが、子供さんのいる家庭ではテレビがない生活は考えられないでしょう。ソファやテーブルなども断捨離は難しいことでしょう。家族で相談するなどして、最初は雑貨や小物から少しずつ物を減らすのがよさそうです。

洗面所やお風呂などのバスルームも不用品の宝庫です。シャンプーなどはお父さんと娘さんが同じブランドじゃなかったりして複数あるケースもあると思いますが、ちょっとずつでも減らしたいですね。共通の物ですと、バスマット、すのこ、スポンジ、ラックやかごなどは断捨離候補になります。シェアできるものはできるだけシェアして数を減らすのがポイントですね。前述のスーパーの安売りでシャンプーや歯ブラシのストックが場所を取っているという家庭も多いと思います。腐るものではないにしろ、無駄なことには間違いありませんから、さっさとリストラ(もしくはストックの新品に入れ替え)しちゃいましょう。

自治体の不用品回収やリサイクルなども賢く利用しよう!

あと個人的にバスタオルは不要だと思っています。手ぬぐいサイズのフェイスタオルがあれば余裕で体を拭けますし。家族で使いまわしたり3日くらい同じタオルを使用する方もいらっしゃると思いますが、雑菌が増えたりするので基本的に避けた方がよさそうです。フェイスタオルなら洗濯でも乾くのが早いし、場所も取りません。髪の長い女性はちょっと厳しいかもしれませんが、100円ショップなどでは大きめのタオルなども売ってますし、バスタオルを思い切って捨てて(もしくは雑巾などにして)しまうのも一考の余地があると思いますが、いかがでしょうか。

あとは衣類、下着類などですが、この辺りは様々な媒体でも取り上げられていますし、省略させていただきます。ネットで検索すればいくらでも出てきますしね。断捨離はヨガの思想にも通じるものがありますが、まずは気楽な気持ちで余分な家具や家電、日用品を処分しましょう。自治体の不用品回収やリサイクルなども有効活用したいですね。