マッサージ機を処分する方法は? 費用や捨てる際の注意点を解説
使わなくなったマッサージ機を処分したいと思ったとき、どのような処分方法があるかご存知ですか?この記事ではマッサージ機を処分する方法を、お金に変える方法から有料で引き取ってもらう方法まで5つご紹介します。ぜひご参考ください。
目次
マッサージ機が不要になった時の一般的な処分方法5選
マッサージ機の処分方法に入る前に、まずは処分するマッサージ機の種類を確認します。
大型マッサージ
●マッサージチェア
全身のマッサージを行える
小型マッサージ
●ハンディタイプ
コリが溜まった場所に直接当てることができる
●クッションタイプ
背もたれに立てかけてマッサージを行える
●フットタイプ
足の疲れをほぐすことができる。
このようにマッサージ機には様々なものがあります。タイプによって処分方法や処分する難易度は変わってきますので注意が必要です。それではマッサージ機を処分する5つの方法を簡単にご紹介します。
1.新しいマッサージ機に買い替えるときに下取りに出す
2.中古品としてリサイクルショップに買い取ってもらったり、フリマアプリなどで販売する
3.自治体でゴミとして捨てる
4.引越し時に引越し業者にまとめて引き取ってもらう
5.不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう
小型マッサージ機であれば、中古品として販売する方法や自治体にゴミとして出す方法が一般的です。大型のマッサージ機の場合は搬出が非常に大変で処分が難しくなります。そのため、不用品回収業者など家まで引き取りに来てくれる業者に依頼するのが望ましいでしょう。
それぞれの方法について以下で詳しく説明していきます。
買い替え時下取り方法と注意点
買い替え時に下取りしてもらえるのは、主に「大型マッサージ機(マッサージチェア)」での場合となります。
小型マッサージ機に関しては、新しく購入するときに古いものを下取りしてくれるところはほとんどありません。
マッサージチェアを新しく購入する場合、家にある古いものと入れ替えることができればスムーズですよね。大型のマッサージチェアの場合は場所を取りますので、できれば新しいものが届いたタイミングで古いものを撤去したいものです。
それでは、どのようなところがマッサージチェアの下取りに対応しているでしょうか。
家電量販店であれば「ケーズデンキ」がマッサージチェアの下取りを期間限定キャンペーンとして行なっていることがあります。キャンペーン期間であれば、お店で指定されたマッサージ機を購入する場合に古いマッサージチェアを約15,000円程度で下取りしてもらえることもあります。
また、テレビや広告などの通信販売で購入される方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、「ジャパネットたかた」や「通販天国」などが、下取りキャンペーンを行なっている場合があります。
このようなお店で購入すれば古いマッサージ機の処分と新しいマッサージ機の値下げを同時に行うことができます。新しいマッサージ機の購入を検討されている場合は一度キャンペーン期間中でないか確認してみてください。
基本的にこうしたお店の下取りサービスは、「キャンペーン」として行われていることが多いので注意が必要です。上で紹介した店舗でも常時下取りを行なっているわけではありません。
また、マッサージチェアを販売している全てのお店が下取りを行なっているわけではありません。さらに、先ほど紹介した下取りキャンペーンを開催しているお店でも、「下取り値引き対象商品」というものが定められています。
つまり、欲しいマッサージチェアがあっても、その商品では下取りに対応していない場合があるのです。下取り対象商品から選ぼうとすると選択肢が狭まってしまうのです。購入前に、下取りに対応しているかどうかを必ず確認するようにしてください。
メリット
●新しく購入する際の値引きになる
●新品設置と同時に古いものを撤去してくれる
デメリット
●いつでも下取りしているわけではない
●下取り値引き対象品の中から選ばなくてはならない
●状態などの問題で下取り不可の場合、有料引き取りになる
中古としてマッサージ機を売る方法と注意点
2つ目の処分方法は、中古品として販売する方法です。発売後約3年以内で状態の良いものや、パナソニック製など人気のあるメーカーのマッサージ機の場合は中古品として販売することでお金に換えることができるかもしれません。
小型のマッサージ機を処分したいとお考えでしたら、ゴミとして処分する前に一度こちらを試してみると良いでしょう。大型マッサージ機の場合は梱包や搬出が非常に大変で、大型のため送料も高額になります。送料だけで数万円以上かかることもありますのであまりおすすめの方法とは言えません。
中古品としてお金に換える方法には、
・リサイクルショップに持ち込んで買取してもらう
・メルカリやフリルなどのフリマアプリで販売する
・ヤフオクなどのオークションサイトに出品する
・ジモティーを使って、家まで取りに来てくれる人に販売する
といったものがあります。こうしたサービスを使うことで下取りとは違った形で不要になったマッサージ機を換金することができます。
中古として販売するにあたっては、小型・大型どちらの場合においても、「使用感が少なく正常に動くもの」ということが前提条件になります。小型マッサージ機であれば梱包や搬出も難しくありませんので、買取査定や出品はしやすいと言えるでしょう。
問題はマッサージチェアなどの大型のものです。大型マッサージ機をリサイクルショップにて買取してもらおうとする場合、査定してもらうために自分でお店まで持っていかなくてはなりません。もし値段がつかなかったら、再度自分で家まで持って帰らなくてはいけないのです。
また、フリマアプリやオークションサイトを使って出品する場合も、サイズが大きいと送料もその分かかってしまいます。メルカリでは送料のお得な大型らくらくメルカリ便というサービスを行なっていますが、350サイズ(縦横奥行きの3辺合わせた長さが350cm以内)でも送料が16,254円かかります。
※値段は2019年10月時点のものとなります。
ヤマト運輸のヤマトホームコンビニエンスらくらく家財宅急便を使えば集荷だけでなく梱包も行ってくれますが、350サイズの送料が約20,000円(関東から関西までの場合)と非常に高額と言えます。
たとえマッサージ機本体を1000円で売りたいと思っても、送料を入れると出品価格は2万円を超えることになってしまうのです。購入者側からするとどうしても割高に感じられるので、マッサージチェアは買い手もつきにくい商品と言えます。
買い手が現れなければ処分できません。処分方法としては別のやり方を取った方が良いでしょう。
メリット
●売れればお金になる
デメリット
●売れるまで処分できない
●販売の場合は送料が高額になる
●買取の場合は査定場所まで運ばなくてはいけない
自治体でゴミとして捨てる方法
下取りも販売も難しい場合はゴミとして処分する方法になります。
マッサージ機の場合、ゴミとしての種目は「不燃ゴミ」または「粗大ゴミ」となりますが、自治体によって種目や処分方法は異なります。そのため、ゴミとして処分する際には必ずお住いの自治体に確認してから処分するようにしてください。
市区町村のホームページでもゴミの処分方法は確認することができます。
【お住いの市区町村名 マッサージ機 処分】のように検索窓に入力し、各自治体のホームページを参考にしてください。
小型マッサージ機の場合は、「30cm×30cm」以内のものであれば不燃ゴミとして処分できることが多いです。不燃ゴミの日に所定のゴミ捨て場に持っていきましょう。または小型家電リサイクルボックスに入れるという方法もあります。大きいものでなければどちらの方法でも処分することができます。
しかし、それ以上の大きいものとなると粗大ゴミとしての処分となり「有料」になります。
粗大ゴミの処分方法は、
・自治体に問い合わせて処分の予約を行う
・指定された粗大ゴミ処理券をコンビニやホームセンターで購入する
・ゴミとなるマッサージ機に粗大ゴミ処理券を貼り付ける
・指定された日にゴミ収集場へ運ぶ
といった流れになります。
粗大ゴミの処理代金は自治体によって差があります。大きさや重さにもよりますが、マッサージチェアの場合は900円〜2,000円程度となっています。
一般的には代金は粗大ゴミ処理券の購入によって支払います。処分費用が900円の場合は、粗大ゴミ処理券を900円分購入してそれをゴミに貼り付けることになります。ただし、自治体によってはごみ処理券がなく、粗大ごみ回収時に現金で直接支払う自治体もあります。
大型のマッサージ機を処分する場合、最大の難点は「ごみ収集場まで運ばなくてはいけないこと」です。マッサージ機は60kg以上あるものが多く、それを一人で抱えてゴミ収集場まで運ぶのは危険でしょう。怪我や事故などにも繋がりかねませんので、オススメできる処分方法ではありません。
また、予約なしでいきなりゴミの日に収集場へ持っていっても回収してもらえません。それどころか近所の方に迷惑をかけ、さらに再び家まで運び直す必要まで出てきます。
自治体で処分する場合には上記の流れで正しく処分しなくてはなりませんが、それよりも搬出の必要のない別の方法を取ることをおすすめします。
メリット
●安価での処分ができる
デメリット
●収集場まで運ばなくてはならない
●収集日時の指定はできない
例:東京都世田谷区でゴミとして処分する方法、金額
マッサージ機をゴミとして処分する方法を、東京都世田谷区での処分を例にして具体的にお伝えします。
世田谷区のホームページによると、マッサージ機の区分は粗大ゴミとなります。世田谷区では一辺の長さが30cmを超えるゴミは粗大ゴミと規定されており、たとえ30cm以下に裁断(解体)して処分しようとしても粗大ゴミということに変わりません。
マッサージ機の解体は大きな危険も伴いますので、「粗大ゴミ」として正しく処分しましょう。
粗大ゴミとして処分する方法は、
●世田谷区粗大ゴミ受付センターに持ち込む
●電話で粗大ゴミ収集の予約を行う
のどちらかとなります。
※自治体によっては粗大ごみ受付センターがなく、ごみを自身で持ち運べないこともあります。
収集予約をする場合はマッサージ機の長さの合計(縦横奥行き)を伝えます。大きさにより代金と収集日と収集場所が伝えられますので、指定日時のまでに収集場へ持っていきます。
その際、有料粗大ゴミ処理券を貼っておきます。マッサージ機の場合は大きさによって金額が変わりますので、指定された金額の有料粗大ゴミ処理券をコンビニや商店等で購入します。
粗大ゴミの収集予約は世田谷区ゴミ受付センターへ電話またはインターネットから行うことができます。
世田谷区では、粗大ゴミ受付センターへ持ち込んでの処分の場合は処分費用が最大半額になります。持ち込みの場合は予約も不要です。しかし、大型のマッサージ機を積み込めるだけの車も必要になりますので余計に大変かもしれません。
今回は世田谷区の例で説明しました。自治体によって粗大ごみの基準や処分費などが異なります。粗大ごみを処分する際に、事前に自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
引越し時に処分してもらう方法と注意点
マッサージチェアほどの大きなものとなると、運び出しや梱包が非常に困難になります。そのため、手軽に処分するためには「家まで引き取りに来てくれる方法」を選ぶのが望ましいでしょう。
処分したいものを家まで引き取りに来てくれるサービスには「引越し業者」と「不用品回収業者」の2つがあります。
もし引越し時にマッサージチェアが不要になった場合は、引越し業者の不用品回収サービスを利用する方法があります。引越しの荷物と合わせて運び出して処分をするので、運搬は全て業者がやってくれます。
また、引越し業者によってはリサイクルショップと提携しているところもあります。そうした業者の場合はマッサージチェアの買取にも応じています。
ですが、引越し業者による不用品の引き取りは基本的に「有料オプション」となります。また、すべての引越し業者がやっているサービスではありませんし、引越し業者によってもエリアによって対応しているところとそうでないところがあります。
・引き取りに対応しているか。
・対象エリアに含まれているか。
・料金はどの程度か。
といったことを引越しの見積もりと合わせて事前に確認するようにしましょう。
メリット
●家から搬出する必要がない
●買取してもらえる可能性もある
デメリット
●基本的に引越しのときしか使えない
●引越し代金と別で料金がかかる
●対応していない場合もある
不用品回収業者を利用して処分する方法と注意点
家まで引き取りに来てくれるもう1つの方法が、「不用品回収業者」に依頼することです。
「リサイクルショップで買い取ってもらえなかった。」
「フリマアプリでも買い手がつかない。」
「ごみ収集場まで持っていけない。」
マッサージ機を処分する方法はいくつか紹介しましたが、このように処分できずに残ってしまうこともあります。そのような場合は不用品回収業者に依頼するのが便利です。
不用品の回収業者を利用すると、処分は基本的に有料となります。自治体のごみ収集と比べると割高になることもありますが、不要になったものを自宅まで希望の日時に引き取りに来てくれるというのは大きなメリットでしょう。
また、マッサージ機だけでなく不要なものをまとめて持っていってもらえるところもポイントです。
不用品の回収業者は全国にいくつもありますので、金額や内容を比較して選択することをおすすめします。信頼できる店舗の中から相見積もりが取れる弊社の「不用品回収業者の無料一括見積もり」を利用してみてください。
メリット
●家まで引き取りに来てくれる
●日時の指定ができる
●業者を選べる
デメリット
●料金がかかる
マッサージチェアなど大型のものを楽に処分するなら不用品業者がおすすめです。
小型のマッサージ機であれば、自治体でゴミとして処分したり中古として販売するなどといった方法があります。ですが、大型のマッサージチェアではそうした処分方法はなかなか労力がかかります。
マッサージチェアがゴミ置場においてあるのはあまり見かけたことがありませんよね。やはり自分でなんとか運んで処分しようという人はほとんどいません。
処分のしづらい大型マッサージ機ですので、多くの方は「不用品回収業者」を使って処分をされています。
費用がかかるのが唯一のデメリットとも言えますが、宅急便で送るにしても高額な送料がかかりますし、無理に運ぼうとして怪我をしてしまったらそれ以上の代償がかかってしまいます。
処分しにくいものに関しては、ぜひ不用品回収業者をご利用ください。